People.22 vol.3「Oshawa Music Week」平山ななみさん|カナダで挑戦する若者

先週は私にとって初めてである 「Oshawa Music Week」が開催された。これは音楽ビジネスプログラムの学生が主催する1週間に渡るイベントで、今年で23年目を迎える。主にオシャワ、ダラム地域の音楽の才能を紹介し、音楽コミュニティーの発展、支援、団結に努めている。

1月からEvent Workshopというクラスが始まり、そのクラスを通してイベントの準備を進めていく。私たちのクラスは「Our Lips Are Synced」というイベントで、リップシンクダンスコンテストを行った。また、「Feed the need in Durham」という団体への募金活動も同時に行なった。一から準備を始めるため、マーケティングチームや出演者を集めるタレントチーム、スポンサーなどを決めるリソースチームなど、それぞれに役職が与えられる。そして毎週2回の会議で進捗報告やブレインストームを行い、準備を進めていった。

私はMarketing/Promotionのグループに入り、SNSの更新や、キャンパス内での広報イベント、ラジオ局などのメディアへの宣伝活動など、メンバーと協力しながら様々な仕事をこなした。このイベントのテーマが70’s Discoだったため、それを基盤に様々なコンテンツやデザインを考えた。キャンパス内での広報イベントでは、パフォーマーの1人であるクラスメイトがドラァグクイーンの格好になって70’s Discoの音楽と共に宣伝を手伝ってくれた。その子の存在はほんとに大きく、踊っては皆に話しかけ説明。の繰り返しで、キャンパス内で目立ちまくっていた。その子のおかげでチケットの売り上げが伸びたのは間違いない。

イベントは大成功に終わり、募金も15万以上集まった。正直こんなに1つのイベントを準備するのが大変だとは思わず、入学する前の「Oshawa Music Week」に対するワクワク感を準備期間は忘れていることが多かった。しかし、この経験から得られたものは膨大で様々な気づきもあった。新しい環境での初めての挑戦で緊張と疲れは果てしなかったが、それと同じくらい音楽ってやっぱ最高だな〜という気持ちで締めくくることができた。