コーヒー風味のお酒といえば、コーヒーリキュールを使ったカルーア・ミルクのようなカクテルを思い浮かべる人が多いだろう。しかし、カナダにはコーヒーとウィスキーや、コーヒーとビールなどを組み合わせた商品が存在している。寒さが増してきたこの季節、そんなユニークなコーヒー味のお酒を片手に友人との晩酌を楽しんでみてはいかがだろうか。
リッチでクリーミーなコーヒービール
BRICKS + MORTAR
2013年にトロントに誕生したブリュワリー、Left Field Breweryが同じくトロントのPilot Coffee Roastersとのコラボレーションを果たし、冬の季節限定商品として販売しているBRICKS + MORTAR。焙煎して間もないDon Rodrigo Colombianのコーヒー豆をビール製造段階の最後の部分で加え、じっくり丁寧にコーヒーの味をビールに浸透させる。
その結果、マンゴーのようなフレッシュな甘さとナツメグの風味さえ感じる、スムースでクリーミーな口当たりが特徴のコービービールが完成する。甘いものとの相性が良く、お勧めはバニラアイスクリーム。なおこちらのブリューワリーでは様々なイベントが頻繁に行われているので実際に足を運んでみていただきたい。
コールドブリューコーヒー×ウィスキー
KAVI Reserve Coffee Blended Canadian Whisky
コールドブリューコーヒーとカナディアンウィスキーのハーモニーが楽しめるちょっと珍しいタイプのウィスキー。手作業によってじっくり時間をかけて作られるウィスキーはオークとバニラの風味を感じさせる味。その一方では世界から集めたコーヒー豆を丁寧に焙煎し、独自の方法で抽出作業を行うこと2日半、KAVIのためだけのコールドブリューコーヒーが作られる。
そうして生まれたコーヒーとウィスキーがミックスされ、芳醇で口当たりの滑らかなコーヒーウィスキーとなる。飲みやすくコーラやサイダーで割るのもよし、ロックでぐいっと行くもよし。また甘いものとの相性も良いのだという。大人な夜を演出したい方には是非ともお勧めしたいウィスキーだ。