12月に起きた注目COVID-19 ニュース

12月に起きた注目COVID-19 ニュース

コロナによるカナダ国内の死者数が1万5000人を超える

 3月のパンデミック以降、新型コロナ感染による死亡者数の合計が12月28日に1万5000人を超えた。もっとも多いケベック州で8000人以上、続くオンタリオで4300人以上が確認されている。

新型コロナ変異種が4件確認

 英国を中心に拡大している新型コロナウイルスの変異種がオンタリオ州で3件、ブリティッシュコロンビア州で1件確認された。北米で確認されたのは初めて。

オンタリオ州全域で再びロックダウン

 クリスマス明けのボクシングデーからオンタリオ州全域は再度ロックダウンとなった。州全体では1月9日までだが、トロントを含む州南部は1月23日までが規制対象となっている。

入国措置の延長と直行便の運休が決定

 カナダ政府は、感染拡大阻止のための入国規制措置を1月21日まで再延長したと発表。旅行者が入国できないほか、入国が認められた人は14日間の自主隔離が必要となる。トロント-羽田間の直行便をもつエアカナダは2月と3月の直行便の運休を決定した。

日本政府、新型コロナ検査証明にオンタリオ州を加える

 日本政府は12月31日より出国前72時間以内の新型コロナの検査証明を求める国・地域にオンタリオ州を加えることを決定した。そのほか、アイルランド・イスラエル・イタリア・オーストラリア・オランダ・デンマーク・フランス・ベルギー・スイス・スウェーデン・スペイン・ノルウェー・リヒテンシュタインが対象となっている。

カナダ歳入庁(CRA)が緊急支援金CERB返済の警告を開始

 パンデミックの影響を受けた人に給付されたカナダ緊急支援金CERBについて、CRAは申請資格がなく返済が必要になる可能性がある人に対して警告のレターを送った。その数は全申請者890万人のうち5%の合計44万1000通となり、今後返済を余儀なくされる可能性があるという。

ワクチン承認、世界で3番目となる接種開始

 保健省は米ファイザーが独ビオンテックと共同開発したワクチンと米モデルナのワクチンを承認した。12月14日から接種が始まっている。