Justin Morneau(ジャスティン・モルノー)|ブリティッシュコロンビア・ピープル

毎週お届けするブリティッシュコロンビア州出身の著名人のコーナー。今週はメジャーリーグで活躍した元野球選手のジャスティン・モルノーです。

ジャスティンは1981年5月15日、ブリティッシュコロンビア州ニューウエストミンスターで誕生しました。父親は数多くのソフトボールと野球チームでヒッティングコーチをしていて、さらにスポーツショップも経営しており、母親は小学校の先生をしていましたが、ソフトボール選手としても活躍し、幼いころからスポーツが身近にある環境で育ちました。若干2歳で野球に興味を持ち始め、そのころから彼の現役時代のプレースタイルでもある右投左打でした。

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MLB Debut Monday 6/10/2003

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高校に進学すると、North Delta Blue Jaysの捕手として活躍し、ニューウエストミンスターの最優秀高校生アスリートにも選出されました。さらに野球のほかにアイスホッケーもプレーしており、彼の身体能力に周囲からの期待も高まりました。

1999年にアメリカのミネソタ州が本拠地のMinnesota Twinsにドラフト3巡目で指名され所属が決まり、晴れてプロ入りを果たしたジャスティン。2003年にはツインズで40試合に出場しました。そして2004年にはマイナリーグであるRochester Red Wingsでプレーし、72試合に出場し好成績を収めたことにより、再度メジャーへ昇格することができました。

昇格後は一塁のレギュラーとして活躍しましたが、2005年4月のマリナーズ戦で頭に死球を受けてしまい、脳震盪を起こしてしまったため、故障者リスト入りとなってしまいました。その後リハビリの甲斐もあり、復帰を果たしましたが肘の故障なども重なり厳しいシーズンとなりました。

厳しいリハビリを経て、2006年には打率3割2分1厘、130打点の活躍でリーグMVPを獲得しました。再度ツインズでの活躍が求められたジャスティンは、2007年から2010年の4年連続でオールスターに選出され、小さい子供からも憧れの的となりました。

そして、2018年1月、ファンに惜しまれつつも現役引退を発表しました。

ジャスティンは現役のほとんどをツインズでプレーし、今年同球団の殿堂入りをすることが決まり、殿堂入り式典は2020年5月23日、本拠地であるターゲット・フィールドで行われる予定です。

現在はツインズで特別補佐を務めながら、テレビの野球中継の解説などもしており、今後はジャスティンが育てた若手選手の活躍に期待です。