15周年を迎えたTORJAは、語呂合わせから生まれた「15(いちご)」特集で、この夏食べたいトロントのいちごスイーツ&ドリンクを大特集。そして、開業50周年を迎えたCNタワーでは、建設秘話から知られざるトリビア、絶景の楽しみ方まで、その魅力を徹底取材しました。甘酸っぱい夏の味覚と、トロントを象徴するランドマーク。味わって、学んで、街をもっと好きになる。そんな夏の特集号をお届けします。
開業50周年を迎えたCNタワーでは、建設秘話から知られざるトリビア、絶景の楽しみ方まで、その魅力を徹底取材しました。
TORJAは15周年。
ならば今年は、いちごを特集しよう。そんな編集部の遊び心から始まった企画です。
トロントで出会える、かき氷、パフェ、クロワッサン、抹茶ラテ、ジェラートまで。甘酸っぱくて、かわいくて、この夏だけの“いちご”をたっぷり集めました。15周年にぴったりの、見て楽しい、食べておいしい特集です。
果実をそのまま味わう自家製ソース
驚きのボリュームを誇るいちごかき氷
ひと目見た瞬間、その大きさに思わず驚くZen Sanuki Udonのいちごかき氷。山のように盛られたふわふわの氷には、たっぷりの自家製いちごソースが惜しみなくかけられている。
主役は何といってもこのソース。既製品は使わず、本物のいちごだけを使って仕上げているため、果肉感と自然な甘酸っぱさがしっかりと感じられる。さらに氷の中にもソースを忍ばせた二層仕立てで、食べ進めても味が薄まることなく、最後の一口までいちごのおいしさを存分に楽しめる。見た目のインパクトだけでは終わらない、満足感たっぷりの一杯だ。
おまかせの余韻を優しく包む
今夏限定のストロベリーデザート
鮨加地では、おまかせの締めくくりとして季節ごとに異なるデザートが供される。今夏登場しているのは、ストロベリーとホワイトチョコレートのアイスクリーム。淡いピンク色のアイスクリームは、いちごの爽やかな酸味にホワイトチョコレートのやさしい甘みが重なり、口の中でなめらかに溶けていく。
ふくよかな甘みが特徴の大阪スタイルの鮨を堪能した後だからこそ、この軽やかな後味が心地よい。添えられたフレッシュないちごと生クリームも彩りを添え、コースの余韻を美しく締めくくる一皿となっている。
サクッ、しっとり。二つの食感が楽しめる
人気のストロベリークロワッサンタルト

オープン当初から愛され続けるHitotoki Bakeryの人気商品。香ばしく焼き上げたクロワッサン生地にカスタードクリームを絞って焼き込むことで、外側はサクサク、中はしっとりとした食感に仕上げている。

仕上げには、いちごを使った軽やかなディプロマットクリームとフレッシュないちごをたっぷりトッピング。一口頬張ると、バター香るクロワッサンの風味に、やさしい甘さのクリームといちごの爽やかな酸味が重なり、絶妙なバランスを生み出す。長年愛される理由が、一口で伝わってくる一品だ。
4441 Hwy7 E, Unit 1&2, Unionville 25 CARLTON ST, Unit D, Toronto
hitotoki-bakery.ca
ふんわり生地からあふれるなめらかストロベリークリーム

J-Townで30年以上親しまれるBakery Nakamuraは、日本の街角にあるようなパン屋の味を届け続けている。


いちごドーナツは、ふんわり軽いイースト生地に、なめらかなストロベリークリームをたっぷり詰めた人気の一品。ひと口頬張ると、口どけのよいクリームがやさしく広がり、いちごの甘酸っぱさが生地のほんのりとした甘みと調和する。軽やかな食感で甘さも上品なため、最後まで飽きることなく楽しめる。どこか懐かしさを感じる、日本のベーカリーならではのやさしい味わいだ。
世界で磨いた技術が生むいちごを主役にした
繊細なフランス菓子

Food Networkの『Spring Baking Championship』シーズン10優勝をはじめ、Four SeasonsやShangri-Laなどトロントを代表するホテルでエグゼクティブ・ペストリーシェフを務めたSteven Tran氏。英国やフランス、日本など世界各地で研鑽を積み、フランスの伝統技法に季節の素材を取り入れた美しい菓子作りで注目を集めている。

今季は、オンタリオ産いちごをふんだんに使った「Strawberry Princess Cake」と「Strawberry Lemon Macaron Ice Cream Sando」が登場。プリンセスケーキは、軽やかなシフォンスポンジにカスタードクリームやバニラシャンティ、フレッシュないちごを何層にも重ね、ストロベリー風味のマジパンで仕上げた華やかな一品。一方、マカロンアイスクリームサンドは、サクッと軽いマカロンにストロベリーレモンソルベを合わせ、暑い季節にぴったりの爽やかな味わいが楽しめる。どちらも素材の持ち味と卓越した技術が光る、季節限定の逸品だ。

旬の食材で魅せる一皿
オンタリオ産いちごのサンデー

カナダ産の食材を生かした料理で高い評価を集めるRichmond Station。ミシュランガイドにも掲載されるトロント屈指の人気レストランでは、デザートも季節の食材を主役にした一皿が楽しめる。
現在提供されている「Ontario Strawberry Sundae」は、旬を迎えたオンタリオ産いちごの甘酸っぱさを存分に味わえる一品。なめらかなアイスクリームに、フレッシュないちごやソース、それぞれ異なる食感が重なり、一口ごとに表情が変わる。メニューは季節ごとに入れ替わるため、その時だけの旬の味に出会えるのも、このレストランならではの魅力だ。


抹茶スイーツから和スイーツ、
ドリンクまでいちごが彩りを添えるコレクション


日本・神楽坂発の和カフェ「Saryo Cafe」では、いちごを主役にした多彩なメニューが登場。人気の「抹茶&北海道ミルクソフトクリームあんみつ」をはじめ、いちご抹茶ラテ、フレッシュいちごミルク、いちご大福、くま型のクリームパフなど、抹茶スイーツから和スイーツ、ドリンクまで幅広いラインアップが楽しめる。

なかでも「抹茶&北海道ミルクソフトクリームあんみつ」は、香り高い抹茶のほろ苦さと濃厚な北海道ミルクソフトのコクに、みずみずしいいちごの甘酸っぱさが重なり、和と洋の魅力が調和した人気の一品。「いちご抹茶ラテ」や「フレッシュいちごミルク」は、いちごの果実感とミルクのやさしい甘み、抹茶の豊かな香りが織りなす味わいに加え、美しいグラデーションも印象的だ。和スイーツとドリンクの両方で、Saryo Cafeならではのいちごの世界を満喫したい。
夏にぴったりの爽快感
いちごとバジルが香る自家製レモネード

Evergreen Brick Worksに出店する「Street Eats Market」で見つけた夏限定の一杯。「Strawberry Basil Lemonade」は、フレッシュレモンを搾った自家製レモネードに、甘酸っぱいいちごと爽やかなバジルを合わせた、見た目にも涼しげなドリンクだ。
口に含むと、レモンのすっきりとした酸味にいちごのやさしい甘みが重なり、後から広がるバジルの清々しい香りが全体を引き締める。果実がたっぷり入った鮮やかな赤色も印象的で、暑い日に思わず手に取りたくなる爽快な味わい。自然豊かなEvergreen Brick Worksの散策のお供にもぴったりの一杯だ。
Evergreen Brick Works 550 Bayview Ave
いちごの甘みと抹茶の余韻
軽やかに楽しむ一杯
ケンジントンにあるトロントでも抹茶の人気店として知られるWu Wei Coffeeの「Everyday Strawberry Matcha」。自家製ストロベリーコンポートに、上質な「Signature Wu Wei M2 Matcha」を合わせた、軽やかな飲み心地が魅力のドリンクだ。

いちごの自然な甘みとほどよい酸味が抹茶のほろ苦さを引き立て、どちらかが主張しすぎることなく、絶妙なバランスでまとまっている。ミルクのまろやかさが全体をやさしく包み込み、後味はすっきり。果実感と抹茶本来の豊かな香りを気軽に楽しめる、Wu Wei Coffeeらしい一杯となっている。
サクッ、とろり、ふわり。
一口ごとに広がるクリームの幸せ

韓国カフェカルチャーから生まれた人気スイーツ「Kream Bomb」。四角いクロワッサン生地の中にたっぷりのクリームを詰め込み、いちごを添えた見た目も愛らしい一品だ。外は香ばしくサクッと焼き上げられ、中には北海道産乳製品を使用したなめらかなクリームが惜しみなく詰まっている。
ひと口頬張ると、バター香るクロワッサンの軽やかな食感に、ふんわりとしたクリームの口どけが重なり、いちごの甘酸っぱさが全体を心地よく引き締める。濃厚でありながら甘さは控えめで、最後まで軽やかに味わえるのも魅力。シンプルだからこそ素材の良さが際立つ、Kreamならではの人気スイーツをぜひ味わいたい。
ヨーグルトの爽やかさに、いちごが溶け込む
暑い日に飲みたい、やさしいスムージー

韓国発カフェ「Blu Shaak Coffee」のストロベリーヨーグルトスムージーは、たっぷりのヨーグルトに甘酸っぱいいちごを合わせた、すっきりとした味わいが魅力の一杯。鮮やかなストロベリーソースが白いヨーグルトに溶け込み、見た目にも涼しげなグラデーションを描く。
口当たりはなめらかで、ヨーグルトのやさしい酸味とコクに、いちごの自然な甘みと果実感が心地よく重なる。甘さは控えめで後味も軽く、暑い日でも最後までさっぱりと楽しめる。ホイップクリームがほどよいコクを添え、デザート感覚でも味わえる一杯となっている。
サクサク、とろり、甘酸っぱい。
ドバイチョコレートといちごが出会う一杯

一時期大きな注目を集めたドバイチョコレートを、クナーファ専門店「Kunafa’s」がストロベリーサンデーにアレンジ。フレッシュないちごに、なめらかなチョコレートと香り豊かなピスタチオクリーム、香ばしく焼き上げたクナーファを幾重にも重ねた、食感も楽しめる贅沢なデザートだ。
クナーファ専門店ならではの本格的な味わいも魅力となっている。
鮮やかな層が美しい
いちごと抹茶が調和するラテ
デザイン性の高い空間とスペシャルティコーヒー、抹茶メニューで人気を集める10 DEAN。ストロベリー抹茶ラテは、いちご、ミルク、抹茶が美しいグラデーションを描く一杯。甘酸っぱいストロベリーソースにミルクのまろやかさ、抹茶のほろ苦さが重なり、それぞれの風味が調和したバランスの良い味わいに仕上がっている。見た目の美しさだけでなく、飲み進めるごとに変化する味わいも魅力。

バニラビーンズが香る
贅沢ないちごエクレア

スタイリッシュな店内と焼きたてのサワードウブレッド、種類豊富なペイストリーで人気を集めるBready。こちらで味わいたいのが、見た目も華やかな「いちごエクレア」だ。
細長いシュー生地には、バニラビーンズ入りのカスタードクリームとフレッシュないちご、さらにホイップクリームをたっぷりサンド。ホイップクリームにもバニラビーンズが使われており、香り豊かな味わいが楽しめる。
一見するとボリュームがありそうだが、甘さは控えめで上品な口当たり。最後まで飽きることなく、あっという間に食べ切ってしまう一品だ。
旬の果実をそのまま味わう
夏だけのストロベリーソフトクリーム
Vilda’sは、人気レストラン「Bernhardt’s」が手がけるデリ&グロッサリー。サンドイッチや惣菜とともに、夏限定で登場するソフトクリームも多くの人のお目当てとなっている。毎週のように変わる季節のフレーバーを楽しみに訪れるファンも少なくない。
ストロベリーソフトクリームは、ミルクのやさしいコクに、旬のいちごの甘酸っぱさを合わせた季節限定の一品。フレッシュないちごと香ばしいグラノーラが加わり、なめらかな口当たりに軽やかな食感が重なる。甘さは控えめで後味もすっきり。
甘酸っぱさが弾けるすっきり爽快、
ストロベリーエイド

トロント大学ロバーツ図書館のすぐ隣にあるTOROASTは、自家製ミルクブレッドを使った韓国スタイルのトーストと、こだわりのドリンクが人気のカフェ。学生をはじめ多くの人が立ち寄る、気軽で居心地のよい一軒だ。
ストロベリーエイドは、果肉入りのストロベリーシロップに炭酸を合わせた、暑い季節にぴったりの一杯。勉強や散策の合間のリフレッシュにも最適だ。ロバーツ図書館のすぐそばで、気軽に立ち寄りたい爽快なストロベリードリンクである。
自家製Cheongが決め手の
「ストロベリー抹茶ガトー」

「Cheong」は、果物や野菜、ハーブなどを砂糖と一緒に漬け込み、時間をかけてエキスを抽出した韓国で作られるシロップ。ジャムほど煮詰めず、フルーツ本来の香りや風味を活かすのが特徴だ。
そんなCheongを使用したドリンクやスイーツを提供するのが「18feet Cafe」。

こちらでは、いちごのCheongを使用した「ストロベリー抹茶ガトー」が人気だ。別添えされた18feet自家製Cheongを、食べる直前にかける。ホワイトチョコと抹茶の濃厚なガトーといちごの風味が絶妙にマッチしている。いちご抹茶ラテが好きな人にはぜひ試してもらいたい。しっかりとした甘さがあるため、ダークなエスプレッソとのペアリングがおすすめ。
「Cheong」は、果物や野菜、ハーブなどを砂糖と一緒に漬け込み、時間をかけてエキスを抽出した韓国で作られるシロップ。ジャムほど煮詰めず、フルーツ本来の香りや風味を活かすのが特徴だ。
そんなCheongを使用したドリンクやスイーツを提供するのが「18feet Cafe」。こちらでは、いちごのCheongを使用した「ストロベリー抹茶ガトー」が人気だ。別添えされた18feet自家製Cheongを、食べる直前にかける。ホワイトチョコと抹茶の濃厚なガトーといちごの風味が絶妙にマッチしている。いちご抹茶ラテが好きな人にはぜひ試してもらいたい。しっかりとした甘さがあるため、ダークなエスプレッソとのペアリングがおすすめ。
東京の喫茶店気分を、パフェで味わう旬のいちごが彩る、ご褒美デザート
昭和の喫茶店を思わせるどこか懐かしい空間が広がる「Lost in Tokyo Café & Bar」。注文を受けてから一つひとつ丁寧に仕上げる季節のパフェが人気で、まるで東京のカフェを訪れたような時間を楽しめる。季節ごとに表情を変えるメニューも、この店ならではの魅力だ。 東京の純喫茶文化を感じながら、ゆったりと味わいたい一品だ。
三日間かけて生まれる層の美しさ
いちごが華やぐ季節限定クロワッサン
「Canadian made, European trained」を掲げるBartholomew Bakeryは、ヨーロッパで修業を積んだ職人が2018年に創業した人気ベーカリー。クロワッサンは生地づくりから焼き上げまで3日間をかけ、フランス産バターや厳選素材を使って一つひとつ丁寧に仕上げている。
季節限定のストロベリークロワッサンは、幾重にも重なるサクサクの生地に、軽やかなクリームとフレッシュないちごを合わせた一品。バターの豊かな香りに、いちごの爽やかな酸味とやさしい甘みが重なり、最後まで軽やかな余韻が続く。
サクサク食感が魅力!
ストロベリークロワッサン

今やトロントに限らず、ミシサガやニューマーケットにも店舗を拡大している韓国発のベーカリーカフェ「Paris Baguette」。迷うほど商品が豊富だが、今回はやっぱりストロベリー!フレッシュなイチゴとソフトなカスタードクリームがサンドされた、バターたっぷりのサクサククロワッサン。

バターの香りと甘酸っぱいいちご、優しい甘さのカスタードがパーフェクトなコンビネーション。サクサク食感を楽しむなら、購入後はできるだけ早めに味わいたい。また、大きすぎて食べきれないという人には、見た目も可愛いミニサイズの「ミニ・ストロベリー・レモンクリーム・クロワッサン」もおすすめ。

鮮やかな三層が織りなす
いちごと抹茶の美しい調和
世界各地の茶園から厳選した茶葉を扱い、本格的な中国茶や抹茶を気軽に楽しめる一杯へと仕上げている。ストロベリー抹茶ラテは、真っ赤ないちご、ミルク、鮮やかな抹茶が美しい三層を描く人気メニューだ。
まず感じるのは、いちごのフレッシュな甘酸っぱさ。そのあとを追うようにミルクのまろやかさが広がり、最後に抹茶のほろ苦さと豊かな香りが全体を引き締める。見た目の美しさと本格的な抹茶の味わいを同時に楽しめる、ICHA TEAらしい一杯だ。
爽やかな甘酸っぱさの
「Fragola(いちご) Gelato」
暑い日には、どの店舗にも行列ができる人気店「Mizzica Gelateria & Cafe」でいただけるのは、ヴィーガンフレンドリーないちごのジェラート。毎日お店でフレッシュな素材を使用し作られているというジェラート。乳製品は使われていないが、なめらかで濃厚な口当たり。食後にさっぱりしたものが食べたい時や、暑い夏の日にピッタリのフレーバー。お店のロゴがプリントされた丸いワッフルも可愛いアクセントだ。ヴィーガンだけでなく、乳製品を使用した、伝統的なイタリアンジェラートももちろんいただける。数々の賞を受賞しているだけあり、多くの人が並ぶのも納得の味だ。
307 Queen St W、2375 Yonge St 他
見た目も甘さも本場仕様!
ピンクのストロベリードーナツ
日本では甘さが控えめになっているが、トロントでは本場らしいしっかりとした甘さを楽しめる。中でもおすすめは、日本では見かけない定番商品の「Strawberry Iced with Sprinkles」。鮮やかなピンク色とカラフルなスプリンクルが目を引き、期待を裏切らない甘さでコーヒーとの相性も抜群だ。

もう一つの人気商品「Powdered Strawberry Filled」は、甘酸っぱいストロベリーフィリングとふんわり軽い生地のバランスが絶妙。

取材時には期間限定の「Strawberry Cake Doughnut」は売り切れだったが、見つけたらぜひ試してほしい一品。

