コロナ時代の避難形式|東北の小さな酒蔵の復興にかける熱い想い【第122回】

 日本の季節は秋。今年の日本は記録的な梅雨明けの早さに驚きましたが、逆に雨の多い夏になってしまいました。しかし、猛暑は変わらずで、相変わらず日本らしい湿気の多い夏でした。私の住む東北地方は、九州や関東と違い、梅雨明けも遅れていましたが、結局8月までぐずぐずした天気で暑い、という状況が続きました。日照時間が短く、農作物に影響も多少出ました。

 9月になり、秋を迎え、日本は台風の季節になります。すでにいくつかの台風が日本列島を縦断しております。台風による水害での死者も毎年報告されますが、田舎に住んでいると、一番その可能性を高くするのが、海や川を見に行くという行為です。また、秋ですから稲刈りを控えており、田んぼを見に行き、用水路の増水に巻き込まれる事故もあります。心配なのはわかりますが、やはり台風の時期に増水した川などを見に行く行為は自殺行為で控えなければいけません。

 日本では第7波のコロナウイルスが広がり、7月から8月末にかけて、感染状況は世界最悪になりました。しかしオミクロン株ですので、重症者は少なく、ほとんどの人が自宅療養となりました。コロナ時代の避難形式の形については、様々な報道で言われております。

 避難所をどうするのか。コロナに対応したソーシャルディスタンスをとれる避難所はリアルに出来るのか。また、コロナで自宅待機している人が圧倒的に多い中、そういった隔離中の人に正しい避難情報は伝わるのか。たくさんの問題点があぶりだされます。

 海外はもうウィズコロナの生活にシフトしており、日本ほどコロナ感染を心配せず、日常が戻ってきていると報道されています。日本も早くそうならなければ、災害避難だけではなく、様々なところで弊害が起きてくるのが目に見えています。

 秋の台風の被害、そして忘れたころにやってくる大きな地震、また九州地方で頻繁におこる火山の噴火。日本は自然災害が多い国だと、あらためて実感する今日この頃ですが、東日本大震災をはじめ、ここまで体験してきた大きな自然災害を糧に、同じミスをおこさずに、しっかりとした教訓を伝え、安全に避難できるようにしていきたいと思っています。

 東日本大震災は特に大きな教訓を残しました。是非その際に行動を今再度振り返り、今後の防災につなげていきたいです。

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現在トロントで楽しめる南部美人のお酒は、「南部美人純米吟醸」とJALのファーストクラスで機内酒としても採用されている、「南部美人純米大吟醸」の二種。数多くの日本食レストランで賞味することが可能。

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