「腹痛」は英語で “Stomach ache”だけじゃない!今すぐ使える医療英語 <腹痛編>

「腹痛」は英語で “Stomach ache”だけじゃない!今すぐ使える医療英語 <腹痛編>

「やっぱりおいしいものが好き!」といって、食べ過ぎた?!
海外生活を送っていると、環境の変化やストレスが重なり体調を崩す人も多い。一般的な風邪の症状や急性胃腸炎、皮膚炎や月経トラブルなどなど、毎日多くの患者さんが弊社提携先クリニックを訪れます。日常会話は身振り手振りで何とか大丈夫という人でも、やはり医療英語となると大きな言葉の壁を感じることが多いのではないでしょうか?医師の診察でとても重要な問診。適切な治療を受ける為にも、わずかなニュアンスでも伝えることが大切です。

腹痛=Stomach ache?!

医師の診察時、「腹痛」を一言 “Stomach ache”だけで片付けていませんか?腹痛と言っても原因は様々。Stomach acheだけでは到底原因を診断することは出来ません。痛む部位は胃の辺りなのか、下腹部なのか、脇腹なのか?痛みは激痛なのか、鈍痛なのか、キリキリ痛むのか? また、いつどんな時、どんな態勢で最も痛むのか、など問診時に伝えるべきことは多くあります。その他の症状としては、便の性状や嘔吐の有無又は回数、血便や血尿及び発熱の有無など、短い診療時間に適切に伝えることが重要です。

痛みを表す表現

  • Pain=痛み
  • Ache=痛み(ニュアンスとしてはPainより我慢できる痛さ)
  • Discomfort=痛いような、我慢できるような、なんとなく変な感じ
  • Sore=筋肉痛や肩こりなどの痛み、喉の痛みもSoreを使う
  • Severe pain=激痛
  • Moderate pain=中度の痛み
  • Mild pain=軽い痛み
  • Dull pain=鈍痛
  • Acute pain=急性の痛み
  • Sharp pain=鋭痛、キリキリ痛い
  • Throbbing pain=ズキズキ痛い
  • Shooting pain=電撃痛
  • Prickly=チクチク痛い
  • Burning sensation=ヒリヒリ・ジンジン、焼けつくような感覚
  • Tingling sensation=ヒリヒリ・チクチクする刺激感

と、痛いと一言で言っても様々。いつからどのようにどれだけ痛いのかを伝えるようにしましょう。症状を表す表現は1通りだけではありません。日常会話で分かり易く問診する場合や子どもと話をする場合などでは、同じ事を伝えたくても違った言い回しになるでしょう。

患者と医師のやり取り例:日常会話では

Doctor: What brings you here today?「きょうはどうされましたか。」
Patient: I’ve had a stomach ache since yesterday.「昨日からお腹が痛いんです。」
Doctor: What kind of pain is it? And where does it hurt?「どのような痛みですか。また、どこが痛みますか。」
Patient: It is a sharp pain right here (pointing right below her bellybutton). 「ここにキリキリする痛みが。」 (おへその下を指しながら。)
Doctor: Do you have any other symptoms? 「他に何か症状はありますか。」
Patient: I’ve had diarrhea and threw up many times yesterday. 「下痢が続いていて、昨日は何度ももどしました。」

医療英語らしく伝えることはできますか?

日本語で言うとしたら…「昨日から下腹部に急性の鋭痛があります。下痢及び嘔吐を頻発しています。」

解答例
I’ve had an acute sharp pain in the lower abdomen since yesterday. I’m having frequent diarrhea and vomiting as well.

【おさえたい英単語】

acute=急性、abdomen=腹部(abdominal pain=腹部痛)、frequent=頻繁な、diarrhea=下痢、vomiting=嘔吐(嘔気はnausea、I feel nauseatedで吐き気がする。)

子どもがいうと…

My tummy hurts a lot. I’ve had loose poo and puked a few times.

日本語でも同じであるように、英語でも幼児語や専門的な表現まで、同じ症状を表す表現が多々あります。無理に背伸びをした言い回しを使う必要はありませんが、その時々で使う英単語を選び、的確にコミュニケーションが取れると良いですね。


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