季節の変わり目でお肌の調子、乱れていませんか?
海外生活でストレスが溜まったり、生活習慣が変化することで、お肌の調子が悪くなったという方が増えています。大人ニキビは思春期ニキビと違い、再発しやすく、跡が残ったりシミの原因となります。出来る限り予防し、早急に対処するようにしましょう。
大人ニキビとは
大人ニキビとは20歳以上でできるニキビのこと。表皮の新陳代謝のリズムが崩れ、ぶ厚くなってしまった角質が毛穴をふさいでしまうことで、ニキビとなってしまいます。あごや口の周りにできやすく、正しいケアをすることで改善が期待できます。
大人ニキビの特徴
- □ 再発しやすい
- □ 跡が残りやすい
- □ シミになりやすい
大人ニキビの原因
- □ ストレス
- □ 睡眠不足
- □ 偏った食生活
- □ 生活環境の変化
- □ 喫煙・飲食
- □ 紫外線
- □ ホルモンバランスの乱れ
大人ニキビの種類
☆白ニキビ
ニキビの初段階。毛穴の中に汚れが溜まり、皮膚が盛り上がっている状態。
☆黒ニキビ
古い角質が溜まり、毛穴の中の皮脂が増加し酸化して黒くなった状態。
☆赤ニキビ
いわゆるニキビ。毛穴がふさがりアクネ菌が増殖、赤く炎症を起こしている状態。跡が残りやすいのが特徴。
☆黄(膿)ニキビ
赤ニキビが悪化し、炎症・化膿している状態。目立つし痛みを伴う場合が多く、跡も残りやすい。
☆ニキビ跡・シミ
メラニンが増加し色素沈着してしまったり、皮膚陥没している状態。繰り返し同じ場所に炎症が起きることで、ダメージが蓄積、ニキビ自体が治っても跡が残ってしまうこともある。
大人ニキビの予防方法
しっかり洗顔し保湿する
毛穴を清潔に保ち、十分に保湿することが大切。
生活習慣を見直す
睡眠時間をしっかり確保し、たんぱく質やビタミン類を多く含む食材をバランスよく摂取する。また、適度の運動を行うことで、代謝アップが期待できる。
紫外線を避ける
ニキビが日焼けするとシミになりやすくなるケースもある。必ずUVケアをすること。
ニキビくらいで受診しても良い?
ちょっとしたニキビで医師を受診しても大丈夫?と不安に思う人も多い。しかし、いくら丁寧に洗顔・保湿し、規則正しい生活を心がけていても、やっぱりできてしまう、またなかなか治らないのが大人ニキビ。病院を受診することで、ニキビの段階・原因に合わせたお薬や、ピーリング効果のあるローション(処方薬)を上手に使用することで、多くの場合、症状は軽快する。シミになっちゃう!と心配する前に、ぜひお気軽にご受診ください。
鶴 慶子さん(RN-日本、RPN-オンタリオ州)
日本で9年看護師経験を積んだ後、渡加。ジョージブラウンカレッジナーシングコースを卒業後、オンタリオ州看護師免許を取得。現在はトロント市内の医療機関で看護師として勤務する傍ら、日系コミュニティー向けの医療サポート会社WELLNESS KIZUNAのクリニカルディレクターとして活躍中。