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桑原 誠司さん 特集インタビュー

高校卒業後に単身渡加。独学でデザインを勉強し、3年間の修行の末、家具デザイナーとして独立。自身のコレクション以外にもカスタムメイドでアート性と実用性を兼ね備えた家具を作り続けている

桑原 誠司さんの特集インタビュー

特別な学校に通った訳ではなく、自身のやる気と努力で現在活躍している家具デザイナーの桑原誠司さん。洋風な家具に日本のテイストを盛り込んだりと〝新しい家具デザイン〟創りに真摯に取り組んでいる。そんな桑原さんにカナダに来たきっかけやバンクーバーの魅力、ものづくりについて話を伺った。
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初めてバンクーバーに来たきっかけはなんですか?なぜ、カナダの中でバンクーバーだったのでしょうか?

バンクーバーに来たきっかけは日本の高校卒業後進路を探している際、広告でたまたま見たカナダ留学に興味を持ち、学生としてきました。

バンクーバーに残ろうと思えたバンクーバーの魅力について教えてください。

大自然と治安の良さ、日本を含めアジアと北米の文化が調和した過ごしやすい場所だと感じたからです。後は(カナダですが)アメリカンドリームを信じて。

来たばかりの頃の英語力はいかがでしたか?何か勉強のコツがあれば教えてください。

英語は今でも苦労しています。コツは英語を常に話す環境に自分を置くことではないでしょうか。

こちらでデザインの学校に通われたのですか?家具デザイナーを仕事にしていきたい、と思ったのはいつ頃でしたか?特別なきっかけがあったのでしょうか?

アートに興味を持ち、友人達と家を借りてそこのガレージで活動を初めました。当時お金もなく学校へも行けず、ガイドをしながら独学していました。彫刻以外にテーブルなども作り始めそれから家具製作への道に進むことを決めました。

独立前の修行時代など、大変な時期もあったと思いますが振り返ってみていかがですか?乗り越えるための心持ち、また独立した時の決意・理由などを教えてください。

当時全く技術も知識もない自分でしたが、とにかく木工所で雇ってくれる会社を探しました。日系の木工会社のポジションが運良く空き、その会社で3年間修行することができました。とても腕の良い優しい親方でしたが、ものづくりにはとても厳しく何度もやめようとも思いましたが、いずれ自分のデザインで独立することを目標に自分の作品をコツコツ作り準備していました。とにかくチャレンジ精神と行動力、夢ではなく目標をもって励みました。

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デザインのアイディアはどこから生まれてくるのでしょうか?

デザインのアイディアは様々ですが、自然の中や建築物、そしてアートなど、色々なものを観察しています。

一つの作品を創り上げるまでの工程を簡単に教えてください。どれぐらいの時間が掛かりますか?

デザインー見積もりー材料の買い出しー製作—オイルや塗装仕上げー納品。キャビネットやテーブルは1週間から2週間それぞれ異なります。

制作を通して、難しいこと、やりがいに感じることはなんですか?

基本的に全く同じ物やデザインを作ることがなく、毎回違うデザインの家具を作っていますので、その工程ごとに思いもよらぬことがおこることがあります。それを克服した時の達成感とお客様に喜んでいただけた時やり甲斐を感じます。

今後挑戦していきたいことはなんですか?

もっと芸術的な家具を作ることと展示会への出展。他にも現在Secondラインで値段もお手ごろなジュエリー”deep forest jewelry”を発表していく予定です。

夢を追いかけるワーキングホリデーの幣紙読者にメッセージをお願いします。

やるんならとことんやり、適当なら辞める。目標を決めて頑張ってください。


桑原誠司(Seiji Kuwabara)
inelement.ca
東京都東久留米市出身。1991年よりバンクーバー在住。独学でデザインを学び、現在は特注家具、店舗内装の制作に携わる。2003年にパートナーのひまりさんとインエレメントを設立。トロントを含め、各都市の展示会にも参加し、ニューヨークやシンガポール、アイルランドなど海外にも顧客を増やしている。

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