「思い切ってやってみる!開き直るって大事!」安川真以さん |英語とわたしとカナダ

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安川真以さん

安川真以さん
Co-op留学中/愛知県出身/カナダ在住歴約3年

 

【経歴】
2018~2019年 リゾートバイト“ゼロから留学”でワーホリ準備
2019年5月~  (ワーキングホリデー)バンクーバーの語学学校へ通う  
2019年9月~  (ワーキングホリデー)ナイアガラで就業経験
2020年5月~  (Co-op留学)トロントへ

カナダでワーホリからCo-op留学で様々な仕事を経験。落ち込むことがあっても切り替えられるポジティブな安川さんに、英語への向き合い方や学習方法について語ってもらった。

『リゾートバイトでモントリオールのご夫婦と運命の出会い』

 日本で約10年ほど、アシスタントトレーナーなどのスポーツ関係の仕事をしました。あるとき、留学やワーホリを検討している人向けに、働きながら貯金もできて英語も学べる“リゾートバイト”というものがあることを知り、思い切って働いてみることにしました。寮で生活しながら、外国人の方が比較的多く訪れる旅館で働き、お金を貯めました。

 お客としていらっしゃったモントリオール出身のご夫婦に出会ったことがきっかけでカナダに魅了され、「よし、カナダに行こう」と決心しました。その時点で私は30歳だったので、まさに“ギリホリ”でした。

『初日から壁にぶつかったワーホリ生活』

 2019年5月下旬にバンクーバーの語学学校に3ヶ月間のプログラムで入学しました。初日のことは今でもはっきり覚えていますが、何を言っているのか全然わからず、本当に泣きそうでした。

 学校を卒業した後は、「西にいるから次は東に行こう」と単純な理由でナイアガラへ行くことを決めました。

 ナイアガラでは残りのワーホリ期間を、お土産屋さんやレストランで働きました。英語が自然と出てくるなぁと自覚したのは、レストランで働いているときです。日本人がいない環境だったこともあり、とにかく英語だけを使ったことでスピーキング力は鍛えられました。

バンクーバーで有名な熊と
バンクーバーで有名な熊と

『1年で帰るはずがコロナに。そしてCo-op留学へ』

 2020年5月、いよいよワーホリも終わりが近づき、日本へ帰国予定のタイミングでコロナが流行。帰国後の就職にも不安がありました。そこで、Co-op留学をして滞在を延長することにしました。申し込んだのはワーホリビザが切れる二週間前。本当にギリギリでした。

 Co-op留学にあたってトロントへ引っ越し、同年9月から約2年のカリキュラムがスタートしました。その間ラーメン屋やカフェ、アパレルショップ、レストランなど様々な場所で働き、2021年10月より現在働いているジャパニーズレストランでサーバーとバーのアシスタントとしてインターンをさせてもらっています。

『落ち込むこともあるけれど、私は開き直って前を向く』

 英語を使ってコミュニケーションを取るようになり、自分が発する言葉が少しずつ変わってきたように感じます。

 一番感じることは、具体的なポジティブな表現をできるようになったことです。例えば、褒める声かけ。ただ「Thank you」と言うだけではなく「~してくれて助かりました」、など具体的に伝えるようにしています。こうすることで自然と自分から声をかけることが増えたし、いろんな人とコミュニケーションを取る中で、関係性も構築しやすいように感じます。

キャピラノサスペンションブリッジへルームメイトと友だちと
キャピラノサスペンションブリッジへルームメイトと友だちと

 その他には、日本語だと難しく、遠回しになりがちな表現もはっきりと端的に伝えられるようになりました。
 多少英語力の問題で、伝えきれないということもありますが、でも、周りの人たちの話を聞いていても、割とシンプルな言葉で端的に伝えている人が多いように思います。十分伝わるんですよね。

 もっと英語ができなかった頃は、伝えたいことが伝わらず、何度も悔しい思いや歯痒い経験をしました。

 Tim Hortonsでドリンクを注文した時のこと。オーダーしたいものが伝わらず、店員さんに「は?」と言われ、無事に注文はできたものの、「私の英語だめだ…」と心が折れそうになりました。ところがその後訪れたマクドナルドで、カナディアンのおじさんの英語が店員さんに全然伝わっていない場面に遭遇し、私はおじさんの話している内容が聞き取れたので、「伝わっていないのは私のせいじゃないかもしれない!」と開き直りました。

 学校でも、周りの他国の“話せる子たち”と自分を比べてしまい落ち込んだこともありましたが、よくよく聞くと、文法は、はちゃめちゃだったりします。それに気づいた時は、開き直れました。笑

 他にも、ナイアガラに住んでいた頃、ルームメイトのガーナ人の友人に「何言ってるかわからないから勉強しなさい」と助言を受けたこともありました。

『失敗から学んだ、自分にあった学習方法』

 これまでの経験を通して自分にあったやり方で英語の勉強をしています。一つは、ネットフリックスで好きなドラマを見ること。とは言っても画面に張り付いて見ている訳ではなく、「リスニング」を意識しています。なので、編み物をしながら見たりすることも。

 その他に、課題とする文法力に対して、Toronto Public Libraryの「ebook」を利用して座学で勉強をしています。Toronto Public Libraryは移民向けのコンテンツも多いので教材が充実しています。

ルームメイトと帰宅中
ルームメイトと帰宅中

 ただ、なかなか持続できないのが課題です。そこで、 「用事がない日の午前中1時間だけ」とルールを決めて取り組むようにしました。「まだできるのになぁ」と思っても1時間でやめます。そうすると、翌日に「昨日の続きをしたい」と自然と学習に対するモチベーションが上がり、このやり方で私は続けることができています。勉強が続くための工夫を失敗から学びました。

 また、アウトプットの機会を作ることと、私と同じように英語学習に取り組んでいる方に届けたいという目的で、学んだことをInstagramに投稿したりしています。

 文法やアクセントなど、課題とする部分が改善したら、英語コンテンツ動画などを発信できるようになりたいと考えています。

【一問一答】

  • 私にとって英語とは
    生活する上で必要なもの
  • オススメの学習ツール
    Netflixドラマ「スーパーストア」
    Toronto Public Libraryのebook
  • 英語が不自由なくできたらどうなりたい?
    英語について動画で発信できるようになりたい