エドモントンで看護師として働きながら休みの日には愛犬Sashaとアウトドアに出掛けることが趣味のJessicaさん。Subie歴7年になる彼女はスバルの走破性に惚れ込み、現在の愛車はパワフルで広々とした車内空間が魅力のOutback 2016。そんなJessicaさんにOutbackの魅力がどのようにアウトドアの楽しさを引き立ててくれているのかについて語ってもらった。
■Subieとしてもう7年になるそうですね。
初めて購入したスバル車はImpreza 2010で、現在乗っているOutback 2016にアップグレードするまで、5年間乗っていました。私が乗っていたImprezaは鮮やかな赤色でどんなに厳しい冬や悪天候であっても、難なく運転することができたので“Mrs Plow”とニックネームをつけて大切にしていました。
■ニックネームまでつけて大切にしていたImprezaからOutbackへと乗り換えを決めたきっかけを教えてください。
きっかけは小さなトレーラーを牽引したり、車中泊でキャンプに行きたいと考えるようになったからです。スバル車から他車に乗り換えるつもりは全くなく、OutbackとCrosstrekのどちらにしようか検討しました。決め手となったのはOutbackのエンジンサイズです。私が現在乗っているOutback 2016のエンジンサイズは3.6リッターで、頻繁に山道にドライブに行く私にとってこの力強さは重要です。とてもパワフルな車ですが、サイズは大きすぎずちょうど良いです。私が住んでいるエリアのようにクマが多い地域では、テントを張るキャンプよりもカーキャンプの方が安全なのですが、Outbackは後部座席を倒すことで十分な広さを確保することができるので、とても快適な車中泊も可能になりました。
■Outbackに乗り始めてから2年ほど経ちますが、いかがですか?
“Aurora”とニックネームをつけて大切にしています。私の住んでいるエリアは公共交通機関があまり充実していないので、毎日の生活にクルマが欠かせません。通勤以外にも休日には市内や郊外をドライブし、新しい公園を探しながら愛犬と遊べるスポットを巡っています。また、オーロラが出そうな日には小一時間ほどドライブして写真撮影に出掛けています。高速での燃費は思っていた以上に良いですし、乗り心地、ハンドリングなど快適にドライブを楽しめています。
■オーロラや星空を背景にしたOutbackの写真を拝見しましたが、素敵な写真ですね。
その写真はアルバータの郊外で撮影した写真です。オーロラの撮影を終えた帰り道だったのですが、気がつくとまた綺麗にオーロラが出ていたので一旦Outbackを路肩に止めて、再度撮影しました。インスタグラムにアップした写真は、スバルの方にも気に入ってもらい、ジャスパーで開催された“Subaru DarkSky”に招待していただいたのですが、その時は時間を合わせることができず、参加できなかったのはとても残念でした。次の機会には是非参加したいと思っています。
■アウトドア好きなJessicaさんオススメのスポットやアクティビティはなんですか?
ドライブを楽しむのであればレイクルイーズとジャスパーを繋ぐHighway 93がオススメです。途中、野生動物に遭遇できる可能性もありますし、氷河や滝など景色を満喫することもできます。私はキャンプをしながら挑戦する長距離のバックカントリーハイキングが好きで、オススメのトレイルはジャスパー国立公園内のにある全長約13㎞のJacques Lakeトレイルです。他にもこじんまりとしたEmerald Lake Lodgeは各部屋に暖炉が用意され、携帯もインターネットも使えませんが、だからこそゆっくりと過ごすことができます。自宅からデイトリップで出掛ける距離であれば、 Elk Island Provincial Parkへバイソンを見に行ったり、Edmonton River Valleyへのハイキングがお気に入りです。
■Outbackでの思い出に残るロードトリップについて教えていただけますか?
一番思い出に残っているのは昨年夏に出掛けたブリティッシュコロンビア州にあるWells Grey Provincial Parkです。私と愛犬SashaでOutbackに乗り、一週間カーキャンプをしながら美しい公園内を巡りました。この州立公園内にはいくつもの滝があることで有名で、クマも多く、ハイキング中には何度も野生動物に遭遇しました。その帰りにもMount Robsonに寄ってOutbackで一泊しました。Outbackとなら気軽にどこでも泊まれるのが良いですね。仕事で休みが取れるときには頻繁にジャスパーまでドライブをして、アウトドアやキャンプを楽しんでいます。また、最近ではCline Riverの辺りを散策することにハマっています。このエリアはオフロードで走れる場所が多く、スバルが誇るシンメトリカルAWDとX-modeがあるからこそ、安心して走り込んでいける特別なスポットです。
今後は、ブリティッシュコロンビア州のTofinoというところでストームウォッチングに挑戦したいですし、スポーティな走りに加え、 前後左右のバランスに優れたOutbackは、オフロードや悪路では安心感を、ハイウェイでは疲労の少ない安定した走りを実現してくれるので、いつかカナダ一周のロードトリップもしたいと思っています。
■そんなアウトドア好きなJessicaさんですが、普段は何をされているのでしょうか?
私はエドモントン出身の看護師で、仕事をしていない時にはInstagramを更新することを楽しんでいます。内容は主に私の人生と愛犬Sasha(#Sashaboglen)のことですね。私たちはアウトドアに出掛けることが好きなので、時間があればOutbackに乗り込み、ドライブを通して出会った夜空や綺麗な風景など私の印象に残った場所やモノを写真に収めて、様々な冒険を紹介しています。
■アウトドア写真の中でも夜空やオーロラの写真は撮るのが難しいと思うのですが、写真についてどこかで勉強されましたか?
実は写真を撮り始めてからまだ1年ほどしか経っていません。Burwell School of Photographyというところでカメラの仕組みや基礎を勉強し、風景写真を中心に撮り方を学びました。夜空の撮影については主にインターネットを通して独学で勉強し、また、メンターとして師事しているエドモントン拠点の写真家Mike Isaacから色々アドバイスをもらったりもしています。写真を学び始めてから、アウトドアへ出掛けている時以外にも風景がまるでアートのように見えるようになりました。そういう美しいスポットを見つけると写真撮影に没頭してしまい、50枚以上撮っていることもザラですね。その中で一番上手く撮れた写真をInstagramにアップしています。
■Instagramにはどのようなメッセージを込めているのでしょうか?
私はアウトドアに関する作品を残し、私たち人類と自然との付き合い方をテーマにしている詩人Mary Oliverと作家John Muirの名言がとても好きです。私自身も自然との付き合い方や周りとの繋がり方、様々な愛の形、辛いけれど目を背けてはならない事実などについて書くことが好きですし、書くことによって改めて考えることができると思っています。人生は深い喜びと悲しみに満ちていて、不完全だからこそ美しく、正直に周りの人を受け入れる懐があればより充実した人生が送れるのだと思います。ちなみに、自然やアウトドアとの調和は、Outbackの持つ魅力にもつながっていると思います。
■アウトドアはどれぐらいの頻度で出掛けているのでしょうか?
夏を中心とした暖かい時期にはできるだけ毎日自然に触れるようにしています。仕事の前後に少しドライブで寄り道したり、休日はまだ運転したことのないエリアへ出掛けるようにしています。エドモントンには大きな川や渓谷を中心とした公園がたくさんあり、15年以上住んでいますが、未だに新しいトレイルを見つけたり、素敵なスポットに巡り会えたりしています。
エドモントンの街も大好きですが、定期的に外へ出たくなりますし、自然の中にいる私が一番私らしいと思っています。ただ、私は寒いのが苦手なので冬になると外へ出かける頻度は少し減ってしまいます。それでもOutbackなら雪道の運転でも全く不安はありませんし、とても静かな空気を楽しむために山に出掛けたりしています。
■今年新たに挑戦したいことはありますか?
今年はコンバットトレーニングに挑戦するつもりです。精神的に自分を鍛えることが好きで、このトレーニングを通してもっと過酷なバックカントリーハイキングに挑戦していきたいと思っています。今年挑戦したいと思っているハイキングトレイルはジャスパーのSkyline Trail、バンクーバーアイランドのBerg Lake in RobsonとWest Coast Trailの3つです。どれも複数日かかる難しいトレイルとして有名ですが、できる限り制覇したいと思っています。
■TORJA読者にカナディアンアウトドアを楽しむヒントをいただけますか?
携帯は自宅に置いて、本当に必要なものだけを持ってカナダの大自然に身も心も預けてみてください。ただ、その際には野生動物に注意を払い、彼らと正しく共存する方法を事前に調べておいてください。私たちが彼らの住処に入り込んでいるのですから、敬意を持って邪魔をせずに、ゴミなどは必ず持ち帰るようにして、自分たちが来た時よりも良い状態にして森を去るように心がけてほしいと思います。
整備されたトレイルを歩くだけでなく、少し道を外れて森の中に入り込んでみてください。Outbackのようにオフロードも走れるタフな車であれば他の人が見られないようなスポットへもたどり着くことができますよ。本当に人里から離れた静かな空間だからこそ感じることのできる自然のエネルギーを満喫してください。
Jessica
愛犬Sashaと愛車Outbackで様々な場所へ出掛け、過酷なバックカントリーハイキングに挑戦するなど根っからのアウトドアファン。また、道中出会った風景や夜空など自然を中心とした写真を自身のInstagramにアップしている。
Instagram: jal2.0
Outback 2017 ここがポイント!
☑︎ 選べる2つのBOXERエンジン:4気筒2.5Lエンジン / 6気筒3.6Lエンジン
☑︎ エンジン・トランスミッション・AWD・VDCを統合制御し、4輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールするX-MODEで足場の悪いオフロードでも問題無し
・広い車速域まで対応可能なPre-collision Brakingで、安心・安全なドライブを実現。
・疲れや眠気からくる不安定な運転を感知し注意する警報&お知らせ機能Lane Departure and Sway Warningで安全なロングドライブを支援
・白線を元に道路形状を把握できるAdaptive Cruise Controlならカーブが多い山道でも安心。
SUBIE(スビー)
日本ではスバル車の愛好者をSUBARIST(スバリスト)と呼ぶように、カナダやアメリカなどの北米ではスバルを愛車としてドライブを楽しむ人々は、自らの愛車をSUBIE(スビー)と呼ぶ。SNSでも“#subie”として発信され、熱狂的なスバルファンの間ではファンクラブもあるほどだ。