第13回 「投資環境」|ファイナンシャルアドバイザーが解説!カナダの保険・投資商品

第13回 「投資環境」|ファイナンシャルアドバイザーが解説!カナダの保険・投資商品

2022年の投資を家族旅行にたとえてみます。私たちの多くは、家族が車に荷物を積み込み、目的地へと出発したことを思い出します。希望の目的地への旅は、多分、私たちがいろいろと経験するマイナーな障害にも関わらず、後になれば、いい思い出となります。投資家にとっての、この2年間のパンデミックは、家族旅行の一時的にピットストップによって脇道に追いやられたようなものです。例えばガソリンを購入するためにステーションに停まる、途中で道を他人に聞くために停まる、その過程の一部は予想できたものでした。それでも、こうした旅の途中の中断は、マイナーな出来事で、目的地に着くと障害とも思わなくなります。

 2022年の投資環境は、ロードトリップのようなものになると想定しています。多くの人が概説するように、成長とインフレ環境を考慮しても、2022年という風景が好ましいものであると信じています。が、グローバル市場の背景は投資家にとって好ましくあるにも関わらず、途中で多くのピットストップがあり、マイナーな影響があるかもしれません。

次のようなリスクがあげられます:

□ グローバル中央銀行による政策ミスの恐れ
□ COVID-19バリアントが成長に与える影響(執筆時点では、オミクロンバリアントです)
□ インフレが消費に重大な影響を与えることへの恐れ
□ 米国の中間選挙
□ 地政学的リスク

 途中で挫折を経験しても、投資家は報われる可能性が高いと考え、今後の道の楽観的な見方を維持します。旅行の予定は次のとおりです。

□ 成長はピークを過ぎている可能性がありますが、回復力はあります
□ 世界の成長と収益は、2021年の夏と同様。逆風が発生したにもかかわらず、サプライチェーンの混乱とインフレによって、背景は世界的な成長のために収益はポジティブなままです

 経済活動は減速している可能性が高く、継続的にサプライチェーンの混乱を含む課題に直面しますが、全体として、グローバル製造環境は回復力のある位置にとどまります。企業は(平均して)生産が今から1年後に高くなり、全体的な自信度が高まります。現在の好転によって生み出された楽観主義と並んで、メーカーはまた、サプライチェーンのストレスとCOVID-19によって引き起こされる、いくつかの逆風(混乱を含む)を予想しています。私たちのインフレモデルは、CPIが低下傾向にあることを示唆しています。現在のレベルは6.8%ですが、第三期は3%以上という程度です。2022年を通して、インフレは引き続き懸念事項ではありますが、現在注目されているレベルほどではありません。