人気のテレビ番組「Queer Eye: We’re in Japan!」に感じた違和感|
ovrseeのカナダライフ日記

人気のテレビ番組「Queer Eye: We’re in Japan!」に感じた違和感|
ovrseeのカナダライフ日記
Queer Eye: We’re in Japan! を見ました。Queer EyeとはNetflixで放送されているテレビ番組。Fab5と呼ばれるLGBTQの5名のメンバーが一般視聴者を外も中も変身させるという番組です。



2003年にオリジナルバージョンの放送があり、2018年に現在のFab5のメンバーでリメイクされました。その特別編、We’re in Japanが少し前に放送されました。Fab5が日本に行き、日本人の人を変身させます!



全話4話のみなので結構見やすいです。日本からは水原希子さんや渡辺直美さんが登場したりします。




さて、その第2話。主人公は日本人のゲイの男性。



見終わって、何かしっくりきませんでした。第1話の女性の話に関しては、もう目がうるうるしてきたのに、この彼に関してはどこか違和感が。いくつか整理してお話ししたいと思います。



1. 海外で自分らしさを見つけた彼を嬉しく思う


バンクーバーで自分らしさを見つけられらとおっしゃっていました。ovrsee生徒さんでも、カナダで自分らしく生きることを学んだという方は本当に多いです。日本から外に出て、自分探しをできたのは本当に素晴らしいし、ストレートやゲイに関わらず、みなさんにカナダで自分とは何かを見つけてほしいといつも思っています。



2. 日本に帰ってからの孤独


ovrseeスタッフが同じような話をしてくれたことがあります。カナダでせっかく見つけた自分を閉じ込めて生活しなければいけないのはとても辛いと思うので、彼の涙が心に響きました。


ここからは私が感じた違和感です。





3. バンクーバーやイギリスに行ったりと海外で生活経験がある


先ほど言ったように、海外での生活後、日本で彼が日本で孤独を感じるのはとてもわかります。でも、世の中には、海外に出たりという事が容易でない方もたくさんいます。私自身、カナダで経験したことを日本に伝えていきたいと思う気持ちあります。より良い国になって欲しいと思ってもいます。 でも、海外に出て変わった自分を、日本に住んでる人たちに理解して!!と言うのはどうなんだろうと思うこともあるんです。



一度海外に出てしまうと、日本に戻った時に人間関係が変わることもあります。私自身そういう経験もあります。周りに理解を求めるのではなく、どんな環境に居ても自分らしさを見つけること。今回Fab5がこのエピソードで伝えたかったのはこれかなって思います。




4. 理解のある家族がいる


放送をみる限り彼には理解のあるお母さんがいて、兄弟もいる。日本のLGBTQの方の話を聞くと、家族にカミングアウトができない、難しいとおっしゃる方も多いです。でも彼には遠距離ではあるけれど、愛してくれる恋人もいる。 彼のような立場になれたら。。。と願うゲイの人は少なくないのではないかなと思いました。





テレビにでて、顔をだすというのはまずそれだけで勇気のいることで、お母さんや兄弟も、とても勇気がいる行為だと思います。本当に尊敬します。彼のような勇気のある人たちが、社会の理解を深めてくれるんだと心から思います。



そして、この放送を見た若いゲイである事に悩んでる子が「自分は自分らしくていいんだ、自分を受け入れれてくれるところがあるんだ」と思ってくれれば何より素敵だと思います。



ただ、私が感じた違和感というのは「彼は特別な環境にいるということ」かもしれません。海外での生活経験があって、家族の理解があって。



実際、多くの日本人のゲイの人というのは、会社や家族にカミングアウトすることも容易ではなく、自分を隠しながら生活していると感じます。その温度差が違和感となって感じたんだと思います。誰もが彼のように自分らしく生きていける社会になれば良いなと願ってやみません。