(意外と)不要だったものリスト
●ホッカイロ
私の個人的な意見かもしれませんが、登場の場はそれほどありませんでした。
事前調査で、トロントの冬はマイナス○○℃!とにかく寒い!!と知ったため、どっさりとスーツケースに詰め込みました。確かに寒いです。本当に寒い日は3分外にいたら、顔が痛くなり、手の感覚はなくなります。
しかし日本と違う点は、基本的に建物の中はとても暖かいということです。大きなビルディングはもちろんのこと、個人の家でもセントラルヒーティングシステムが整っているため、室内は半袖でも過ごせるほど暖かいのです。
トロントで暮らし始めてすぐ、ついにマイナス20℃がやってきた!という日、これは一日中凍えるに違いないと貼るホッカイロを背中に貼って学校に行きましたが、結局汗をかきました。
日本のように、部屋を出たとたんに寒い、朝寒くて布団から出るのも一苦労・・・などということがあまりないのです。公共交通機関の施設内もしっかりと空調が効いているという印象です。
つまり、室内にいるうちはあまり温度差を感じることなく過ごせて、外に出たらホッカイロも太刀打ちできないほど寒い!という結論に至りました。それよりも大きなフード付きのコートや、防水・防寒のブーツなどが必須アイテムです。
●日本語の英語教材・参考書
私は半年間語学学校に通いました。その間に持参した日本語の英語教材でも勉強するつもりでしたが、ほぼ使うことがありませんでした。
それは多くの先生たちが「英語で英語を勉強すること」をとても重要視しているからです。
ある時電子辞書でわからない単語の意味などを調べていたら、先生から「英語→日本語に訳して理解する前に、まずは英語→英語で理解する努力をしてみた方がいいよ。自分の言語に置き換えて考えているうちは、いつまでも英語が頭になじまないから。」と言われたのです。
また、学校に通ってしばらく経った時にふとその参考書の問題を解いてみたら、簡単な英作文問題にも関わらず解答と自分の答えが違うことが多々あったのです。自信がなくなり、知り合いのネイティブスピーカーに聞いてみたところ、参考書の解答の方が不自然な英語が多いとのこと。私の解答は完璧ではないものの、そっちが自然な表現だよ、と教えてくれたのです。
少しずつ生きた英語を学んでいるんだ、と嬉しく感じた瞬間でもありました。もし渡航前に英語の基礎を復習しておきたいという人は、英語で書かれた教材を入手し、勉強することがより効率的な方法かもしれません。
●女子ならドレスを1枚!
これ、留学準備のページでたくさん見かけるのですが、私としては「なぜ?」となりました。クラブやパーティーへ行く際に必要になると書いてありますが、「ドレス」を持ってきている人には出会ったことがありません。私があまりきらびやかなシーンに出かけなかっただけかもしれませんが・・・。
クラブに行くときの服装関しては、こちらの若者はどこかラフだけどおしゃれにキメている、という感じです。
トロントの夏は短く、その時期が来ると女の子たちはびっくりするほど薄着で肌の露出も増えます。日本にいると周りの目などを気にしてしまって躊躇するポイントですが、カナダでなら年齢問わず、思いっきり肌見せも普通です!自分のしたいファッションを楽しむチャンスです。
日本にはないような可愛いトップスやボトムス、ドレスがたくさん見つかります。なので、余裕のある人は自分の服はあまり持ってこずに、こちらで調達もありかもしれません。
トロントにきたからには、トロントのファッションスタイルを取り入れてクラブやパーティーをエンジョイするのも醍醐味ではないでしょうか!
●ちょっといい服・お気に入りの服
これは私の失敗談です。カナダでは基本的に洗濯物を外に「干す」ことをしません。
洗った後は乾燥機を使用します。天気を気にせずいつでも洗濯できて、取り込む手間もないのはいいのですが、最初の頃は何着も服を縮ませてしまいました・・・。
その中には少しいいお値段がしたものや、カナダで着たい!と日本で買ったお気に入りのものもあり、かなりのショックを受けました。
さらにこちらの洗濯機は、日本の洗濯機に比べてパワーが強いので服が痛むのがはやいです。
お気に入り・長く着たいと思う服はできれば日本でお留守番させておくことをお勧めします・・・。
細かい点が多いですが、私が生活してみて実際に感じたことをまとめました。少しでも無駄のないパッキングをして、自分の持っていきたいものを持って渡航するための参考になれば嬉しいです!