【26皿目】北アメリカの国民食「チリ」(チリコンカン)|イケメン・フレンチシェフが教えるカナダでクッキング

なんだかこの冬は暖かいなって感じるのは僕だけではないはず。

毎年冬前になると「今年は雪が多い冬」「今年の冬は冷え込む」なんて予報は最近あてにならなくなってきたような。

そんな天気の予報だけじゃなくて、物価の上昇や、不動産、僕が働いてる飲食業界の予想なんかを聞いてるとなんだか時代が変わっていく真っ只中にいるんだなと感じます。今後Recession(不況)が来ると言われていますがどうなっていくんでしょうか。

ここまで真面目な話をしてきましたが、正直僕はなんのこっちゃよく分かってません(笑)。そんな中でもポジティブなことも必ずあるんだろうと。そこを探すのが1番大事なのかなと思います。

北アメリカの国民食「チリ」(チリコンカン)

さて、今回は北アメリカでよく見る料理「チリ」を紹介します。日本ではチリコンカンなんて言われたりしますが、僕はカナダに来るまで食べたことがなかったのでチリコンカンなんて聞いたこともありませんでした。

チリを僕が初めて作ったのはフランス料理のお店で賄いを作らなきゃいけなくなったときにグーグルで調べて作ったのが最初。それにはたくさんスパイス(クミンやらパプリカやら)をミックスしなければいけなくて覚えるのが大変。だけど奥さんは普通にそれを作っていたのです。しかも味も安定してるし。

「なんでそんなにスパイス覚えられるの?」って聞いたら「覚えられるわけないじゃん。Chili Powder使ってんだよ」と言われて衝撃を受けました。Chiliのスパイスミックスが売っているんです。それを使えば簡単にチリが作れちゃうんです。

ワンポイント・アドバイス

ただChili Powderと言ってもブランドによっては辛いだけのChili PepperのPowderもあるので裏の詳細を確認してスパイスが入ってるか確認してみてね。

豆は缶のもので自分の好きなものを選べばよいのですが、ドライのものを使うときには一晩水に浸けてから使った方が煮込むときに柔らかくなりやすいのでそこだけは注意して作ってみてください。

チリコンカン

材料(4人前)

  • 鶏のひき肉 1kg
  • タマネギ 2個
  • ズッキーニ 1本
  • ニンニク 4片
  • チリパウダー 大さじ3
  • トマトペースト 大さじ1
  • ブラウンシュガー 大さじ1
  • トマト缶(Diced) 1缶
  • お好みの豆(このレシピはチックピーとキドニー) 2缶
  • 塩と胡椒 適量

つくり方

  1. 鍋に油を敷いて強火で温めます。煙が出てきたら鶏肉を入れて塩胡椒で下味を付けて中火に落として焼き色が出るまで炒めます。
  2. ズッキーニとタマネギは1cm角に、ニンニクはみじん切りにして鍋の中に入れて肉と一緒に炒めながら柔らかくします。
  3. 野菜が柔らかくなったらスパイスとブラウンシュガーを入れて3~4分香りを馴染ませるように炒めます。炒めたらトマトペースを入れまた5分ぐらい焦がさないように炒めます。
  4. 豆は水気を切ってから鍋に入れて、トマト缶はそのまま液体も全部鍋に入れて弱火に落とし蓋をして30~40分煮込んで豆が柔らかくなっていればOK。最後に塩と胡椒で味付けして完成です。
    *注意点は豆が柔らかくなる前に火が強すぎたり、煮込みすぎて水分が少なくなりすぎてしまう時もあるので、途中で少し水を追加したりして調整してみてね。
  5. サワークリームやネギ、チェダーチーズなどを乗せるとより美味しく食べられます。

こちらのレシピはYouTube「Kitchen A Yoshi海外で料理」でも作り方を紹介してるのでCheck!