【食の編集部】9か国アンケート!トロントで 「本場の味」を提供しているのは?|特集「トロント調査隊がいく!」

【食の編集部】9か国アンケート!トロントで 「本場の味」を提供しているのは?|特集「トロント調査隊がいく!」

「カナダ料理って何?」と聞かれたときに、言葉につまった経験はあるだろうか。カナダ料理とはズバリ、「多国籍料理そのもの」というのが個人的な回答である。実際トロントを歩けば世界中の料理を食べることができ、それぞれのレストランに各国の人が集まっている。しかし、トロントで食べられる世界の料理は、「本場の味」なのだろうか?日本人が海外の寿司を食べ「どこか違う」と感じるように、他の国の人もトロントで食べられる自国の料理に満足していないのではないか?そこで、今回9か国の人々にインタビュー。トロントで食べられる自国の料理をレビューしてもらった。

【4分の1は他国出身】増加し続けるトロントの移民情勢

【参照】 Statistics Canada https://bit.ly/42vVDRL

カナダ及びトロントの移民の動向について整理しよう。2021年には、カナダ全体で移民の人数は830万人を超え全人口の約23%を占めている。1921年の統計以降、最高値にあたり増加傾向を続くと予測され、2041年には移民が占める割合は約30%にのぼりそうだ。近年はヨーロッパよりもアジア出身の移民が多数を占めており、アフリカ出身の移民も増加傾向にある。2021年にトロントで暮らす移民の出身国の割合1位から10位は図1の国が並んだ。

アメリカ、フランス、イギリスを除けばアジアとアフリカがランキングを占める。インドと中国は母数となる国民の数が多いが、2位のフィリピンからの移民の数は注目に値するだろう。小学校から教育が英語で行われるというフィリピンだからこそ、英語圏への移住に繋がるのかもしれない。同様に、英語が公用語のナイジェリアからの移民の人数の多さにもうなずける。移民はカナダの大都市に集まる傾向があり、トロントの人口の約50%は移民で形成されており、カナダで最も民族的な多様性がある都市といえるだろう。

外食の機会が多いトロントの人々多様性が反映されたレストランが集まる

世界中から人が集まるトロントでは、当然のごとく世界中の料理が集まる。カナダ全体で、レストランとバーを合わせるとその数は9万7千店舗にのぼり、外食産業はカナダで4番目に大きい産業だ。それでも、日本の飲食店の総計が約140万店舗にのぼることに比べると、面積あたりの店舗数で考えても飲食店は日本よりはるかに少ない。しかし、日本の飲食店の数が減少傾向にあることに対し、カナダの飲食店はむしろ増加している。飲食店の価格も上昇傾向にあるが、それでもカナダに住む半分以上は週に1回以上外食するという統計がある。

移民が評価するトロントの料理ランキング

実際にトロントで暮らす各国の人たちに、トロントで食べられる自国の料理についてアンケート調査を行った。各国3人ずつに自国の料理を0から10点で評価してもらい、その理由を聞いた。

#01 Philippines

10点:豊かな香りがいい。食材も手に入りやすいのでフィリピンの本場の味がする。
9点:トロントでもフィリピン料理の食材が手に入るので、フィリピンの食事と同じ味がする。
5点:トロントのフィリピン料理が口に合わないときがある。フィリピンで食べる時とは違いがあり、本場の味のほうが良い。

Wilson’s Haus of Lechon

365 Wilson Ave, North York

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満点評価も出て、評価が高かったのはフィリピン料理。トロント在住のフィリピン人からも、本場の味に近いというお墨付きがもらえた。Wilson’s Haus of Lechonの串に刺されバーベキューソースで味付けされた牛肉は、焼き鳥のような日本人好みの味わい。スープや春巻きもついて約10ドルと、値段的にも満足できる。

Casa Manila

879 York Mills Rd Unit #1, North York

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フィリピン料理を提供するCasa Manila。York Millsに店舗をかまえ、2022年は2号店であるDanforth店もオープンした。人工的な成分を使用せずに、健康にこだわった料理に特徴がある。レシピは古典的な植民地時代に基づいているという。カナダのメディアでも多数取り上げられ、「本物のフィリピン料理」としても名高い。牛肉、豚肉、鶏肉をメインに、シーフードも頂ける。特徴は、呼ばれる肉や野菜、ご飯などが盛り付けられた「カマヤン」と呼ばれる料理。「カマヤン」はフィリピンの言語・タガログ語で「手で食べる」という意味で、昔ながらのフィリピンの食事スタイルだ。葉の上に盛り付けられた見た目も印象的だ。一つの料理で、3種の肉にエビ、きゅうりやトマトが楽しめる。セットメニューも充実しており、豊富なメニューを一度で楽しむことができる。伝統的なフィリピン料理とアットホームな空間を楽しみたい人におすすめのレストラン。

Republika RestoBar and Grill

288a Wilson Ave, North York

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York Mills駅からバスで西に移動したところにあるRepublika RestoBar and Grill。フィリピン料理店が集まるエリアだが高級感あふれる内装がひときわ目立つ。メニューは前菜からパーティー用の大皿まで幅広くザ・フィリピン料理を扱っており、一人で行っても大勢で行っても楽しめること間違いなし。豚の耳を使ったシシグはフィリピンらしさ抜群で、トロントにいながら本場のフィリピン料理を頂ける。15ドルというトロントにしてはお安く頂けるのがフィリピンの麺料理・パンシット。大胆に大きなエビが数匹乗せられており、見た目にも満足感がある。店内では毎週ライブイベントが行われており、バンドやギタリストが演奏を披露。オープンマイクイベントでは誰でもイベントに参加が可能で、音楽とともに料理を楽しむことができる。食事のみならず空間ごとフィリピンの雰囲気を味わえるレストランだ。

フィリピン人おすすめレストラン

  • Casa Manila
  • Kabalen Restaurant
  • Wilson’s Haus of Lechon
  • Eskenita Foods
  • Pinoy Hub Inc.
  • Republika RestoBar and Grill
  • Sampaguita Village Family Restaurant

#02 Mexico

8.5点:本場とは少し異なってはいるが、味は良い。トロントでもヘルシーで体に良い料理が食べられる。
8点:多くの料理は本場の味とは違うが、それでも美味しい。日常的にメキシコ料理を食べる人以外は違いを感じないと思う。
7点:用意できる食材とその新鮮さに違いがあるので、味が違うと感じる。

Z-Teca

80 York Blvd, North York ほか多数店舗あり

Tacos Chicken

メキシコ料理といえば、やっぱりタコスやブリトー、トルティーヤ。トロントのスーパーでもトルティーヤの生地を購入できるほど、こちらでもメジャーな食事だ。トロントでよく見かけるチェーン店、Z-Tecaのタコスは、中にたっぷり肉や野菜、豆やチーズが入っており、一口ごとに味の変化を楽しめる。値段も5ドルとお手頃だ。

Chipotle Mexican Grill

トロント各地

hotplace_vancouver

アメリカ発祥で、カナダのほかフランスやイギリスにも店舗がある世界的なメキシコ料理のチェーン店。着色料や防腐剤、冷凍食品を使っておらず、ヘルシー・オーガニックな食材を提供している。その安全性にこだわったスタイルが支持を集め、欧米を中心に広がっている。チェーン店であることからモバイルオーダーも充実しており、トロントの店舗数も多く気軽に足を運ぶことが出来る。ブリトーボールは、メキシコ料理の王道・ブリトーをボウルスタイルにしたワンプレート料理。米の上に焼いた肉に新鮮な野菜が盛り付けられ、豆類、チーズなどがトッピングされサルサソースがかかっている。自身で野菜やトッピングをチョイスできるので、自分だけのお気に入りのメニューにカスタマイズできる。一皿でメキシコの味を堪能できるおすすめの一品。ヘルシーかつおいしい料理をお求めの方に是非訪れてほしい料理店。

メキシコ人おすすめレストラン

  • Z-Teca
  • Chipotle Mexican Grill
  • Gus Tacos

#03 Vietnam

8.5点:ここまで本物に近いベトナム料理をトロントで食べられると思っていなかった。トロントでもベトナム料理を楽しんでいる。
7点:かなり本場の味に近い。特に、ベトナム南部の料理に似ている。
6点:種類は豊富だが、時々ベトナムの本物の味ではないと感じる。

Banh Mi Nguyen Huong

322 Spadina Ave.

Assorted Cold Cut

おおむね高評価を得られたのはベトナム料理。本場の味に近いという意見が得られたベトナム人がおすすめしてくれたのがベトナム版サンドイッチ、バイン・ミー。Banh Mi Nguyen Huongのバイン・ミーには、ハムやにんじん、ピーマン、そして東南アジアの料理らしくパクチーが入っていた。ふわふわなパンと新鮮な野菜の組み合わせが抜群。

Pho Anh Vu

3200 Dufferin St, North York

ベトナム北部で有名なフォーと中部で有名なブンボーフエを中心に、ベトナム料理を提供するPho Anh Vu。トロントで暮らすベトナム人からも人気で、週末は入店待ちの行列ができる。トロントで一番のフォーだという意見も。レアの牛肉とパクチーがのったフォーは、食べ応え抜群の定番メニューだ。ブンボーフエはブンという米粉の麺を使った料理。フォーも米粉から作られるが、フォーが平たい麺であるのに対し、押し出してつくられるブンは麺の形が様々であるのが特徴。フエと呼ばれるベトナム中部の料理で、スープには唐辛子が使われておりその辛さがアクセントとなる料理だ。フォーやブンボーフエの麺料理以外にも、牛肉を中心にグリルやリブ肉も楽しむことができる。ベトナムの麺料理を堪能したい方におすすめ。

Pho Cuu Long Mien Tay

2522 Jane St, North York

myfoodforlove

店のホームページもインスタグラムも存在しないが、人気を集める隠れ家的ベトナム料理店。ダウンタウンの北西に位置し地下鉄からはやや距離があるが、Downsview Park駅からバスで10分ほどで行くことができる。アットホームな内装で、料理も本場のベトナムが楽しめる。フォーなどの定番料理はもちろん、大皿を皆で分け合う料理が数多くそろっている。中でも目を引くのはベトナムスタイルの鍋。鍋の真ん中がへこんでおり周囲に具材がのせられるのが昔ながらのベトナム鍋の形式らしい。エビや魚、野菜が大量にのった海鮮鍋は2人前から注文することができ、皆でわけあうのにうってつけだ。Bo La Lotと呼ばれる牛肉のハーブ巻きも、大皿に盛られ大勢で楽しむことができる。大人数でベトナム料理を楽しみたい人にぜひ訪れてほしいレストラン。

ベトナム人おすすめレストラン

  • Banh Mi Nguyen Huong
  • Pho Anh Vu
  • Pho Cuu Long Mien Tay
  • Pho Son

#04 Pakistan

7.5点:パキスタンで食べるほうが風味が良く、値段も少し安い。使われているスパイスが少し違うので、味も少し本場とは異なっている。
6.5点:本来のパキスタン料理と若干レシピが異なっている。
5点:少し値段が高く、味が値段に見合っていない。

BarBQ Tonite

35 Dundas St W,Mississauga ほか2店舗

Butter Chicken Curry

パキスタン料理は小麦を主流としながら、パンや米、野菜を中心としている。国民の多くがイスラム教徒のため、豚肉は食べられていない。その代わりに牛肉や鶏肉のケバブが多く食べられている。インドに近いこともありカレーも定番料理のひとつであり、BarBQ Toniteのカレーはスパイスの効いた鶏肉が美味しく、ナンにもよく合う。

Kolachi Inn

1055 Canadian Place, Unit 115, Mississauga

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パキスタン料理店。以前の首都でもあり現在は金融の中心地であるパキスタンの都市・カラチのスタイルの料理を扱う。お店のホームページにもあるとおり、スナックから大皿料理までそろいどのようなシチュエーションでも活躍するレストランだ。人気料理のひとつはケバブ。ケバブといってもハンバーガーのようなスタイルや鶏肉のグリルなど様々な食べ方ができるのが特徴的だ。イスラム教徒が多いパキスタンでは豚肉を食べることがないので、メニューにある肉料理は牛肉と鶏肉である。インドと国境を共にするパキスタンでは、カレーやナンも有名だ。Kolachi Innのナンはバターやごまなどナン自体に種類があり、それ単体でもでも楽しむことができる。店舗はトロントにはなくMississaugaに位置するが、パキスタン人お墨付きの本場の味が楽しめるレストランは足を運ぶ価値がありそうだ。

パキスタン人おすすめレストラン

  • BarBQ Tonite
  • Kolachi Inn

#05 Portugal

Bairrada Churrasqueira

1000 College St

Chicken Breast

ヨーロッパの中では最もお米を消費する国として知られているポルトガル。沿岸にあるため海鮮も豊富で、素材の味に魅力がある料理だ。ポルトガル人が比較的どこで食べても美味しいと話していたのはチキン料理。Bairrada Churrasqueiraのチキンはクセのない味わいで、人を選ばず好まれそうだ。塩コショウのきいた肉はお米によく合う。

St Matthew’s BBQ Chicken

527 Rogers Rd, York

stmatthewsbbq

Transmontanoと呼ばれるポルトガル北部の料理を提供するレストラン。Ossington駅から西側にバスで約20分ほど。ドブラダ、フェイジョアーダ、カルド、シュラスコなどポルトガルならではの料理が本格的に楽しめる。1994年にオープンした歴史のあるポルトガル料理店だ。大西洋に面しているポルトガルでは、ヨーロッパの中で随一の魚介類消費国。ポルトガル人の国民食ともいえるバカリャウと呼ばれるタラの他、シーバスやサーモンなどもポルトガル料理に使われる。シーバスのグリルはまるまる焼いた魚の上に色鮮やかな野菜がのせられており、見た目にも美しい。店名にもあるとおりポルトガルスタイルのBBQも大皿で楽しめる。肉に魚に、素材を活かしたポルトガル料理を味わいたい人におすすめできるレストラン。

ポルトガル人おすすめレストラン

  • Bairrada Churrasqueira
  • Piri Piri Grill
  • O Patio Churrasqueira
  • St Matthew’s BBQ Chicken
  • Chiado Restaurant
  • Mercado Restaurant

#06 Korea

9点:トロントには韓国料理屋がたくさんあり、味は韓国に比べても劣らない。
7点:韓国ほど良くはない。まあまあといったレベル。
3点:使われているスパイスや食材が少ない。またトロントで食べられる韓国料理は限られている。

Mapo Korean BBQ

708 Bloor St W

日本人にもなじみ深い韓国料理だが、評価は人によりかなりばらつきが出るという結果に。トロントには大規模なコリアンタウンも存在し、レストランを見つけるのも容易だ。トロントで食べられる韓国料理と言えば、やはりコリアンバーベキュー。日本の焼き肉のように、各テーブルの鉄板で豪快に肉を焼くスタイルが一般的だ。キムチや前菜、米なども食べられるのが日本人にも嬉しい。

Buk Chang Dong Soon Tofu

691 Bloor St W他

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2001年にオープンし、現在はトロントに4店舗構える人気の韓国料理店。店の名前からも分かるとおり、メニューにはスンドゥブが多くそろう。スンドゥブだけで7種類もあり、自分の好みに合わせて選べそうだ。定番の海鮮、牛肉に加えもちろんチゲも用意されている。餃子やハムとソーセージのスンドゥブなど、スンドゥブに特化した料理店だからこそ楽しめるメニューにチャレンジするのもいいかもしれない。韓国料理店らしく、あたたかい米や前菜が豊富についてくるのも日本人にとっては嬉しいところだ。スンドゥブの他には米料理を中心に、チャーハンやプルコギなども頂ける。コリアンタウンはもちろんトロントの街の各所に点在しているBuk Chang Dong Soon Tofu。トロントの寒い冬の楽しみになりそうなレストランだ。

韓国人おすすめレストラン

  • Mymy Chicken
  • Buk Chang Dong Soon Tofu
  • The Fly
  • Mapo Korean BBQ

#07 Iran

8点:レストラン、料理人による。食材は少し本場と異なるが、味は大体美味しい。
8点:イランの飲み物は少し違うと感じるが、料理は本場の味に近い。
3点:食材、スパイス、調理方法がイランとは異なる。

North Restaurant

100 Steeles Ave W #27, Vaughan

Koobideh Kebab

3人ともおすすめしてくれたイラン料理のレストランがNorth Restaurant。ケバブは、想像よりもスパイスは控えめで食べやすい味わい。イラン料理で使われる米は日本とは異なり細長く、パラパラとした食感が癖になる。そして、付け合わせで出てくるもちもちとパリパリが合わさったナンは絶品。米にパン、肉、野菜とバランスよく楽しめる。

イラン人おすすめレストラン

  • North Restaurant
  • Banu

#08 Ethiopia

7点:インジェラは本来グルテンフリーなので、本来のものとは異なる。
7点:食材の新鮮さに欠けるので、味が若干エチオピアの料理とは違うと感じる。
5点:エチオピア料理はもっとオーガニック。トロントで食べると化学調味料の味がする。

Wazema Ethiopian

Restaurant 1360 Danforth Ave

Wasema Platter

エチオピア料理で主食として食べられているのがインジェラ。テフというイネ科の穀物からできたクレープのような生地で、野菜などを包んで食べる。グルテンフリーで栄養素が抜群に高く、健康にも良い。ベジタリアン向けの食事も多く取り揃えられている。

エチオピア人おすすめレストラン

  • Rendez-Vous Ethiopian and Eritrean Restaurant
  • Wazema Ethiopian Restaurant

#09 Hong Kong

8点:たくさんの香港のシェフがカナダに移住してきているように感じる。本場の味に近い。
6点:本場の味に近づけようとしているとは感じるしある程度似ているが、香港で食べる料理とはどこか違いがある。
5点:ファストフードがそこまで美味しくなく、トロントだと値段も少し高い。

Good Luck HK Cafe

5533 Yonge St North York

絡み合う半熟卵と甘い煮豚がたまらないっ!

広東料理としても知られる香港の料理は、蒸す、煮込む、炒めるといった調理方法が特徴で、海鮮食材もよく使われる。Good Luck HK Caféの、ご飯にのった甘い煮豚は絶品。日本人にはたまらない半熟卵も合わせて、満足感が得られること間違いなし。

Cafe Hollywood

7240 Kennedy Rd, Markham

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同じく香港料理が楽しめるレストラン。こちらもMarkhamにあり、トロントからはやや遠めではあるが、1994年から続く人気店。広々とした店内ではスポーツ観戦もでき、夜に盛り上がるのに最高の空間だ。
フライドチキンやスパゲッティなど、万人が楽しめるメニューが豊富にそろうのも特徴。香港料理らしく、スパムやハム、ウインナーが入った麺は一口ごとにいろんな味を楽しむことができ食べ応え抜群だ。

飲み物では、香港ミルクティーが香港人からも人気を集めおすすめできる鉄板メニュー。甘さ控えめですっきりした味わいはご飯とあわせても料理の邪魔をしない。タピオカも専門店なみに種類が豊富にそろっており、ご飯からデザートまで、ランチからディナーまでバラエティ豊かなメニューが楽しめる。
どんなシチュエーションにも合うCafé Hollywood。近くを通った際にはぜひ寄りたいレストラン。

Garden Hong Kong Café

28 South Unionville Ave #1035, Markham

Pork Chop

トロントの北側、Markhamにある香港料理のファストフード店。中国系の雑貨店やスーパー、レストランが集まるエリアに店舗を構えるが、その中でも休日は入るのに並ぶ人気の料理店だ。

アジア料理らしく、麺類・米類を中心にバラエティ豊かな主食を楽しめる。ふわふわの卵と豚肉がそえられたSpecial Pork Chop Bunは、日本人が好みそうな組み合わせ。その他人気の米料理はハイナンチキンライス。3種のソースはそれぞれチキンの味を引き立て、最後まで飽きずに食べられる。
麺類は細麺と太麺を選ぶことができ、味付けはラーメンともうどんやそばともちがう香港料理ならではの味だ。主食が充実しており、一度訪れればまたちがったメニューを試したくなること間違いなし。日本食が好きだけれど、トロントらしく多国籍な料理にチャレンジしてみたい方におすすめできるレストラン。

香港人おすすめレストラン

  • Garden Hong Kong Cafe
  • Good Luck HK Cafe
  • Cafe Hollywood

以上、9か国のアンケートの結果、評価が高かったのはフィリピン料理だった。どこの国も、本場の味とは多少違いもありながら、トロントで故郷の料理を楽しんでいるようだった。評価は個人の主観によるが、それも踏まえてトロントで世界中の魅力的な料理探しに勤しみたい。