リメンバランスデーの赤いポピーのバッジに変化が|TORJAニュース報道局

リメンバランスデーの赤いポピーのバッジに変化が|TORJAニュース報道局

 11月11日はリメンバランスデー(Remembrance Day)という祝日。この日に第一次世界大戦が終結されて以来、休戦記念日と戦没者追悼記念日として定められている。この日は、赤いポピーのバッジを左胸に飾るのが習慣。花はカナダ人の有名な軍医で詩人のジョン・マクレーが書いた詩に関係している。

第一次世界大戦時、激戦区だったベルギーのフランダース地方にいた彼は、戦没者の集団墓地の周り一面に咲いていたポピーの花を亡くなった命と対照している。マクレーの詩が戦時中イギリスの雑誌に掲載されるとたちまち有名になり、赤いポピーは戦没者への敬意のシンボルとして使われるようになった。

そんなポピーのバッジだが、従来はプラスチックで作られていたが、今年から紙やプラスターなどを使った生分解性のものに変わったそう。ナチュラル志向のカナダらしい動きだ。

記者コメント
戦時中にイギリスの雑誌に載るなんてすごいです。誰が誰に勧めてその経緯に至ったのか、どのように原稿を送ったのか、など、個人的には細かいことが気になります。Wikipediaによると二説ありますが、私は映画の「1917」のように戦火の中を走るとか、ドラマチックな連絡の仕方を勝手に想像してしまいます。