カナダから世界の音楽シーンを席巻!Next Coming Artists from Canada

カナダから世界の音楽シーンを席巻!Next Coming Artists from Canada

カナダの次世代ミュージシャンの中からTORJAが5人をピックアップ!

天体物理学の博士号を持つ異色の天才が放つ音楽
Matt Russo

Photo credit: EDxUofT on Visual hunt / CC BY-NC-ND(Visual hunt)
Photo credit: EDxUofT on Visual hunt / CC BY-NC-ND(Visual hunt)

 音楽家でありながら天体物理学の博士号を持ち、現在はトロントのセネカ・カレッジで教授として働く。ギタリストとして所属するポップバンドRVNNERSは、インディーズ時代に賞を受賞した経験もあり、ユニバーサルとレコード契約を結んだ。2017年にはシングル“Return to Earth”をリリース。一方、天文学者としてマットさんは音で天体の動きを表現する“TRAPPIST-1”と呼ばれるシステムを作成し、ワシントンポストなど各国の有名メディアにも取り上げられた。さらにはトロントのDunlap Instituteにて目が不自由な方でも楽しめる音のプラネタリウムもプロデュース。

トロント在住のミュージシャン兼人気YouTuber
Andrew Huang

トロント在住のミュージシャン兼人気YouTuber
トロント在住のミュージシャン兼人気YouTuber

 デビュー以来、二千曲以上をリリースし、YouTubeチャンネルの登録者数は130万人を超える。十代の頃から作曲に情熱を注ぎ、ヨーク大学在学中よりネット上でリクエストに答える形で音楽制作を開始。大人気ユーチューバーへと成長した彼は、主に作曲風景や、音楽で様々なチャレンジに挑む姿が配信されている。最近では、自身の最新曲、“Chase”の中に猫のような音を作るため試行錯誤する様子を撮影した動画も話題になった。

音楽ジャンルの枠を超えたハイブリッドアーティスト
Bahamas

Photo credit: * Janice on VisualHunt / CC BY-NC-SA
Photo credit: * Janice on VisualHunt / CC BY-NC-SA

 Bahamasという名でも知られるAfie Jurvanenさん。トロント出身の彼は、ギターを独学で学び、“Bahamas is Afie”というアルバムではなんとギターに限らず、全ての楽器を自分で演奏したという。ギターの音が印象的でありながら、現代のヒップホップやR&Bに刺激されている彼の音楽はフォーク、カントリーとロックのハイブリッドとも呼ばれる。今年1月には”Earthtones”という新たなアルバムをリリースし、トロントのMassey Hallでコンサートを行った。

本格派ミュージシャンが奏でる幻想的な世界
Lydia Ainsworth

 トロント出身のシンガーソングライター。主に現代音楽の要素を取り入れたポップミュージックや映画音楽を作曲。幼い頃からチェロを弾き、作曲に興味があった彼女はマギル大学を音楽専攻で卒業後、ニューヨーク大学大学院で映画音楽の作曲を勉強し、電子音楽を作り始める。現代音楽にインスパイアされた彼女の曲は、幻想的なサウンドが印象的である。昨年、最新アルバムをリリースし、日本でもツアーを行った。その際に神奈川県三浦市の城ヶ島公園で“Open Doors”という曲のミュージックビデオも撮影された。

エレクトロミュージックを奏でる兄妹
Tennyson

Photo credit: OURAWESOMEPLANET: PHILS #1 FOOD AND TRAVEL BLOG on Visualhunt.com / CC BY-NC-SA
Photo credit: OURAWESOMEPLANET: PHILS #1 FOOD AND TRAVEL BLOG on Visualhunt.com / CC BY-NC-SA

 エドモントン出身の21歳のルーク・テニゾンさんと19歳のテス・プレティーさんの若い兄弟デュオ。妹のテスさんがドラムを、兄のルークさんがキーボードや電子楽器をそれぞれ担当し、作曲やプロデュースも行っている。テスさんが奏でるアコースティックなドラムの音色が交差する彼らの音楽。エレクトロニックミュージックでありながら、親しみやすいリズムが印象的である。二人は来日経験もあり、その際には梅干しを初めて食べる動画を投稿するなど、お茶目な一面も見せている。