カナダに住んだらいつかは行きたい!カナディアンロッキー|TORJA読者旅行記#トロント発ローカルな旅

カナダに住んだらいつかは行きたい!カナディアンロッキー|TORJA読者旅行記#トロント発ローカルな旅

今月のレポーター 松好真奈美さん

モレーン湖
モレーン湖

神々しく連なる山々と魅力あふれる湖

 とにかく山々が神々しく、それぞれに違った美しさ、魅力を感じられました。ターコイズブルーに輝くレイクルイーズ、モレーン湖はもちろん素敵でしたが、特にモレーン湖の奥にそびえ立つテンピークスが格好良く、車窓から険しい峰が見えてきた瞬間に心奪われました。

 今年はなかなか暖かくなかったようで、私たちが訪れた6月中旬は例年に比べて山頂の雪も多く残っており、カナディアンロッキーらしい姿を見ることができました。また湖の氷が解けるのも例年より1カ月ほど遅く、訪れた時はちょうど多くの湖で氷が解けた直後だったようで、湖によって全く異なる表情を見ることができたのも素晴らしかったです。

ペイト湖
ペイト湖

 ペイト湖は3年前に展望台改修工事が始まったもののその後コロナで工事が進まず、ようやく今年展望台が再開したとのことです。氷が解けた直後、まだ氷河の岩粉が流れ込む前にしか見られない深いコバルトブルーの姿が見られたのもラッキーでした。またボウ湖はまだ半分凍っていて、氷がない部分は澄みきった湖面に映るロッキーが美しく、氷が残った部分はカナダグースの親子が湖面を歩く姿がかわいらしく、心に残っています。

ーツアーに参加してよかったこと

凍ったボウ湖
凍ったボウ湖

 ツアーでは見どころを効率よく回っていただけました。特にこの頃は入場規制のため、一般車両は駐車場が限られていたり、観光スポットから少し離れた駐車場に停めなければならない場合があるようで、個人で同じスポットを巡るとさらに時間がかかるそうです。またガイドさんの説明も非常に分かりやすく、この素晴らしい景色がどのように出来たのか、環境の移り変わりなど地質学も交えてお話いただいて、生まれて初めて地球の歴史に興味が沸きました。おかげで、バンフからカルガリーへ戻った後、レンタカーでドラムヘラーにあるロイヤル・ティレル古生物学博物館を訪れたのですが、地球史熱がさらに高まりました!

Royal Tyrrell Museum
Royal Tyrrell Museum

 車窓から見えるたくさんの山々や氷河もそれぞれにストーリーがあり、ガイドさんに教えていただかなければ知ることなく過ぎてしまうところでした。今回はたまたま私たち家族以外にツアー参加者がいなかったため、車もガイドさんも貸し切りのプライベートツアーとなりラッキーでした!

ーレストランやお食事はいかがでしたか?

 バンフに滞在中は(私がお酒好きなので)迷わず「Distillery Park Restaurant」、「Three Bears Brewery & Restaurant」で食事しました。「Distillery Park Restaurant」はHiker Greensサラダ、「Three Bears Brewery & Restaurant」はクリーミーチーズソースと飴色のオニオンが乗ったフライドポテトが美味しかったです!バンフはレビューの高いレストランが多く、もっと滞在が長ければチーズフォンデュ専門店の「Grizzly House」、ガイドさんのお勧めしてくれた「Melissa’s MisSteak」の低温調理ステーキも食べに行きたかったです。

スタバもオシャレなバンフ
スタバもオシャレなバンフ

 ちなみに、ツアー2日目はエメラルド湖でピクニックランチだったのですが、バンフ宿泊先の近くにあった「Wild Flour Bakery」で朝出発前にサンドウィッチを買っていきました。大自然の中で食べるランチは格別でした。

ーこれからカナディアンロッキーに行く人や小さなお子様連れのファミリーに向けてワンポイントアドバイス

 とにかく一日の中で気温差が大きく、日中半袖で過ごせるくらい暑くても少し日が陰ると途端に寒くなったり、一日で夏~初冬全ての気候に対応できるよう重ね着出来る服装が必須でした。

 途中立ち寄った「コロンビア大氷原ツアー」ではアサバスカ氷河の上を歩けるのですが、氷が解けだしているところが多いので、足元に気を付けて歩かないとハマって靴がビショビショに。また氷河から流れ出した水を飲用できるのですが、空のペットボトルを持っていくと便利です。

アサバスカ氷河
アサバスカ氷河

 今回は1歳の娘を連れての旅行でしたが、移動が多いので退屈しないよういろんなグッズを用意、また観光スポットにいる間は出来る限りたくさん歩いたり運動させて、疲れさせるようにしました。今回は移動中も車窓からいろんな動物(マウンテンゴート、ビッグホーンシープ、熊まで!)を見ることができて楽しかったです。

車窓から熊発見!
車窓から熊発見!

 唯一の誤算は帰りのフライトでした。カルガリー17:45発・トロント23:28着の便を利用したのですが、空港の人手不足の影響で、到着後なかなか機内から降ろしてもらえないことが多いと事前に聞いていたのですが、深夜でさらにスタッフが少なかったのか、ピアソン空港着陸後飛行機内で1時間半待ち、その後さらに荷物受け取りに1時間半、ようやく空港を出られたのは午前3時過ぎでした。Baggage Claimでは荷物受け取りを諦めて帰宅する人も多く、置き去りにされたスーツケースがずらりと並んでいました…。時間帯にもよるかもしれませんが、国内旅行は出来る限り預け荷物無しで行くことを強くお勧めします!

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