トロント生活ライフハック|特集「トロントで 暮らし始めて vol.1」

トロント生活ライフハック|特集「トロントで 暮らし始めて vol.1」

 カナダで生活をする中で、日本ではしてこなかった工夫を強いられることがある。カナダの文化や気候だからこそ生み出されたライフハックやなお得情報を紹介。

あなたのカナダ・ライフハックぜひ教えてください!
編集部まで: info@torja.ca

LIFEHACK 01 トロントのバスを効率よく使う方法
アプリを上手く使いながら

 トロントのバスやストリートカー乗り場には、バスの番号が書いてあるボードの下に「text to 898882」と書いてある。これは、テキストメッセージで宛先を898882にし番号を送ると、あと何分でバスが到着するのかを知らせてくれるという仕組みだ。テキストメッセージを送るだけでよいため、インターネット接続が要らないというのが便利だ。

 この場合、すでに利用したいバス停にいる、もしくは番号を予め知っておく必要があるが、「TTCWatch」というバス、ストリートカーの時間を確認できるアプリであればその必要はない。このアプリでは、よく使うバス停の登録や、最寄りのバス停の検索ができ、何分ごとにバスが来るのかなどをリアルタイムで知らせてくれる。公共交通機関といえどよく時間が読めないのがトロント、これら2つがあれば少しはそのフラストレーションを和らげることができるかも…

LIFEHACK 02 買い物前に値段を比較!
アプリでトロントにあるスーパー薬局などの広告をチェック

 「Flipp」というアプリは、LoblawsやNo Frillsなどのスーパーのほか、Shoppers、Rexallなどの薬局、Canadian TireやH&Mなどの広告も見ることができる。広告を確認できるだけでなく、気になる商品があればアプリ上でその商品に印をつけて保存しておくこともできるのも嬉しい。ほぼ毎週新しくなる広告だが、アプリでは発行される1日前から確認できるため、セールなどを見逃すことなく活用できる。

LIFEHACK 03 オーブン下の引き出しの使い道!
本当は皿や料理を温める、もしくは保温のためにある引き出し

 カナダのオーブンには、必ずといっていいほどオーブンの下に引き出しがついてくる。実はこの引き出し、本来はお皿を温めたり、オーブンで温めたあとの食べ物を保温するためのものなのだ。カナダ人でも知らない人も多く、フライパンやトレイの収納場所として利用している人も多いはず。一体どちらが便利なのかは分からないが、カナダにいるからこそ一度は試してみたいオーブンの使い方だ。

LIFEHACK 04 箸を使えず困っている人に教えたい!
ナプキンさえあればできる新しい箸の持ち方

 多民族都市のカナダ。家族や友達と出かけた時に、一緒にいる人が箸を上手く使えずに困っているような場面に出くわしたことがある人もいるだろう。そんな時に使えるテクニックを紹介。箸先が左右を向くように置き、箸の上部部分を向かい合わせにしてナプキンやハンカチなどで包む。そのままくるくると箸を包み、箸の上部部分で折り返すことで、トングのようになる。持ち方はまさにトングのような持ち方で、箸を上手く持てない人でも食事しやすくなる。

LIFEHACK 05 無料で食べる!
イベントでアイスやドーナツなどを無料でもらうことができる

 ナショナルアイスクリームデーやナショナルドーナツデーでは一部の店舗にて無料商品を配っている。他にも、ナショナルベーグルデーやナショナルポップコーンデーなど、様々なイベントでお得な割引や無料配布があるため、ぜひチェックしておきたい。ちなみに、8月にはルートビアーフロートデーとナショナルワッフルデーがある。ルートビアーフロートデーでは、A&Wにてルートビアフロートが配布され、ナショナルワッフルデーでは一部のワッフル屋にて無料、もしくは大幅に割引されたワッフルを楽しめるため要チェックだ。

LIFEHACK 06 無料リフィル、もしくはドリンクバーがついてくる
スターバックス、マクドナルドでのお得情報

 スターバックスのアプリを使って飲み物を買うと、初めの一杯を購入した店舗と同じ店舗で、ティー、もしくはコーヒーを一杯無料でもらうことができる。この際には、スターバックスのアプリを持っておく必要があるため、事前にインストールしておこう(一部店舗は対象外のため要注意)。
 また、マクドナルドでは、セットメニューを購入した時にはドリンクの無料リフィルをもらうことができる。しかも一杯のみという制限もないらしい。

LIFEHACK 07 地球に優しく、リーズナブルにショッピング
レストランと消費者をつなぐアプリ

 「TooGoodToGo」というアプリは、レストランなどの店舗が残ってしまった料理や食材を登録し、それをお客さんが購入するという仕組みだ。店舗は商品を廃棄せずに済み、かつ地球に優しく、顧客は安く商品が手に入るという一石二鳥の優れもの。販売されているものは料理やパン、そして野菜や果物まで。実際に八百屋さんで利用した友人に聞くと、確かに廃棄前なので傷んでいるところはあるものの、普通に食べれてなにより物価の高いカナダではとてもリーズナブルなので利用価値あり!とのこと。

LIFEHACK 08 空港での荷物探しを簡単に!
空港で自分の荷物を探しやすくする

 最近の空港の混雑ぶりと預けたスーツケースがよく行方不明になってしまったり、自分のスーツケース探しが困難になっている問題、パンデミックの影響による空港の人手不足が大きな原因だが、時には、何千個のスーツケースが並べられていたというから、そんな中から色も形も似ている自分のものを探し出すのは一苦労。

 そんな時に自分のスーツケースがどこにあるかを簡単に知ることができるアイデアがある。方法は単純で、自分のスーツケースに位置情報を発信するものを入れ、スマートフォンに入れたアプリと連動させておくというのもの。ぜひ試してみて。

LIFEHACK 09 冬のカナダでは欠かせない!
凍った窓ガラスの対処法

 昼間は暖かいのに、数時間後には急に寒くなることがあるカナダの冬…。開けていた窓がそのまま凍ってしまうことも。そんな時には無理に開けることはせずに、ドライヤーを使って窓枠を温めると良い。 また、車の凍ったガラスなどをとかす時には、袋に水をいれ直接氷部分にあて、左右に動かすといい。

LIFEHACK 10 外に出ずにトロントのダウンタウンを移動できる
トロントには巨大な地下街がある

 トロントのダウンタウンには、PATHと呼ばれる巨大な地下街がある。この地下街はウォーターフロントからダンダス駅まで繋がっており、距離にしてなんと30㎞を超える。レストラン、ショッピングの他にCFトロントイートンセンター、アイスホッケーの博物館であるHockey Hall of Fame、エアカナダセンターなど多くの観光名所や娯楽施設に繋がっており、地下道として使えるほか、雪の多いトロントの移動には必須の通路だ。

LIFEHACK 11 海外でもコンビニ風のおにぎりを!
アルミホイルを使って、おにぎりの包装を一工夫

 日本のコンビニにあるおにぎりは、いつ食べても海苔がパリパリ、手を汚すことなく楽しむことができる。そこで紹介したいのが、アルミホイルの真ん中にテープを貼り、上の部分はつまめるようにアルミホイルからはみ出させておく。その上に海苔を置き、海苔を左右から包む形でアルミホイルを折り、おにぎりを置く。あとは下からおにぎりを包み込むと、食べる時にはテープを引っ張りアルミホイルの包みをはがすだけでパリパリの海苔に包まれたおにぎりを楽しむことができる。

LIFEHACK 12 無性に食べたくなるあの味!
手軽にテリヤキバーガーのソースを作れるレシピ

 カナダのマクドナルドにはないあの味、テリヤキバーガーのあの味であるが、レシピを調べると、リンゴジュース、ニンニクやショウガなどを混ぜて作る方法が出てくる。今回紹介するのは、あの味をもっとお手軽に再現したい時のもの。どうやらメープルシロップと醤油を混ぜるだけでテリヤキバーガーのソースの味になるそうだ。メープルシロップが手に入りやすいカナダだからこそ試してみたいレシピでもある。

LIFEHACK 13 手軽に中華麺が手に入る!?
重曹×パスタで茹でると中華麵の出来上がり

 わざわざ中華系スーパーまでいくのはめんどくさい…という時に使えるこちらのライフハック。パスタ麺をゆでる時に重曹を混ぜると中華麺風になるというのだ。パスタ麺100gに対して水1リットル、塩大さじ1杯、重曹大さじ1杯を入れ、通常の茹で時間より2分多く茹でるだけ。ぬめりが気になる人は、流水でぬめりを取り冷やすと気にならないらしい。これでラーメンや焼きそばを作ってみよう。

LIFEHACK 14 ゴミの分別が多いカナダだからこそ…
油がついている容器も綺麗に洗うことができる

 日本では地域によって異なるゴミの分別。 ここオンタリオでは燃えるゴミとリサイクルをしっかり分ける必要がある。中でも捨てる時に苦戦するのが油が入っていたものではないだろうか。燃えるゴミとして捨てるには大きすぎるプラスチックの塊、しかしリサイクルとして捨てるには油がつきすぎている…。洗剤を入れて洗っても落ちにくいそんな容器に使えるテクニック。容器に調理する前の米を少し、ベーキングソーダ、白ワイン、お湯を少しいれて3分ほど振るだけで容器が綺麗になるというもの。もちろんビン類でも使えるため、この方法できれいにして保存容器として二次活用することもできる。

LIFEHACK 15 カナダのビーチで快適に過ごす
2通りの新しいシートの使い方

 夏といえばビーチ!でも風でシートが飛びやすくなったり、砂が気になるところ…そんな時に活躍するこちらのライフハック。シートの四隅に置くための荷物がない時には、シートを下に折り返して砂の下に潜り込ませることで、シートを固定することができる。または、ボックスタイプのベッドシーツを使い、四隅に荷物を置いてそこにボックスタイプのシーツの角をかぶせる形でシートを箱状にし、砂が入らないようにすることもできる。さらにバケツに入った水などをおけば、足を洗ってからシートに乗ることができるため、より快適になるだろう。

LIFEHACK 16 簡単だけど写真映えする盛り付け方!
グラスがあれば簡単にできるハムの盛り付け方

 パーティーが多いカナダライフ。コロナも落ち着きハウスパーティーに誘われることも多いのではないだろうか。フルーツやチーズ、生ハムなどの盛り合わせは手軽に準備できるが、だからこそ盛り付け方で見栄えに差がでるもの。

 ハムを半分に折り、グラスに垂れる形で乗せ、それをグラスのふちを一周するまでぐるりと乗せる。グラスをひっくり返して皿に乗せることで、バラのような見た目になり一気におしゃれに。

LIFEHACK 17 空の旅を快適に!
飛行機内で快適に映画を観ることができる

 機内で自分のスマートフォンにダウンロードした映画を観たい時に座席に置かれているエチケット袋を使うテクニック。 スマートフォンと、スマートフォンカバーの間にエチケット袋を挟み、そのエチケット袋をテーブルの間に折り返す形で挟むと、ちょうど目線のあたりにスマートフォンをぶらさげることができるというもの。首も手も疲れることなく、快適な空の旅が実現できるかも!?

LIFEHACK 18 1ドルのテディベア!?
Build A Bearでは、1ドルでテディベアを買うことができる

 Build A Bearでは、1歳だったら1ドル、2歳だったら2ドル…という年齢の数だけ料金を支払い、テディベアを作ってもらうことができる。このイベントに参加するには、メンバー会員である必要があるが、会員になるのは無料、そしてすぐにできる。店舗では、目の前で綿も入れてもらえるため、テディベアを作る工程も楽しめるお得なイベントとなっている。誕生日当日でなくても、誕生日月であれば対応してもらえる。

LIFEHACK 19 切れているバターが買えないなら…
カナダでは買えない”切れているバター”を手軽に作る

 日本ではどこにでもある10グラムごとに切れているバター。それがあまり見つからないカナダ。バターを自分で切るための専用容器を買うこともできるが、今回は専用容器がなくても切れているバターを用意できる方法を紹介。バターの断面をカバーできる大きさに切ったクッキングシートを用意する。包丁にそのクッキングシートを挟みながらバターを切ることで、バター同士がくっつくことなく保管できるようになる。自分でバターを切る必要はあるが、バターが一切れずつシートで仕切られているためナイフなどを使わなくても取り出すことができるので便利だ。

LIFEHACK 20 TTCをお得に
PRESTOとTTC Monthly Pass

 TTCなどの公共交通機関の利用の際に使うPRESTOやTTC Monthly Pass。デイパスチケットやマンスリーパスがある。デイパスチケットは13.50ドル、マンスリーパスは156ドルでマンスリーパスは、月初から月末までのパスとなっており、月末の12日前から、月初8日後まで購入できる。また、毎月利用する人には12カ月パスがおすすめ。こちらは毎月143ドルとなっており通常のマンスリーパスよりもお得で自動更新されるため楽チン。さらに学生割引を受けることもできる。小・中・高校生だけでなく一部のカレッジや大学なども含まれるため、前もって確認してお得に利用しよう。

LIFEHACK 21 生鮮食品が木曜日に割引される?
生鮮食品の買い物は木曜日がお得かも?

 スーパーでは仕入れが木曜日になることが多く、それに伴って木曜日になると生鮮食品が割引されて売られることがあるらしい。予定されているセールとは異なり、その日に売られている品物が対象になる割引であるため、広告に載ることはないと言われている。本当のところは分からないが…ぜひその目で確かめてみて欲しい!