アルバータ牛やバイソン、ハチミツなど多くの食材で知られるアルバータ州。州の中で最も多くの人口が集まるカルガリーには、そういった最高食材を使った最高のレストランも多く店を構える。カルガリーにある人気・有名店について、少しだけ紹介していこう。
CALGARY’S BEST #01 アルバータ牛なら間違いなくココ!
Caesar’s Steak House
毎年カルガリー市民によるNo.1レストランを投票で選び発表するメディア「avenue magazine」。そのベストステーキ店として栄えある1位に選ばれたのがCaesar’s Steak Houseだ。
市民が選んだ人気店は1972年に開店した老舗で、落ち着いた雰囲気のなかに高級感を醸し出す優雅な雰囲気を併せ持つレストランだ。開店当初から50年以上にわたって、秘伝のステーキスパイスなど最高基準の食材を提供するというスタンダードを守り続けてきた。
その中でもアルバータ牛は最高レベルで調理することにこだわりがある。注文を受けてから肉をカットし直火のグリルで炭火焼きするが、その前に28日間熟成させ、柔らかさと風味を出させるという特徴がある。
最高級のステーキは、カルガリーに足を運んで一度食べてみる価値アリ。レストランの名前にもあるシーザーサラダや2度焼きのスタッフィングポテトも忘れてはいけない。
また、料理以外にも「ブラッディ・シーザー」というオープン当初から人気のカクテルもぜひ試してみたい。
CALGARY’S BEST #02 市民が選ぶ北東地域No.1レストラン
Calgary Momo House
メディア「avenue magazine」の中で今年の北東地域ベスト1として選ばれたのが、ネパール料理店のCalgary Momo Houseだ。本格的なネパール料理は人気が根強く、市内外から多くのファンが押し寄せる。
チベット風餃子である「モモ」が看板メニューで、モモは小麦粉を練って作った皮で肉や野菜などを包んで蒸しあげた丸くてジューシーな料理だ。同店ではベジタブル、マトン、パニール、チキンから具材を選べる。
その他、ネパールの家庭料理である「ネパールタリ」という豆スープやご飯、数品のおかずがつくセット(チキン、ベジタブル、マトンから選べる)やネパール式焼きそば「チョウメン」など多様な料理を提供する。
シェフのプラカシュ氏が、パンデミック中の2021年春に本場のヒマラヤ風モモを市内に広げたいと思い立ったのが店の始まりとのこと。最初は自宅で店を始めたが、今ではカルガリー市内に2店舗オープンさせるまでに成長した。毎日正午から午後10時営業。
CALGARY’S BEST #03 地元に愛されるボリューミーな料理
Bridgette Bar
市内のデザイン地区に位置するバーは、OpenTableのトップ100にも選ばれた有名店だ。店内のレンガは剥き出しで、ミッドセンチュリー調の装飾などがトレンディでゆったりとした空間を作り出す。ランチからディナー、深夜、さらには毎日午後2~5時までハッピーアワーを営業し、老若男女から愛されるスポットだ。
メニューには、グリーン・ハリッサヨーグルトを添えたナス揚げや、チーズカードというチーズが中にたっぷり詰まったガーリックブレッドといった小皿料理から、薪で焼いたストリップステーキのベアルネーズソース添えやラム肉などの肉系ラージプレートを用意。さらにはマルガリータピザやイタリアンポークソーセージのパスタなども多数揃え、どれもシェアすることを前提に作られたというボリューム満点なのが嬉しいところ。また、バーというだけあって白、赤、シャンパンなど50種類以上から選べるワインやノンアルコールを含むカクテル、20種類近いビールなどアルコールメニューも充実している。
オープンから7年以上が経った今でも、ディナーの予約は数週間前にしないと間に合わないと言われるほどの人気店。今春にはトロント店をオープンさせ、カルガリーイチ勢いに乗っている名店と言えるだろう。