eSIMのリスクと面倒くさい初期設定の裏技!|カナダのけーたい屋さんが教えてくれる“海外携帯電話事情”【第36回】

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eSIMのリスクと面倒くさい初期設定の裏技!|カナダのけーたい屋さんが教えてくれる“海外携帯電話事情”【第36回】

以前より対応機種も増え、最近はeSIMについてのお問合せも多くなりました。今回はよくある初期設定エラーと対応方法について改めてご紹介したいと思います。

1.そもそもeSIMって何ですか?

SIMカードという小さなチップを端末に差し込み利用する従来の方法に加え、スマホの製造番号を元にネットワーク上で電話番号を書き込みして開通する方法です。申し込みの際は、利用しているスマホのEID番号とIMEIという製造番号をキャリアに知らせて開通をします。料金プランもSIMカードを入れる時と全く同じです。

2.初期設定トラブルと対応方法


SIMカードの場合は端末にチップを差し込みすると利用開始できるため非常に簡単ですがeSIMはスマホで初期設定が必要です。万が一失敗した場合はキャリアによってはQRコード再発行(プランがすぐに使えない状態)になるため、慎重に行わなくてはなりません。

①最初にインターネット環境を確保…先ずは到着空港のWiFiを繋いでからスタートしましょう。インターネット環境が無いままいきなり初期設定しようとするとエラーになります。初期設定失敗はこのケースが一番多いです。

②日本では無くカナダに入国してから設定…カナダのeSIMは、カナダの電波が取れる所以外で初期設定できません。事前に日本で設定する事が出来ないので全て現地に着いてから行いましょう。日本で初期設定をしようとするとエラーになり、入国後にすぐプランが使えないリスクがあります。

3.初期設定があっと言う間にできる裏技!

日本のSIMカードを入れたまま初期設定しようとすると、電話番号が2つ存在するため優先回線をどれにしますかという選択が画面に出てきます。日本の電話番号を誤って繋いでしまい高額請求が来たというリスクを取りたくないという方は、日本の電話番号がSIMカードなら物理的に抜いておくのがおすすめ。

カナダのeSIMの番号1つだけを登録する状態であれば、初期設定が秒で出来ちゃいます!

けーたい屋もおかげ様で15周年。カナダのプラン契約方法もこの15年でだいぶ変わりました。eSIMはSIMカード受取りが必要ないので便利ですが、利用の際は対応機種を用意する必要があります。iPhone XR以降のシムフリー端末か、アンドロイドの場合はキャリアの対応機種一覧で確認しましょう。