ランキングと評価でわかるハッピーカナダライフ|特集「カナダライフのヒント6人のストーリー」

ランキングと評価でわかるハッピーカナダライフ|特集「カナダライフのヒント6人のストーリー」

 さまざまな世界都市ランキングでいつも上位に選ばれているカナダと各都市だが、多民族国家として知られ、教育や医療を始めとする暮らしに関わる制度も充実しており、移民の受け入れなどにも積極的だ。

バンクーバーが「若者にとって働きやすい都市」ランキングで第1位


 11のカテゴリー内に76の指標があり、バンクーバーが公衆衛生、公平性またインクルージョン、そして公共交通機関の3つのカテゴリーで1位を獲得した。ほかにもケロウナは所得創出カテゴリーで第1位、ビクトリアは良い若者の仕事カテゴリーで第2位にランクイン。


2021年度の世界最高の国ランキングで初めての1位
Quality of Life [生活の質] カテゴリーでも堂々の1位

 経済の安定さや人々にとって住みやすい国かどうか、治安の良さなどが考慮されている部門。雇用市場が安定しており経済的安定さが高く、人生の質が特に高評価されている。


Social Purpose [社会的目的] カテゴリーでも堂々の1位

 「人権への配慮」「社会正義への取り組み」「人種間の公平性」「所有権の遵守」の4つの指標で世界トップとなっている。移民に寛容なカナダの特性が際立っており、社会的課題に最も熱心に取り組んでいると見られている。また動物の権利や人権への配慮、環境への取り組み、男女の平等の指標も高く、Property Rights[財産権]が尊重されているのが目立った。


Agility [俊敏さ] は3位

 今年新しく加わったカテゴリー。新型コロナからの経済回復策を含め、カナダ政府の対応の早さが評価された模様。


Open for business [ビジネスの開放性] は第3位

 カナダ政府の透明性が高く評価されている。カナダはビジネスフレンドリーな環境であることが反映している。Entrepreneurship [起業家精神]の分野でも教育を受けた人口の割合、世界とのつながり、十分に開発されたインフラなどが高得点。また透明性のあるビジネス慣行が高く評価されている。

世界で訪れるべき場所ランキングで2つのスポットがランクイン

 バンフ国立公園ナイアガラの滝がランクイン。大きい都市ではなく、カナダらしい、美しい山々に、氷河や峡谷、湖などの手つかずの自然が評価されている。

Banff National Park
Banff National Park
Niagara Falls
Niagara Falls

医療制度

 医療制度が充実しているため高齢者が暮らしやすいという評価も受けている。カナダのMedicare(メディケア)という国民皆保険制度が採用されており、患者の医療費負担が一切ない。手厚い医療制度そして良質な医療サービスを受けられることも、カナダの人々の生活の質に貢献しているのかもしれない。

カナダ人の社会貢献の意識の高さ

 カナダの一部の州ではボランティアやチャリティーイベントなどの地域に貢献する活動がカリキュラムに含まれている。卒業するためには決まった時間を満たさなければいけない。教室での授業だけではなく、社会貢献の大切さや方法を子供のころから学ぶことができる。

高レベルの大学

 カナダにはレベルの高い魅力的な大学がたくさんある。トロント大学やブリティッシュコロンビア大学は世界大学ランキングで常にハイランキング。また義務教育が充実しているためか、大学には進学せずに社会へ出る人がほかの先進国に比べて多い。社会に出てからもスキルアップを目指して復学する事はカナダでは珍しくない。

世界の美しいドライブウェイ(ロードトリップ)ランキング

Icefields Parkway
Icefields Parkway

 ジャスパーとレイク・ルイーズ・ジャンクションを結ぶ国道はアイスフィールド・パークウエイ(Icefields Parkway)と呼ばれていて、カナディアン・ロッキー観光のゴールデン・ルートともいわれている。雄大で美しい湖や氷河を眺めながらドライブすることができる贅沢なドライブコースが世界の美しいドライブウェイランキング20で見事10位にランクイン。

Cabot Trail
Cabot Trail

 そして16位には、ノバスコシア州のキャボット・トレイル(Cabot Trail)がランクイン。ケープブレトンハイランズ国立公園を通りぬけ、渓谷と海岸沿いの景色を楽しむことができるドライブコース。壮大で自然豊かな美しいロードトリップを満喫できるおすすめルートだ。

カナダは女性にとって住みやすい国!

 女性が生活しやすい国ランキングで4位にランクイン。人権、男女の平等、収入に関する平等、治安、昇進の各指標で高い水準でなければならない。ダイバーシティーを掲げるカナダは男女平等と人権で高評価を獲得。

THE大学インパクトランキングでカナダ3大学がランクイン!

 国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals)に対する大学の取組みを評価したもので、Queen’s University 5位、UBC 13位、そしてMcMaster University 14位と高評価。

バンクーバーとトロントが世界で健康的な都市として高評価

 世界44都市の中で健康的な生活習慣を送るランキングでバンクーバーが第10位、トロントが第15位に輝いた。あらゆる種類のアウトドアスポーツやアドベンチャーを気軽に楽しむことができるバンクーバーとトロントではヘルシーライフスタイルを送る人が意外とたくさん!健康志向の街で体だけではなく、心もリセットすることができるので、国全体の健康志向の高さは、注目を浴びている。

食のバラエティーが豊富なカナダ

 移民大国であるカナダでは、いろんな国の料理を楽しむことができる。本格的な味を提供するレストランがたくさんある。もちろんプーティーンやティムホートンのドーナツなどカナダを代表するものも人気だが、アジア系やメキシカンなどいろんな国の料理が食べられている。グルメ大国カナダで各国に旅行した気分が味わえるかも!

カナダは自由の国!

 自由度ランキングで、スコア100のうち98という高得点でトップ10にランクイン。市民の自由カテゴリーでは60点中58点、そして政治的権利のカテゴリーでは見事満点。


犬にとって幸せな都市でもあるカナダ

 保険会社の調査によるランキングで、公園・ペットショップ・獣医・犬に優しいレストランやホテルなど、犬にとって最適であるかどうかが指標となっている。なんとトロントがトップ10にランクイン!カナダではどこでも犬と一緒に行くことが可能な上、自然と動物に優しい国でもあるため、人間だけではなく犬にとってもハッピーな生活が送ることができる環境が整っている。

移民にとって住みやすい

 多民族多文化社会であるカナダはお互いの民族性を尊重する文化があるため移民者にとって暮らしやすい(特にバンクーバーは毎年アジア系の移民が増えているのでアジアから来た人には馴染みやすいのがポイント)。また、カナダの学校には多様な言語を使う子どもたちが在籍しているため、多くの学校では英語が母国語でない子どもに向けて英語を教える、ESLという特別クラスを設置している。通常の授業についていけないような場合でも、ESLクラスの授業のなかでフォローをしてもらうことができる。

カナダの教育制度

 カナダは世界的にみて教育レベルが高いとされており、留学先としてとても人気がある。教育制度はそれぞれの週に教育省があり州管轄なので多少違う。まずカナダの義務教育は日本でいう高校まで義務教育なため公立の学校であれば無料で通うことができる。大学だけお金がかかるので子供の教育費がとても安いのも好ポイント。また、学校には個性的な選択科目が充実しており、中高学校からマーケティングや演劇、料理やダンスなど、自分の個性に合った科目を自由に選ぶことができる。得意分野や興味のある分野を伸ばすことで、社会へ出る準備がすでに整っている人が多い。

自然豊かなカナダ

 カナダは都市と自然が見事に融合しているのが特徴。少し街の外に出れば山、海、川、湖などの大自然が広がっているため、様々なアクティビティを楽しむ生活を送ることができる。街中にも多くの公園があるので、ちょっとした空き時間にも常に自然を感じてリフレッシュできる。コロナ禍で多くの人がカナダの豊かな大自然に癒されたことだろう。ナイアガラの滝、バンフ国立公園で有名なカナディアンロッキー、キャピラノ吊り橋など、大自然の醍醐味を味わえる観光名所も盛りだくさん!また太平洋に落ちていく世界トップクラスの夕日の美しさを眺めることができるのはカナダ西海岸のバンクーバー、ビクトリアくらいしかない!