はい、カナダでもあります花粉症!

はい、カナダでもあります花粉症!

日本では毎年2月から4月頃にかけて飛散するスギやヒノキの花粉。最近カナダに渡航した方も、先日まで日本でマスクにティッシュが手放せない時を過ごされていたのではないでしょうか?カナダに来たからもう大丈夫と油断をしているアナタ、カナダの花粉症はこれからピークを迎えます。

花粉症は英語でなんていう?

  • Pollen allergies
  • Seasonal allergies
  • Hay fever *和英辞書を引くとでてくるがそこまで一般的ではない

オンタリオ州には多くのMaple(カエデ)やOak(ナラ)などの樹木があり、多くの人が毎年花粉症に悩まされています。Pollen Forecastといって花粉飛散予報が日々アップデートされ、テレビや雑誌などの媒体でもアレルギー用の市販薬の宣伝が増えてきます。カエデやナラの飛散が終わっても、6月頃からはGrass(芝)、また真夏には湿気がどんどん上がり、特に換気が十分でないベースメントなどの住居にお住まいの方は、Mold/Fungal spores(カビ胞子)にも気をつけなければなりません。

アレルギー症状のメカニズム

花粉やハウスダストなどのアレルゲンが体内に侵入すると、それを除去しようと体内で抗体が作られる。再びアレルゲンが入ってくると、アレルギー症状の原因物質であるヒスタミンが放出され、その作用により鼻炎や鼻のムズムズ感、目のかゆみなどのアレルギー症状を発症します。これらの症状は体が異物を除去したり、これ以上入ってこないように防御しようとしているもの。しかし、本人にとってはツライ時期の始まりです。

花粉症対策

①とにかく花粉を避ける

頻繁にうがい、手洗い、洗顔をし付着した花粉を落とそう。空気清浄機などで家の中の飛散を防ぎ、窓を開けて部屋を換気したい場合は、花粉の少ない日・時間に行うこと。頻繁に掃除をし、外出時にはサングラスをかけよう。また、マスクはカナダでは一般的でない為、使用するのは気がひけるという人が多いが、効果的ではある。

②抗ヒスタミン薬を服用する

ツライ症状の原因、ヒスタミンを抑えてくれるのが「抗ヒスタミン薬」。放出されたヒスタミンをブロックする第一世代の薬や、抗アレルギー作用もある第二世代の薬など、多くの市販薬が販売されている。

+プソイドエフェドリン

(鼻づまり薬として広く使用されている交感神経を刺激する成分)
AeRIUS DUAL ACTION
Claritin Allergy + Sinus

市販薬とはいえ、薬は薬。副作用の可能性もあれば、それも人によって異なる。風邪が長引いているのか花粉症なのかなど判断がつかないことも多い。そんな時は、気軽に医師に相談してみよう。

WELLNESS KIZUNAではカナダに滞在する日本人の皆さまが安心して生活できるよう、日本語医療サポートを提供しております。提携先病院Health One Medical Centre (5292 Yonge Street, North York)にて、風邪や花粉症の相談も受付けています。また、それ以外でも体調が優れない、医師を受診したいがどこに行けばよいか分からない、英語が不安という方など、気軽にお問い合わせください。海外旅行保険にご加入の方は保険適用の治療はすべてキャッシュレス。治療費・検査費・薬代・通訳費など一切お金はかかりません。まずはお問合せください。

鶴 慶子さん(RN-日本、RPN-オンタリオ州)

日本で9年看護師経験を積んだ後、渡加。ジョージブラウンカレッジナーシングコースを卒業後、オンタリオ州看護師免許を取得。現在はトロント市内の医療機関で看護師として勤務する傍ら、日系コミュニティー向けの医療サポート会社WELLNESS KIZUNAのクリニカルディレクターとして活躍中。