【31皿目】Butter Chicken(バターチキン)|イケメン・フレンチシェフが教えるカナダでクッキング

普通に過ごすとなんでもない9月が、子供を持ったり自分が学校に行ってると新学期の月となるのが北米ならでは。日本の感覚でいると最初は戸惑ったけど最近はだいぶ慣れてきた感はあります。

ただもう一つ戸惑うのが学校の基準。カナダは日本の幼稚園の部分にあたるKindergartenも「学校」と呼ばれます。1番上の子が4歳になる時に「もうすぐ学校だねー」と言われたけど何の事だろうと戸惑っていたのは今では懐かしく感じます。子供がいないときはJKって言われると女子高生しか浮かばなかったなー。

お子様のランチにも!作り置きで時短可能な「バターチキン」

さて、今回は僕がよく子供のランチで使うバターチキンを紹介します。僕は朝はお弁当にあまり時間を使いません。休みの日に、ミートソース、カレー、チキンライス、餃子なんかをある程度たくさん作って小分けにラップして冷凍。それを前日の夜に解凍して、朝になったら温めてご飯やパスタと混ぜてお弁当箱に詰めるだけ。10〜15分あれば完成します。毎日作るって本当に大変だなとお母さんのありがたみを感じます。あっ、でもほとんど日本は給食か。笑

ワンポイント・アドバイス

今回のレシピで鶏肉をヨーグルトにつけるのですが、理由はヨーグルトの酵素で鶏肉を柔らかくするのとしっとりするので仕上がりがジューシーになります。

ちなみにたまにレストランなどで見かけるバターミルクチキン(フライドチキンなどでよくある)のも同じ理由でお肉をつけたりします。

乳製品はお肉の臭みをとる効果もあるので、僕がフレンチで働いていた時には、内臓系のものは牛乳でつけて臭みを消してから使っていました。

それから今回はカレー粉(Curry Powder)を使うのですが、クミンやターメリックなどのスパイス系はそのまま使うより、かるく炒めてから使うと同じ分量でも香りが強くなります。

こういった何気ないひと手間がまた料理を一段上のレベルに上げてくれるのでぜひやってみてください。

Butter Chicken(バターチキン)

材料(4人前)

  • 鶏の胸肉  2枚
  • ヨーグルト(無糖) 150g
  • カレー粉(漬け込む用) 大さじ1
  • バター 大さじ1
  • ニンニク 2片(みじん切り)
  • 玉ねぎ 1個(みじん切り)
  • 人参 1個(みじん切り)
  • カレー粉 大さじ2
  • クミン 小さじ1(あれば)
  • トマト缶 1缶(796m前後のもの)
  • チキンストック 350ml
  • 牛乳 350ml
  • 砂糖 大さじ4
  • 塩 小さじ1

つくり方

  1. チキンは皮と骨をとり一口サイズに切りジップロックに入れヨーグルトとカレー粉を一緒に入れ、よく揉んで最低1時間もしくはできるなら一晩冷蔵庫で寝かせる。
  2. 鍋にバターを入れ中火で温めます。泡が出てきたら玉ねぎを入れ柔らかくなるまで炒めます。
  3. 鍋にバターを入れ中火で温め、泡立ってきたら玉ねぎと人参を軽く3~4分炒める。炒めたらニンニクを入れ焦がさないようにもう2~3分炒める。
  4. 弱火に落とし、カレー粉とクミンを入れ2~3分炒めて香りをだします。
  5. トマト缶とチキンストック、牛乳、砂糖、塩、そして最初にジップロックに入れた鶏肉とヨーグルトを鍋に入れ中火でゆっくり沸騰させます。この際に木ベラなどで底を混ぜながら焦がさないようにします。
  6. 沸騰したら15分~20分煮込んで鶏肉に火が入れば完成です。ご飯と一緒に食べたり、スーパーで売っているナンと一緒にお召し上がりください。

こちらのレシピはYouTube「Kitchen A Yoshi海外で料理」でも作り方を紹介してるのでCheck!