【チケット販売中!】「トロント日本映画祭 (TJFF)」注目作品!2023.6.8-22開催

【チケット販売中!】「トロント日本映画祭 (TJFF)」注目作品!2023.6.8-22開催

トロント日本映画祭の上映作品は、日本に先駆けて上映されるものから日本で近年公開されて話題を呼んだものまで、今年も充実のラインナップです。そんな中から、特に注目の10本をご紹介します。

Mie’s Pick本文:みえ

大阪在住の映画好き。好きな監督の日本未公開作見たさに日本語字幕なしの輸入DVDを見始めたのが2000年頃。さらに、未公開の最新作見たさに2009年からトロント国際映画祭に行くようになり、映画三昧の今に至る。

TICKETS

チケットはJCCCレセプションで直接購入もしくは電話、オンラインでも販売
【電話】
416-441-2345
【オンライン】
-Ticketweb: www.ticketweb.ca
-JCCCウェブサイト:www.jccc.on.ca

チケット

  • 一般 $13.27+HST
  • JCCC会員 $11.50+HST

『かがみの孤城 』『ラーマーヤナ ラーマ王子伝説』のみ14歳以下のお子様は1名様につき各作品$5.31+HSTでご鑑賞いただけます。

5枚パス SOLD OUT

100 passes are available

  • 一般 $61.95+HST
  • JCCC会員 $48.67 +HST

10枚パス

100 passes are available

  • 一般 $123.89+HST
  • JCCC会員 $97.35 +HST

※お一人様に付き1つの映画にご利用して頂けます。1枚のパスで同じ映画のチケットを複数お渡しすることはできませんので、予めご了承下さい。

*All films are presented in Japanese with English subtitles. HST will be added to all prices. Subject to availability, tickets can also be purchased during the festival at the JCCC.

Mie’s Pick 注目#01【沖田修一監督 登壇予定!】
『さかなのこ』THE FISH TALE

©Bandai Namco Filmworks Inc., TOKYO THEATRES COMPANY Inc., ANAN INTERNATIONAL,INC., NIKKATSU CORPORATION, Taiyo Sangyo Trading & Marine Service Ltd., KDDI CORPORATION, DOKUSO Theater Inc., The Mainichi Newspaper
TORONTO PREMIERE
日時:6/17 7PM

幼い頃から魚が大好きなミー坊は、その変わったところを心配する父親と、理解を示す母親のもと、魚への興味を追求しながら健やかに成長する。魚の仕事がしたいと思いながら、うまくいかない日々が続くが、ひたむきに好きなことへと向かっていく。

魚類学者さかなクンの自伝的エッセイを映画化した本作では、のんが演じる性別を超越した存在のミー坊が、とても魅力的です。さかなクン本人が演じる怪しげなお魚おじさんには、「一歩間違えば、さかなクンにこんな未来があったのかもしれない」と感じさせる苦さもあり、心に残ります。

昨年のトロント日本映画祭で『子供はわかってあげない』が上映された沖田修一監督の最新作です。

沖田修一監督 トロント入り決定!
舞台挨拶&質疑応答で登壇予定

これまでTJFFでも『南極料理人』『モリのいる場所』『おらおらでひとりいぐも』『子供はわかってあげない』などが上映されてきた沖田監督。

長編デビュー作『南極料理人』は全国で公開され、新藤兼人賞で金賞、第29回藤本賞新人賞を受賞。2012年、映画『キツツキと雨』は第24回東京国際映画祭で特別審査員賞を受賞し、第8回ドバイ国際映画祭では最優秀男優賞、最優秀編集賞、最優秀脚本賞の3冠を獲得した。また、2013年には『横道世之介』が第56回ブルーリボン賞と第5回TAMA映画賞で最優秀映画に選ばれ、パリのKINOTAYO映画祭でソレイユ・ドールを受賞。山﨑努と樹木希林という2大名優が、実在の伝説的画家・熊谷守一とその妻に扮し、その独特のユニークな暮らしぶりが観客を魅了した感動作『モリのいる場所』は第10回TAMA映画賞で特別賞を受賞している。

Mie’s Pick 注目#02
『ある男』 A MAN

©2022 “A Man” Film Partner
CANADIAN PREMIERE
日時:6/15 7PM

田舎町の文房具店にふらりと現れた男が、店の女性と次第に心を通わせ、幸せな結婚生活を送るようになるが、急逝する。その男と長年疎遠になっていた兄によれば、亡くなった男は弟ではなく、何者かが別人になりすましていたことが判明する。

夫として暮らしてきた男が一体誰だったのかわからなくなり、これまでの幸せな日々が足元から崩れてしまうような感覚。そんな心許なさを味わいながら、男が抱えていた事情が明らかになるにつれ、別の感情が生まれてきます。物語を追う中で、男の妻子や弁護士など複数の立場から、幾重もの思いに触れることになる展開がスリリングで、心かき乱されます。

平野啓一郎のベストセラー小説の映画化で、昨年のベネチア国際映画祭に出品された石川慶監督の注目作です。

Mie’s Pick 注目#03
『ハケンアニメ!』

©2022 ANIME SUPREMACY ! The Movie Production Committee
TORONTO PREMIERE
日時:6/10 4PM

連続アニメで念願の監督デビューが決まった主人公。大勢のスタッフを束ねつつ、プロデューサーから宣伝対応も求められ、現場は多忙を極めて前途多難。人気監督の新作も同時期に放映開始予定で、どちらが覇権を取るのかと熾烈な戦いが始まる。

アニメ制作現場を舞台に繰り広げられる、見ごたえのある群像劇です。夢と熱意を持って奮闘する新人監督に、やり手だけど飄々としたプロデューサー、相対するは才能あふれる人気監督に、彼に振り回されながらもその才能に惚れ込むプロデューサー。そんな彼らとともに素晴らしい作品を作ろうと努力する作画スタッフや声優。たくさんの登場人物みんなにクセがあって、魅力的です。現場で衝突したり挫折を味わったりする物語は、それぞれの立場で良いものを作ろうとするエネルギーに満ちていて、観終えた後は清々しい気分になります。

辻村深月の同名ベストセラー小説の映画化で、原作者自らプロットを書いた劇中アニメも丁寧に作り込まれていて、見ごたえたっぷりです。

Mie’s Pick 注目#04
『ケイコ目を澄ませて』 SMALL, SLOW BUT STEADY

©2021 Wrong Men / Kidam / RTBF
CANADIAN PREMIERE
日時:6/13 7PM

聴覚障害で両耳とも聞こえないケイコが、プロボクサーとしてリングに立つ。練習を重ねつつもボクシングを続けることへの迷いがあり、言葉にできない思いが溜まっていく。そんなとき、ボクシングジムが閉鎖されることを知る。

ケイコには聞こえていないはずの環境音が、映画ではとても豊かに表現されていて、耳が聞こえない日常を当たり前に過ごすケイコの姿が丁寧に描かれます。ケイコと聴者の日常が交わるときに起こるちょっとした行き違いや、そんな日常がずっと続いてきたことを思わせるケイコの表情や行動に、はっとさせられます。障害を前提とした世界が、自分のすぐ隣で当たり前に広がっていると感じられて、言葉少なに日常を送るケイコが等身大の悩みや生きづらさを抱える姿が、心に響きます。

耳が聞こえないプロボクサーの実話をもとにした作品で、昨年2月のベルリン国際映画祭で注目され、日本でも昨年末の公開からロングランとなっています。

Mie’s Pick 注目#05
『メタモルフォーゼの縁側』 BL METAMORPHOSIS

©2022 “BL Metamorphosis” Film Partners
CANADIAN PREMIERE
日時:6/11 7PM

密かにボーイズラブ(BL)漫画を愛好する17歳の女子高生が、ある日突然BLに夢中になった75歳の老婦人と仲良くなる。年の差を超えて同じ趣味を分かち合える相手と出会った2人は、BLを通じてさらに親交を深めていく。

きっと誰にも理解してもらえないと思いながら、自分ひとりで楽しんでいる趣味があり、あるとき好みを同じくする同志に出会った経験がある。そんな人は深く共感できるのではないでしょうか。年齢も立場も超えて、好きなものを思う存分語り合える喜びや、「好き」を通じて成り立つ関係の楽しさであふれています。好きなものを全力で好きだと言っていいんだと背中を押され、一歩踏み出す勇気をもらえる作品です。

2019年の「このマンガがすごい!」オンナ編で1位に輝いた鶴谷香央理の同名漫画の実写映画化です。

Mie’s Pick 注目#06
『PLAN 75』 PLAN 75

TIFF ENCORE SCREENING
日時:6/20 7PM

高齢人口増加への対応策として、75歳になると自ら安楽死を選択できる制度が整備された近未来の日本。安楽死制度を実施する仕事は、若者や外国人の雇用の受け皿になり、元気でも働き口のない高齢者は安楽死の選択を迫られていく。

架空の社会を描く作品ながら、近い将来、日本で現実に起こりそうな恐ろしさを感じずにはいられません。声を上げても世の中が変わりはしないという諦めが蔓延する空気。選択制としながらも、弱者に選択の余地はない制度が作られる社会。そんな今の日本が抱える問題を増幅して見せられているようで、静かに進む話とは裏腹に、強い感情を突きつけられます。

昨年のカンヌ映画祭でカメラドール特別表彰に輝いた後、トロント国際映画祭でも上映された話題作が、再びトロントで上映されます。

Mie’s Pick 注目#07
『線は、僕を描く』 THE LINES THAT DEFINE ME

NORTH AMERICAN PREMIERE
日時:6/11 4PM

アルバイト先で目にした水墨画に心を動かされた青年が、偶然にも水墨画の巨匠に声をかけられ、彼の元で修業を始める。巨匠の孫娘で長年研鑽を積んできた姉弟子は、素人の青年が弟子になり目をかけられることに心中穏やかでない。


心に傷を負い、前に進めずにいた青年の人生が、水墨画に出会って少しずつ動き出すさまが描かれる青春映画です。躍動感いっぱいに水墨画を描く様子は、停滞していた人生が動き始める物語とシンクロするよう。伸び悩む姉弟子と、明るく何でもこなす兄弟子の存在は、出来上がった水墨画の「静」と、豪快に筆をふるって水墨画を描く「動」の対比のようにも見えて、魅力的です。

砥上裕將の同名青春小説が、小泉徳宏監督をはじめとした『ちはやふる』の制作陣により映画化された作品です。

Mie’s Pick 注目#08
『かがみの孤城 』 LONELY CASTLE IN THE MIRROR

CANADIAN PREMIERE
日時:6/11 1PM

学校に行けず自宅に引きこもる中学生少女の部屋で、ある日突然鏡が光り、触れると鏡の中に広がる謎の城に入ってしまう。そこには同年代の少年少女6人と狼の仮面をかぶった少女がいて、城のどこかにある鍵を見つけると、願いがひとつ叶うと言われる。

学校でうまく居場所が作れなかったり、友人関係に悩んでいたりする中学生くらいの少年少女に、ぜひ観てほしい作品です。トロントの中学生だと日本と事情が違うかもしれませんが、十代のヒリヒリする心情をつぶさにとらえて進む物語には、共感するところがあるのではないでしょうか。ピンと来なくても、日本の中学生の息苦しさが感じられそうです。

2018年に本屋大賞を受賞した辻村深月の同名小説のアニメ化作品で、長編小説の良さを損なうことなく、見事に映画化されています。

Mie’s Pick 注目#09
『土を喰らう十二ヵ月』 THE ZEN DIARY

©“The Zen Diary” Film Partners
CANADIAN PREMIERE
日時:6/17 7PM

信州で暮らす作家のもとに、東京から担当編集者が訪ねてくる。作家の暮らしは、山で採れる山菜や裏の畑で育てた野菜を使って精進料理を作り、自然とともに生きる日々。催促されている原稿は進んでいないが、編集者に料理をふるまう。

主人公が四季折々の旬の食材を使って料理をする姿を眺めながら、日本の季節の移ろいを感じ、味わうような作品です。昔ながらの道具を使った下ごしらえの様子や、素材の味を損なわない調理法なども具体的に描かれていて、自分でも旬のものを料理して食べたくなります。

水上勉の料理エッセイ『土を喰う日々 わが精進十二カ月』を原案にした作品で、料理研究家の土井善晴が劇中の料理を手がけています。

Mie’s Pick 注目#10 【オープニング作品】
『銀河鉄道の父』 FATHER OF THE MILKY WAY RAILROAD

©2022 “Father of the Milky Way Railroad” FILM PARTNERS
INTERNATIONAL PREMIERE
日時:6/8 7:30PM

天才物理学者・湯川学の元に、警視庁捜査一課の刑事・内海薫が相談に訪れる。行方不明になっていた女子学生が、数年後に遺体となって発見された。内海によると容疑者は、湯川の親友でもある先輩刑事・草薙俊平がかつて担当した少女殺害事件で、完全黙秘をつらぬき、無罪となった男・蓮沼寛一。そして、夏祭りのパレード当日、事件が起こる。蓮沼が殺された。東野圭吾原作シリーズの実写化第3弾。

まだまだ紹介したい映画が盛りだくさん!
その他オススメ作品

NORTH AMERICAN PREMIERE : 6/17 1PM
『天間荘の三姉妹』THE THREE SISTERS OF TENMASOU INN

©2022 Tsutomu Takahashi / SHUEISHA, Tenmasou Production Committee

天界と地上の間にある街、三ツ瀬。老舗旅館「天間荘」を切り盛りするのは若女将の天間のぞみで、のぞみの妹・かなえはイルカのトレーナー。ある日、小川たまえという少女がイズコに連れられて天間荘にやってきた。たまえは、のぞみとかなえの腹違いの妹で、現世では天涯孤独の身。交通事故にあい、臨死状態に陥ったのだった。イズコはたまえに言う。「天間荘で魂の疲れを癒して、肉体に戻るか、そのまま天界へ旅立つのか決めたらいいわ」。そもそも三ツ瀬とは何なのか? 天間荘の真の役割とは?

NORTH AMERICAN PREMIERE【クロージングナイト】: 6/22 7PM
『大名倒産』 WE’RE BROKE, MY LORD!

©2023 “WE’RE BROKE, MY LORD!” Film Partners

浅田次郎「大名倒産」の映画化。越後・丹生山藩の鮭売り・小四郎はある日突然、父から衝撃の事実を告げられる。なんと自分は、〈松平〉小四郎― 徳川家康の血を引く、大名の跡継ぎだと!庶民から一国の殿様へと、華麗なる転身…と思ったのもつかの間、実は借金100億円を抱えるワケありビンボー藩だった!先代藩主・一狐斎は藩を救う策として「大名倒産」つまり藩の計画倒産を小四郎に命じるが、実は全ての責任を押し付け、小四郎を切腹させようとしていた…!残された道は、100億返済か切腹のみ!

©2023 “WE’RE BROKE,
MY LORD!” Film Partners

CANADIAN PREMIERE : 6/18 4PM
『嘘八百 なにわ夢の陣』 WE MAKE ANTIQUES! OSAKA DREAMS

©2023 “We Make Antiques! Osaka Dreams” Film Partners

『嘘八百』(2018)で初の本格タッグを組んで大絶賛。続編『噓八百 京町ロワイヤル』(2020)でもさらなる痛快バディぶりでヒットを飛ばした中井貴一×佐々木蔵之介の<骨董コンビ>が、ファンの熱望に応えて再び帰ってくる!

NORTH AMERICAN PREMIERE : 6/14 7PM
『『沈黙のパレード』 SILENT PARADE

©2022 FUJI TELEVISION NETWORK,INC./AMUSE INC./
BUNGEISHUNJU LTD./FNS27 All rights reserved.

天才物理学者・湯川学の元に、警視庁捜査一課の刑事・内海薫が相談に訪れる。行方不明になっていた女子学生が、数年後に遺体となって発見された。内海によると容疑者は、湯川の親友でもある先輩刑事・草薙俊平がかつて担当した少女殺害事件で、完全黙秘をつらぬき、無罪となった男・蓮沼寛一。そして、夏祭りのパレード当日、事件が起こる。蓮沼が殺された。東野圭吾原作シリーズの実写化第3弾。

RAMAYANA: THE LEGEND OF PRINCE RAMA : 6/18 1PM
『ラーマーヤナ ラーマ王子伝説』

伝説の日本インド合作アニメで9年の歳月をかけて1992年12月に完成した。宮廷内の陰謀により14年間にわたり宮殿を追放された王子ラーマは、絶世の美女シータ妃をともなって森に隠棲していた。そんな折、森の悪魔を退治したラーマは魔王ラヴァナの怒りをかい、妻シータを誘拐されてしまう。言語:英語(日本語字幕)

CANADIAN PREMIERE : 6/12 7PM
『異動辞令は音楽隊!』 OFFBEAT COPS

©2022「異動辞令は音楽隊!」製作委員会

犯罪撲滅に人生のすべてを捧げてきた鬼刑事・成瀬司。上司が成瀬に命じた移動先は、まさかの警察音楽隊!いま最も愛されている国民的俳優・阿部寛と若き才能、日本映画界の重鎮が奏でる味わい深いハーモニー。

CANADIAN PREMIERE : 6/17 4PM
『宮松と山下』 ROLELESS

©2022 ROLELESS Film Partners.

宮松は端役専門のエキストラ俳優。実は彼には過去の記憶がなかった。何が好きだったのか、どこで何をしていたのか、自分が何者だったのか。何も思い出せない中、彼は毎日数ページだけ渡される「主人公ではない人生」を演じ続ける。ある日、宮松の元へある男が訪ねてくる…。

CANADIAN PREMIERE : 6/18 7PM
『死刑にいたる病』 LESSON IN MURDER

©2022 The Klockworx Co.,Ltd, Tohokushinsha Film Corporation, TV TOKYO Corporation.

ある大学生・雅也の下に届いた一通の手紙。それは世間を震撼させた稀代の連続殺人鬼・榛村からだった。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人が他にいることを証明してほしい」。そこには、想像を超える残酷な事件の真相があった。誰もが翻弄される、戦慄のサイコ・サスペンス。

CANADIAN PREMIERE : 6/10 1PM
『わたしの幸せな結婚』AS LONG AS WE BOTH SHALL LIVE

©2023 “As Long As We Both Shall Live” Film Partners

文明開化も目覚ましい近代日本。特殊な能力「異能」を受け継ぐ家系の者たちが代々、国を治める帝と共に、様々な災いから人々を守り続けてきた。帝都に屋敷を構える異能家系の長女・斎森美世は、能力を持たずに生まれたことで、継母と異母妹から虐げられて生きてきた。

CANADIAN PREMIERE : 6/16 7PM
『湯道』 YUDO [ THE WAY OF THE BATH ]

©2023 YUDO Film Partners

「おくりびと」の脚本家小山薫堂が日本の入浴文化を世界に発信する。亡き父が遺した実家の銭湯に突然戻ってきた建築家の三浦史朗。不慣れながらも湯を沸かし、そこで様々な人間模様を目の当たりにした史朗の中で凝り固まった何かが徐々に解かされていくのであった…。豪華俳優陣が銭湯の客として出演している。

CANADIAN PREMIERE : 6/9 7PM
『流浪の月』 WANDERING

©2022 “Wandering“ Film Partners

帰れない事情を抱えた少女・更紗(さらさ)と、彼女を家に招き入れた孤独な大学生・文(ふみ)。居場所を見つけた幸せを噛みしめたその夏の終わり、文は「誘拐犯」、更紗は「被害女児」となった。15年後。偶然の再会を遂げたふたり。それぞれの隣には現在の恋人、亮と谷がいた。

CANADIAN PREMIERE : 6/10 7PM
『ラーゲリより愛を込めて』FRAGMENTS OF THE LAST WILL

©2022 “Fragments of The Last Will” Film Partners, ©1989 SHIMIZU Kyoko

第二次世界大戦終了後、約60万人の日本人がシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留された。残酷な日々に誰もが絶望する状況下において、一人、生きることへの希望を捨てなかった人物、山本幡男。そして愛する夫を信じて待ち続ける山本幡男の妻・山本モジミの、再会を願い続けた2人の11年に及ぶ愛の実話。