第18回 海外で日本語を継承することについて考える|カエデの多言語はぐくみ通信

第18回 海外で日本語を継承することについて考える|カエデの多言語はぐくみ通信

 私のコラム読者には海外永住だが自分の子どもに日本語を話してほしいと願う親御さんも多いでしょう。子どもに自分の言葉を伝えたいと思うのは自然なことです。ただ、これが海外だとたいへん難しく、日常必要のない日本語を進んで学ぼう

第17回 ハーフでも補習校ってだいじょうぶ?|カエデの多言語はぐくみ通信

第17回 ハーフでも補習校ってだいじょうぶ?|カエデの多言語はぐくみ通信

 わが家の日加ハーフ2人の子どもたち(現在成人)はどちらも小学1年生から高等部卒業まで12年間トロント補習授業校に通いました。結果は行かせて正解でした。ハーフでも補習校高等部を卒業できます。でもどうやって?そしてハーフな

第16回 子育てと教育を日加比較してみた|カエデの多言語はぐくみ通信

第16回 子育てと教育を日加比較してみた|カエデの多言語はぐくみ通信

 カエデの子どもたちは現在カナダの大学生です。今月号では子育てや教育を振り返り、10項目について日本とカナダの特徴を比較してみたいと思います。 ①夫の家事育児参加  夫の家事育児参加を比較すると、日本人男性の家事育児時間

第15回 日系国際児のアイデンティティ: わが家の場合|カエデの多言語はぐくみ通信

第15回 日系国際児のアイデンティティ: わが家の場合|カエデの多言語はぐくみ通信

 日本人と外国人の親から生れる子どもを日系国際児と呼びます。カエデの子どもたちも日本とカナダの国際児です。祖国を2つ持つ彼らのアイデンティティはどのように形成されるのでしょうか?成人した子どもたちに日本語で聞き取り調査を

第14回 子どもを偏見のない人に育てるには|カエデの多言語はぐくみ通信

第14回 子どもを偏見のない人に育てるには|カエデの多言語はぐくみ通信

 去年から今年にかけて「差別」という言葉をよく聞きます。ブラックライブズマターやコロナ禍でのアジア人女性への暴行に見る人種差別。今年は森喜朗氏の女性蔑視発言や、なかなか進まない選択制夫婦別姓問題があり、先日はメーガン妃が

第13回 国際結婚の日本語保持は 母親の責任?|カエデの多言語はぐくみ通信

第13回 国際結婚の日本語保持は 母親の責任?|カエデの多言語はぐくみ通信

 海外に定住する日本人は52万人です(2019年)。その内32万人が女性で、男性の1.6倍となっています。私の住んでいるカナダでも、日本人女性の定住者が日本人男性より多く、既婚者の大半は日本人男性以外と国際結婚しています

第12回 子どもの外国語習得は もはや大人の義務?|カエデの多言語はぐくみ通信

第12回 子どもの外国語習得は もはや大人の義務?|カエデの多言語はぐくみ通信

 私は英仏2言語が公用語の国カナダに住んでいます。しかし、カナダ人、特に英語が第1言語でフランス語も話せる人は、私のまわりにほとんどいません。英語を話せれば外国へ行っても特に困らないからです。また、日本も小学生から英語が

第11回 継承日本語教育って難しい|カエデの多言語はぐくみ通信

第11回 継承日本語教育って難しい|カエデの多言語はぐくみ通信

 国際結婚や移住で海外に住み、子どもに継承語として日本語を教えることはほんとうに難しいです。日本からカナダに移り住んだ私は第1世代、子どもは第2世代ですが、カナダのグローブ・アンド・メール紙に、海外での継承語は、第2世代

第10回 国際結婚家庭はモノが多い|カエデの多言語はぐくみ通信

第10回 国際結婚家庭はモノが多い|カエデの多言語はぐくみ通信

 この号が出る頃には、クリスマスやお正月をどのように過ごそうかと考えている海外在住家庭も多いのではないでしょうか。日本人が国際結婚や移住で海外に住んでいると、「日本の行事もする派」と「現地の行事のみする派」に分かれるよう