Paul Kariya(ポール・カリヤ)|ブリティッシュコロンビア・ピープル

毎週お届けするブリティッシュコロンビア州出身の著名人のコーナー。今週はNHLで活躍した日系三世のポール・カリヤです。

ポール・カリヤは1974年10月16日にブリティッシュコロンビア州バンクーバーで誕生しました。日本名は狩谷哲彦で、父親が日系カナディアン、母親がスコットランド系カナディアンの元に誕生しました。幼い頃からアイスホッケーには馴染みがありましたが、高校時代から彼の才能が発揮されました。高校卒業後はアメリカにあるメイン大学に進学し1年生にして全米大学ホッケーのHobey Baker Awardという最優秀選手賞を獲得しました。

1993年に開かれたNHLドラフトにてカリフォルニアのアナハイムが本拠地のマイティーダックス・オブ・アナハイムに指名され、彼のNHL選手としてのキャリアがスタートしました。さらに2002年のソルトレイクオリンピックではカナダチームの金メダル獲得に貢献する活躍をみせました。

2003年のスタンレー・カップでは、チームを初の決勝進出に導きましたが、同年7月、チームメイトのティーム・セラニと共にコロラド州が拠点のコロラド・アバランチと契約しましたが怪我が重なり、活躍することが出来ませんでした。2005年にはテネシー州のナッシュビル・プレデデターズ、2007年にはミズーリ州のセントルイス・ブルースと3年契約を交わし、再度怪我に悩まされ、そのままシーズンが終了し、2011年6月、現役引退を発表しました。

現役を引退した後はカリフォルニアに住居を構え、趣味のサーフィンに没頭しているそうです。結婚はされていませんが、Valerie Dawsonというオフィシャルなガールフレンドがいます。

木村拓哉のアイスホッケーを題材にしたドラマで背番号「9」となったのは、ポールの背番号「9」を参考にしたとも言われています。すでに現役を引退しており、実際のプレーを見ることは出来ませんが、日系のプロホッケープレーヤーとして多くの実績と名声を残してくれました。