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工場内でのCOVID-19パンデミックが止まらず
アルバータ州のカーギル食肉包装工場がついに一時閉鎖となった。工場で働く新型コロナウイルスの感染者数が360人まで増加し、さらに1名の死者が出た後に判断が下された。カーギル社はあらゆるコミュニティーへ食糧を届けるという必須なサービスを提供してきたことからこれは苦渋の決断であったと声明を出した。
しかしながら、現在のところカルガリー周辺で確認された計484件の感染件数は、このカーギル工場での新型コロナウイルスアウトブレイクに関連しているとされる。これらの多くがコミュニティー内感染で、工場の労働者と一緒に住んでいたり、中には長期介護施設のスタッフと工場の労働者が同じ世帯に住んでいたケースもあった。
カーギル社はさらに州の保健当局の指導のもと全ての工場労働者に対してウイルスの検査をできるだけ早めに受けるよう勧めている。州政府はウイルスの症状の有無関わらず工場労働者全員に検査のオファーを出している。
農業食品分析の専門家は、これにより国内の食糧供給連鎖にある程度の混乱があることは予想されるが、まだ稼働している他の食肉工場もあるため大惨事になることはないであろうと語る。また、できるだけ早めにアウトブレイクに対応しコントロールした方が長期的に見ても良策だという。