People. 3 KTM JAPAN株式会社 マーケティングスペシャリスト 針谷俊輔さん|カナダワーホリを超えて30代になった今

 2011年の東日本大震災を機に、「一度しかない自分の人生」ということに気づき、2013年5月にトロントへ渡航しました。滞在中は人の出会いはもちろん失敗も成功も含め、最高の経験をしました。

 カナダでの経験は、その後の人生に大きな影響になり、帰国後は外資系企業を転々としつつ、今はオーストリアのバイクメーカーの「KTM Japan」でマーケティングの仕事をしています。仕事以外にも1万5千人規模の「かむろ坂さくらまつり」主催やDJイベント、国際交流会の主催など、今でも色々なことに挑戦しています!

カナダワーキングホリデーを経て

 滞在中に強く感じたことは2点あり、「自主的に動けば何かしらの結果は出る」そして「人の出逢いは一期一会である」ということ。

 ワーホリは一年という期限がある中で、失敗を恐れず能動的に動くことで自分の可能性がとても広がります。実際自分も車の整備士というバックグラウンドがあったというものもありましたが、大小15社ぐらいに飛び込みで履歴書を配って、その場で面接を受けた結果、現地雇用を得ました。

 また様々なイベントを主催+DJをしてみたいと思い、「Creators Lounge」のトムさんを紹介してもらい、TIFFの案件や無印良品の案件に携わらせてもらいつつ、自分のやりたい企画も動かすことができた結果、150人規模のDJイベントを成功させることができました。この経験は今でも自分の自信と原動力になっています。

 自主的に動くこととリンクしますが、人との出逢いも本当に大事です。現地の人や他国の人とオープンに接することで、英語を学びつつ、その方の国のことも理解でき、視野がとても広がりました。また海外の人へは自分が「日本の印象」になるので、あらためて「日本人」というものを考えるいい機会になりました。現地で出逢った日本人の方も困った時に日本人として助けてる仲間なので、ぜひ日本人との出会いも大切にして欲しいと思います。

 ワーホリは非常に貴重な経験ができる機会です。ぜひ様々なことに挑戦し、自分を成長させ、その後の人生を有意義に過ごせるよう頑張って欲しいと思います。