冬はバッテリーが早く減る?気をつけたい寒い時期のスマホ利用対策3つ|カナダのけーたい屋さんが教えてくれる“海外携帯電話事情”【第32回】

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冬はバッテリーが早く減る?気をつけたい寒い時期のスマホ利用対策3つ|カナダのけーたい屋さんが教えてくれる“海外携帯電話事情”【第32回】

 トロントも冬が到来し寒い日々が続いておりますが、実はバッテリーの持ちも温度によって変化するのをご存じでしたか?いわゆる人間が快適に過ごすのに適した温度であれば問題ありませんが、暑すぎたり寒すぎたりする事によりスマホに使われているリチウムイオン電池に影響が出る事によりバッテリーの減りが早くなる事があります。

1. 冬は低温環境下に注意!バッテリーの持ちが半分以下に

 機種と環境にもよりますが、例えば25°Cの快適な空調が効いた室内とスキー場などマイナス20°Cの冬の外で利用した際のバッテリーの持ちは倍以上異なるという実験結果もあります。これはリチウムイオン電池が低温環境下の場合に内部抵抗が大きくなるのが影響しています。メーカーにより異なりますが具体的には5°C以下になると電池持ちに影響が出始めると言われておりスマホの動作が遅く感じる事もあります。

2. 暖房による高温問題とは

 冬の暖房空調は25度から30度などに設定される事も多いと思いますが、基本的にこちらは問題ありません。ヒーターの近くなどで高温になっている環境の場合は注意が必要です。特に40°C以上の状態が長時間続いた場合はバッテリーの容量低下に繋がる場合があります。寒い日の暖房は周辺の温度に十分気をつけましょう。

3. 外気温と室内の温度差にも注意

 スマホは結露についても考慮して設計されていますが、例えば充電端子は外部に露出しており結露を防止するのが難しい箇所です。結露が発生すると充電端子に埃などが付着し充電をした時にショートするなどの故障に繋がってしまう場合があります。寒い環境から急に暖かい環境に移動する際はスマホの電源を切らさない、少し環境に馴染ませる時間を取るなど対策していきましょう。

 他にも冬に車の中でスマホを放置した場合に電源が入らなくなったり、寒さでバッテリー持ち時間が減る場合も、一時的なものなので快適な室内では元に戻りますので安心してください。スマホは人間と同じ温度が好き!毎日使う相棒を可愛がってあげてくださいね。