カナダの寒い冬を元気に乗り切ろう!インフルエンザの予防接種:あなたは受ける VS. 受けない?

カナダの寒い冬を元気に乗り切ろう!インフルエンザの予防接種:あなたは受ける VS. 受けない?

暖かかった秋も終わり、あとは寒い寒い冬を迎えるのみのトロント。日本と同様、カナダでもインフルエンザ発症数は年末にかけて増加し、年明けの一番寒い時期にピークを迎えます。みなさんは、毎年インフルエンザの予防接種を受けていますか?

トロントではFlu Clinicと呼ばれるインフルエンザワクチンの集団予防接種が毎年実施されており、各所で誰でも無料で予防接種を受けることができます。オンラインで事前に予約も可能です。(詳しくはトロント市ウェブサイト参照:https://web.toronto.ca/

予防接種は本当に効果があるの?

受けた方が良いのか、受けたにもかかわらずインフルエンザにかかったなどと、毎年様々な相談・質問があります。そもそもワクチンとは、体の中に抗体を作り、同じウイルスが体内に入ってきた時に、発症や重症化を抑えるというもの。インフルエンザウイルスは毎年少しずつ変化する為、麻疹や風疹などの予防接種と違い、昨年受けたからといって感染を予防することは出来ず、同シーズンに何度も感染してしまう可能性もあります。

では、予防接種を受けても意味がない?かというと、そんなことはありません。健康な成人において予防接種の効果は50%ほど*、それに乳幼児や高齢者はインフルエンザに感染すると脳炎や肺炎など重症化するリスクが高いため、ワクチンを打って予防、重症化を抑える事が理想的。

また、喘息や慢性の肺疾病を患っている患者にとって、インフルエンザの発症を抑えることは大切。インフルエンザはウイルスが口や鼻の粘膜から体内に入り込むことで感染します。

一人暮らしで人と接することの少ない健康な成人は予防接種の必要性は低いかもしれませんが、人と多く接する機会のある職業の人や学生、家庭に小さい子どもや高齢者がいる人などは、周りの人のためにも予防接種を受けておいた方が良いかもしれません。

風邪とインフルエンザってどう違うの?

インフルエンザによる症状は、発症後すぐに「抗インフルエンザウイルス薬」を服用することで、発熱期間を多少短縮することができ、ウイルス数を減らすことで他の症状も軽減することができます。大事なのは発症後すぐに服用ということ。何日も経ってしまった場合は、症状を軽減する治療が主に行われます。

WELLNESS KIZUNAでは風邪やインフルエンザなどはもちろん、トロントで暮らす日本人の方が安心して医療機関を受診できるようお手伝いしています。

● すべて日本語で対応可能*:予約・問い合わせ、病院受付、医師との診察、薬局、その他検査や専門医受診もすべて日本語でサポートします。

● すべてキャッシュレス**:治療費、処方薬、検査代、交通費も立て替え可能。患者様がお支払いする必要は一切ありません。自分で保険金申請をする必要もないので、手間が省けます。

● 日本人スタッフは全員看護師経験あり:ただ医師と患者間の会話を通訳するだけでは、すべて状況や症状を伝えるの困難。カナダ・日本の医療システムを熟知しているだけでなく、疾病や治療についても丁寧に相談・説明します。

医療通訳の同行は提携先病院(Health One Medical Centre)に限らず、専門医受診や救急時の付き添い、入院・日帰り手術時などの同行も可能です。海外旅行保険適用疾病の治療であれば、すべて支払いを立て替えます。

*海外旅行保険に加入されていない方や海外旅行保険適用外の診療において日本語サービスをご利用になる場合、別途通訳費が発生する場合があります。

**キャッシュレスサービスは海外旅行保険に加入されている方で、保険適用疾病の治療に対する治療費・薬代などを立て替え、WELLNESS KIZUNAが代行して保険金申請するサービスです。

鶴 慶子さん(RN-日本、RPN-オンタリオ州)

日本で9年看護師経験を積んだ後、渡加。ジョージブラウンカレッジナーシングコースを卒業後、オンタリオ州看護師免許を取得。現在はトロント市内の医療機関で看護師として勤務する傍ら、日系コミュニティー向けの医療サポート会社WELLNESS KIZUNAのクリニカルディレクターとして活躍中。