福井県ってどんな とこ?(2)織田信長のかげ|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第61回

福井県ってどんな とこ?(2)織田信長のかげ|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第61回

一乗谷の朝倉家館跡  向かったのは青々と茂った山々の谷間に広がる16世紀の久遠の世界、一乗谷。朝倉家五代目、朝倉義景の館跡がある。父親、孝景の頃には人口が1万人ほどいたと推定されるほど栄えた町で応仁の乱で京から知識人、文

福井県ってどんなとこ?(1)|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第60回

福井県ってどんなとこ?(1)|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第60回

ウィズ・コロナ  一抹の安全圏に入ったといえるコロナ禍。蜜を避け、マスクや手消毒を欠かさずの生活を続けつつも気分転換をしようと3泊4日の旅を友達と計画した。何処にする?そうだ福井県なんかどうだろう。昔高校の修学旅行で行っ

日本で一番早いご来光 ― 銚子、犬吠埼|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第59回

日本で一番早いご来光 ― 銚子、犬吠埼|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第59回

成田からサイドトリップ  日本の玄関口の一つ、成田空港。同じ千葉県にあって太平洋側から本州の真ん中辺をゴムでピンと引張っぱって尖ってできたようなところが犬吠埼だ。日本で一番先に朝日が見られる位置といわれ、入国後か出国前の

東京の田舎 ―「夕焼け小焼け」の里へ|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第58回

東京の田舎 ―「夕焼け小焼け」の里へ|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第58回

令和につづく『夕焼小焼』  夕方になると今でも近所の小学校の校庭からこのメロディーが流れる。自然に私の口が歌詞をなぞる。 『夕焼け小焼けで日が暮れて、山のお寺の鐘が鳴る。お手々つないで皆帰ろう。烏と一緒に帰りましょう』

日本の水際(対策)を泳ぐ|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第57回

日本の水際(対策)を泳ぐ|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第57回

 成田空港到着後の状況が把握できないままコロナのワクチン接種証明と陰性のテスト結果をバッグに入れトロントを発った。成田空港内はおびただしい数の椅子が並べられていてそこに座らせられる。これから5つの関門を通る。誓約書に名前

太陽がいっぱい ヒューロン湖(2)ゴデリッチとベイフィールド|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第56回

太陽がいっぱい ヒューロン湖(2)ゴデリッチとベイフィールド|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第56回

世界最大の地下塩鉱がゴデリッチに!  キンカーディン(Kinkardine 7月号)を後に21号線を南へ走ること約40分、高台にあるゴデリッチの町に入る。全長200メートル級の貨物船が塩積みに入港する。そう、ゴデリッチに

太陽がいっぱいヒューロン湖(1)キンカーディン(Kincardine)|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第55回

太陽がいっぱいヒューロン湖(1)キンカーディン(Kincardine)|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第55回

 あれは10年ほど前だったか、ちょっと立ち寄っただけだったがなぜか一片の思い出の中でキラキラと輝いていた。コロナ禍のロックダウンも緩和されたことだし、そのキラキラに会いにハイキングも兼ねてトロントから車で約3時間のヒュー

出雲大社 ―日本は神話から生まれた?|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第54回

出雲大社 ―日本は神話から生まれた?|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第54回

 山の神や御神木、神々は日本中に宿る。『古事記』は物事の始まりを語る神聖な書物とされるが、史実か神話かは学者たちが様々な中国の古文書の記述と照り合わせ分析を重ねている。島根県の出雲大社に行った私は大社の創建や神話と歴史の

南太平洋に思いを馳せて|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第53回

南太平洋に思いを馳せて|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第53回

 延々と続くパンデミック。日本に行く予定がまた狂ってしまった。そのかわり日本にいたら誘惑が多くて出来ないことをしている。学生に戻ってcoursera.comの大学講義を聞いたり、本をネットで注文したりと。旅行ができない今