☆UBC卒業に向けて Part 2☆|UBC女子大生がおくるバンクーバーライフ

時が過ぎるのも早くてもう3月。ちょうど先月に書いた、卒業に向けてのリサーチペーパー (論文)の続きをお話ししようと思います。私が論文で使うEconometrics (計量経済学) というのは、「What is the effect of X on Y?」つまり、経済理論に基づいて、経済データの分析とともに統計的・数学的方法を応用して、因果関係を明らかにする方法です。
まず軽くリサーチペーパーを書く授業の紹介から…

私のプログラムでは4年生の最後のタームにSeminar in Applied International Economicsというコースを選択します。これは自分の選択した分野に伴って名前は変わりますが、授業内容は一緒です。初回3回とプレゼンテーションの週のみ、通常の対面授業が行われ、それ以外はMeet with Me といって教授と一対一で行う15分ミーティングになります。そこでアドバイスをもらったり、進行状況の報告をして計画通りに進んでいることを確認します。

といっても最終的なリサーチペーパーを完成するまで野放しにされているわけではありません。Syllabus (授業計画) として何をいつまでに提出しないといけないかはちゃんと決められています。そのおかげでタイムラインに沿って書いていくことができるので、だらだらと後回しにするようなことのないようにはなっています。

今年のタイムラインはこんな感じです↓

Research Proposal & Literature Review February 8th
Data Summary & Estimated Strategy March 3rd
Preliminary Estimation Results March 17th
Class Presentation March 29th – April 7th
Final Research Paper April 27th

一つ一つの項目の間は時間があるかと思いきや、一つにすごく時間がかかってしまうので意外と締め切りはすぐにやってきます。現在 (3月7日の時点) は最初の二つが終了し、三つ目に向けて準備をしているところです。

Research Proposal & Literature Reviewでは、自分の研究計画書、そして文献レビューを書きます。研究計画書は、論文のテーマ、モチベーション、データの説明、そしてどのようにして因果関係を調べていくのかを明らかにします。文献レビューでは論文のテーマに関連する過去の研究や文献などを分析し、自分が行おうとしている研究とのギャップ、それがどう貢献するかを主に書いていきます。合計900-1200文字(4-5ページ)が条件。テーマを決めて書き出すのに時間がかかりましたが、無事に自分が納得のいくものができたので安心。家にこもって何十時間もパソコンの前でずーっと座っていました。(笑)

Data Summary & Estimation Resultsでは、実際に自分が必要なデータをすべて集めてきて、データの有効性や信憑性などを明らかにします。そして集めたデータをもとにグラフやチャートを使って軽くまとめて説明します。最後に、実際に論文の結果に関わる公式を組み立て、変数の説明をして合計1000-1500文字書きます。これが一番時間がかかってかなりしんどかった…!いろんなサイトからデータを集め、自分の欲しいデータだけを一つのエクセルファイルにまとめるという作業が何日もかかって本当に大変。果たして自分のやり方があってるんだろうかと何回も疑問に思うことがありましたが、とりあえず前に進まないと終わらないという恐怖との闘い(笑)締め切り前4日間またずーっと家にこもり夜中までやって完成させました。

お話外れますが、頑張ったご褒美にJo Maloneのボディークリーム買っちゃいました!座ってパソコンをずっとしているので肩や足がパンパンだったのでしっかりマッサージしようと思います。

こんな感じで最後の4年生過ごしています。1年2年の時と比にならないくらいかなり大変。まだいくつか残っているので、次回は、Preliminary Estimation Results以降についてお話ししたいです。それでは次回までお楽しみに…!