【第38回】「玉の輿」と財産分与|カナダの国際結婚・エキスパート弁護士に聞く弁護士の選び方
女性がお金持ちの男性と結婚することを「玉の輿に乗る」と言います。また、男性が裕福な女性と結婚することを「逆玉」と呼ぶそうです。英語では性別に関わらず「marry well」です。日本でもカナダでも、結婚相手が「お金
女性がお金持ちの男性と結婚することを「玉の輿に乗る」と言います。また、男性が裕福な女性と結婚することを「逆玉」と呼ぶそうです。英語では性別に関わらず「marry well」です。日本でもカナダでも、結婚相手が「お金
「私、勝てますか?」国際離婚に瀕する日本人の問いかけです。離婚条件の判断を法廷に委ねたとき「自分の主張」が認められるのだろうか…質問というより「不安」な気持ちの表れなのでしょう。 「法廷に判断を委ねた」のが、親権
海外で暮らす日本人の多くが、国際結婚しています。そんな日本人が、結婚を続けることに疑問を感じ、悶々とした日々を過ごしていたとします。あるいは、移住した国で配偶者から突然別居を切り出され、途方に暮れていたとします。
本誌8月号でカナダでは共同親権が一般的で、ほとんどすべての親に親権が与えられることを紹介しました。 実は、カナダでは「親権(Custody)」という用語は公的に廃止されており、家族法の現場では「意思決定の責任(D
昨今の円安は、カナダで暮らす日本人にはおおむね歓迎されているようです。 例えば、夏休みの日本への一時帰国は、以前より「お値打ち感」があります。コロナ禍前の2019年の夏休みには、100ドルで8千円分の買い物しかで
離婚を視野に入れた多くの母親が共同親権への不信感を口にします。「カナダって共同親権がふつうって聞きましたが、うちの場合は私が親権をもつべきです」「これまで子供に全く興味のなかった父親に子育てなんてできるわけがありま
結婚を考える時、まず気になるのはお金のことです。中でも特に重要なのは「財産分与」です。はじめに財産分与にまつわる用語について整理しておきましょう。 「結婚した日」から「婚姻関係が終わった日」までが「婚姻期間」、婚姻期
国際離婚において、当事者の一人が母国に帰ることは少なくありません。「子供を連れて帰国する日本人母」については、これまでも幾度か紹介しました。それでは「子供をカナダに残して日本に帰る親」の責任はどうなるのでしょう。「親権
子供が成長し家を出た後、配偶者との関係を解消し一人で自由に過ごしたいと思う人も少なくはないようです。 日本でも見られるこの「熟年離婚」は、カナダでは「グレー離婚」と呼ばれます。ここ数年、統計上での年間離婚件数はやや