現在トロント大学Scarboroughキャンパスでは、2023年秋にオープン予定の学生寮が建設中です。トロント大学プレジデントMeric Gertler氏は「学生寮の最新でイノベーションあふれる施設はScarboroughキャンパスのニーズによってデザインされました。
この学生寮を通して、学生たちにはかけがえのない友情や思い出を作っていって欲しい、そして学生寮がキャンパスのコミュニティーハブ的な役割を担う存在になっていって欲しいと思っています」と述べています。
新学生寮の建設は、北アメリカ最大のパッシブハウスプロジェクトとも呼ばれ、Scarboroguhキャンパスのサステナビリティ、持続可能性社会への取り組みの一環を表しています。パッシブハウスとは、建物や窓の断熱化や熱を逃さない換気システムなどの省エネルギーデザインが導入された建物で、典型的な建物よりおよそ40〜60％のエネルギーを節約できると言われています。
新学生寮の主な特徴
9階建て総室数750室、個室または二人部屋があり、寮のユニークなコミュニティーシステムによって仕切られます。全寮生が使用可能な学習スペースや、キッチンやラウンジがある交流スペース、またルーフトップガーデンやテラス、ダイニングルーム、ウォークショップなどが行えるイベントスペースなどの施設も充実しています。大学の学生生活課（Office of Student Experience & Wellbeing, Student Housing & Residence Life）なども設置される予定です。
新学生寮の建設はまた、Scarboroughキャンパスの戦略的展望―全学生の成功Inspiring Inclusive Excellence―のための5か年計画の一つでもあります。U of T Scarborough学長Wisdom Tettey氏は「学生はScarboroughキャンパスの中心的存在であります。新学生寮は学生達により良い学生生活や寮生活を促し、Scarboroughキャンパスの一員である帰属意識を高める場所になればと思います」と述べています。私は来年の秋のオープンがとても楽しみです。
今回を持ちまして私の投稿は一旦終了になります。 読者の皆様長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。