「もしも」の時の為に知っておきたい保険について

「もしも」の時の為に知っておきたい保険について

医療保険なんてどれも同じ?

日本から遠く離れた海外での生活、体調を崩したり、ケガをしたりと「もしも」の時が訪れてから、治療費の心配をしたり医療保険について調べたりするのは避けたいものです。留学生やワーキングホリデーの方、観光旅行者の多くは出発前に海外旅行保険に加入したり、永住者や駐在員などオンタリオ居住者においては州の健康保険(OHIP)に加入していることがほとんど。しかし、保険というものは加入したことに安心する人が多く、実際に何がどこまでカバーされているのかまで細かく知っている人は少ないかもしれません。

留学エージェントで薦められたから、会社で加入しているみたいと、どんな保険に加入しているのかを知らないという人も多い。健康な時にこそ、部屋の片隅に埋もれている保険約款を取り出し、ある程度知識を深めておくことで、「もしも」の時には安心して医療機関を受診することが出来ます。

もう一つ、多くの人が知らない間に加入している保険、「自動付帯保険」と呼ばれるのがクレジットカードに保険の機能が備わっているもの。保険対象期間や内容は異なるものの、日本から短期で海外に滞在する場合やカナダから国外に短期旅行する場合など、これを利用することも可能。しかし、これはあくまでも補助的な保険であり、医療費が高額になる可能性のあるカナダやアメリカでの滞在・旅行には、他の保険との併用が好ましいかもしれません。

カナダ滞在中、病院とは縁がなく保険を使わなくて良いのであれば、それが一番。しかし、実際に保険未加入で受診したいが我慢をしている、保険が適用されなかった、保険適用額より多くの治療費がかかり自己負担となった、キャッシュレスや日本語受診サービスなどが受けられないということを知らなかったというケースも多々発生しています。右記参照に、「もしも」という時の為に備えておきましょう。

そんなにかかるの!?カナダの医療費

  • 救急車要請1回:$240
  • 総合病院救急受診:$800~1,010(病院により異なる)
  • 入院1泊:$2,000~5,500(病院により異なる)
  • 一般的なウォークイン病院での診察:$70~160

これOHIP無しでも無料なの?な医療サポート

  • 助産師によるケア・サポート(検査などは自費又はOHIP適用)
  • インフルエンザ予防接種(Toronto Public Health実施分)
  • パップテストー子宮頸がん検査(Bay Centre for Birth Controlなど)


他にも受診が無料のクリニックや検査機関など、トロントにはOHIPを持たない居住者に対するサービスが充実しています。しかし、だから保険は要らないという容易な考え方は危険です。カナダ生活を楽しく送る為にも、日々の健康管理を行うと共に、必要時は保険を利用して海外でも適切な医療を受けるようにしましょう。

一般的な保険各種の補償内容概要

※保険の補償内容は保険会社・種類により異なります。
下記はあくまでも一般的な情報ですので、各自保険約款をお読みになり、ご不明な点は各保険会社にお問い合わせください。

一般的な保険各種の補償内容概要
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WELLNESS KIZUNAではカナダに滞在する日本人の皆さまが安心して生活できるよう、日本語医療サポートを提供しております。体調が優れない、医師を受診したいがどこに行けばよいか分からない、英語が不安という方など、気軽にお問い合わせください。提携先クリニック(Health One Medical Centre)での受診・予約代行サポート、その他医療機関への同行通訳など、海外旅行保険にご加入の方は保険適用の治療はすべてキャッシュレス*。治療費・検査費・薬代・通訳費など一切お金はかかりません。まずはお問合せください。

*海外旅行保険に加入されていない方や海外旅行保険適用外の診療において日本語サービスをご利用になる場合、別途通訳費が発生する場合があります。キャッシュレスサービスは海外旅行保険に加入されている方で、保険適用疾病の治療に対する治療費・薬代などを立て替え、WELLNESS KIZUNAが代行して保険金申請するサービスです。

鶴 慶子さん(RN-日本、RPN-オンタリオ州)

日本で9年看護師経験を積んだ後、渡加。ジョージブラウンカレッジナーシングコースを卒業後、オンタリオ州看護師免許を取得。現在はトロント市内の医療機関で看護師として勤務する傍ら、日系コミュニティー向けの医療サポート会社WELLNESS KIZUNAのクリニカルディレクターとして活躍中。