第14回 個人的によく見ているカナダ株式5銘柄|みらいのカナダ株式投資大作戦

第14回 個人的によく見ているカナダ株式5銘柄|みらいのカナダ株式投資大作戦

こんにちは!みらいあせっとです!今回は個人的によく見ているカナダ株式5銘柄を紹介します。

 カナダの上場企業はどちらかと言えば、20世紀から続く産業で収益を生む企業(オールドエコノミーと言います)が多いです。今回紹介する企業も伝統的な企業が多いものの、個人的には優良な企業だと考えています。

 では一緒にみていきましょう!

ショピファイ(Shopify)

 ショピファイはカナダ発の代表的なIT企業の1社です。同社のサービスは、誰でも簡単にオンラインショッピングサイトを構築できるものです。毎月のサービス利用料の支払いがショピファイ側の収入になります。

 同社は2020年3月のコロナショック以降、「巣ごもり銘柄」として急速に株価を伸ばしました。一時はトロント総合指数で最も時価総額の大きな銘柄にまで成長しています。

 業績も順調に伸ばしており、2020年の決算では純利益を計上しています。オールドエコノミーな銘柄が多いカナダで、将来が楽しみな1社と言って良いと思います。

エンブリッジ(Enbridge)

 エンブリッジは燃料パイプライン事業を営む企業です。米国で生産される原油の25%、米国で消費される天然ガスの20%を輸送するなど、北米での燃料輸送で存在感があります。

 エンブリッジ最大の特徴は配当利回りの高さです。2021年8月15日時点で税引き前配当利回りは6.81%と他の高配当株を圧倒します。たまたま株価が下落して配当利回りが高く見えるのではなく、常時この利回りですから驚きます。

 同社は25年以上増配を続ける増配銘柄で、カナダの配当貴族指数(TSX Canadian Dividend Aristocrats Index)にも名を連ねます。

 2020年のコロナショックでは、原油価格の低下に伴い、エンブリッジの株価も下がりましたが、大きく崩れることはありませんでした。

カナディアンナチュラルリソーシズ
  (Canadian Natural Resources)

 カナディアンナチュラルリソーシズはカナダ最大級の原油・天然ガス生産会社です。カナダ西部のアルバータ地方のほか、北海やアフリカ沖など、世界中に油田を有しています。

 同社はコロナショックで多くの原油関連企業が減配していく中、配当を維持し続けた非常にタフな企業です。さすがに2020年3月と6月の四半期決算では純利益がマイナスになったものの、同年9月以降は原油価格の上昇に伴い利益も戻ってきました。

 配当利回りは税引き前で約4%台後半。石油やオイルサンドの将来性には不安があるものの、当面はタフな銘柄として期待したいです。

カークランドレイクゴールド
  (Kirkland Lake Gold)

 カークランドレイクゴールドはカナダとオーストラリアに金鉱山を保有する金鉱株です。アメリカの投資家「バフェット」が買ったことで話題になった「バリックゴールド(Barrick Gold)」に比べると経営規模は小さめです。

 カークランドゴールドの強みは採掘コスト(AISC)が圧倒的に低い点です。そのため利益率が高く、負債もほとんど抱えていない財務健全性が魅力的です。

 近い将来、ゴールドは生産量が低下していくと予想されています。その時、生き残れる企業は他社や鉱区を買える企業です。わたしは同社の財務の強さが、採金産業が先細っていく中で効果を発揮するのではと考えています。

キャノピーグロース
  (Canopy Growth)

 キャノピーグロースは大麻関連商品の生産・販売を行う企業です。大麻産業には将来性があると言われ、一説には2025年にはゴールドラッシュならぬグリーンラッシュがやってくるとか。

 しかし、残念ながらキャノピーグロースを含め、多くの大麻関連株の収益は安定せず、赤字が出ている状態が続いています。個人的には大麻関連産業は差別化が難しく、近い将来に多くの企業が統廃合で消えていくと考えているんですが、どうなんでしょうか?

 ちなみにアメリカのバイデン大統領は大麻の完全合法化を支持しているそうで、キャノピーグロース含め、多くの大麻関連銘柄が2021年初頭に大きく値を上げました。

 ニュースや一過性のブームに影響されやすい銘柄と言えそうです。

まとめ

 今回はわたしが個人的に見ている銘柄を5つ紹介しました。これらの銘柄が将来値上がりするかはわかりませんので、投資の判断はご自身で行うようになさってください。

 あなたはどんな銘柄をチェックしていますか?もしお気に入りの銘柄あれば、Twitterで教えてくださいね!