【28皿目】Vichyssoise(ビシソワーズ)|イケメン・フレンチシェフが教えるカナダでクッキング

先月の話なんですが4月なのに30℃まで上がったり、そうかと思ったら次の週には一桁まで落ちて僕が住んでるハミルトンでは雪がチラついたりなんてこの時期の天候の不安定さはさすがカナダだなと毎年思わされます。

ただ天候の不安定さがあると結構食品に影響したりします。ただでさえ色んなものが値上がりしてる中で、こうも天候が不安定だったりすると農作物はかなり影響を受けます。暖かくなってきたなと思って芽を出し始めたものが急な寒さでやられてしまったり、雨が少なかったりすると水々しい野菜が育たなかったり。ここ数年は天候のせいもあってだいぶ食べ物の値が上がりましたね。

ポテトとリークの冷製スープ「ビシソワーズ」

さていよいよ春になってきたということでたくさんの野菜が美味しくなる季節です。今回は春の野菜を使おうと思って色々悩んだのですが、じゃがいもを使ってビシソワーズを紹介しようと思います。

その前にスーパーに売っているじゃがいもの種類と用途の説明を簡単にしておきます。

まずはRusset Potato(Baking Potato)と呼ばれる皮がざらざらしているもの。このポテトはデンプン質なのでベイクドポテトや、揚げたりするフライドポテトやコロッケに使われます。

そしてもう一つはYellow PotatoYukon Goldといった皮がツルツルしてるポテトは、水分が多く甘味が強いです。このポテトはマッシュポテトやスープにすると美味しいです。

今回のビシソワーズというのはポテトとリークの冷製スープのことを言います。この時期は暖かい日もあったり、新じゃがも出てくる季節なのでタイミングとしてはちょうどいいかなと思ってこの料理を選びました。

ワンポイント・アドバイス

冷製でもいけますが、温めても美味しいスープです。ただ、ポテトスープなどデンプンが多いスープは温めるときに焦げやすいのでゆっくり温めるように気をつけてください。

そして冷たい時の方が塩見が強く感じるので作るときの塩加減に注意。

今回は作りやすいようにシンプルなレシピなのでぜひ一度お試しあれ。

Vichyssoise

Peperoncino Pasta

材料(4人前)

  • イエローポテト 3個(約500g)
  • リーク 白い部分のみ (長ネギでも代用可)100g
  • バター 15g
  • ニンニク 2片
  • 生クリーム 100ml~150ml
  • ベーコン お好みでトッピング用

つくり方

    1. リークは白い部分だけ切り取り、縦半分に切って千切りに。ポテトは皮を剥いて2cm角に切ります。ポテトは皮を剥くと酸化して色が変わってしまうので水の中に入れておきます。
    2. 鍋にバターを入れリーク、そして皮を剥いたニンニクを入れ塩をひとつまみ入れたら中火で焦がさないように柔らかくなるまで炒めます
    3. ポテトをつけている水を捨て、ポテトだけを鍋に入れ新しい水を野菜がかぶるくらいまで入れます。中火で沸騰してきたら弱火に落とし、ポテトが柔らかくなるくらいまで約30分ぐらい煮込みます。煮込んでいる間に水が減ってきたら、水を足して常に野菜が被っている状態をキープしてください。
    4. ポテトが柔らかくなったら、ハンドブレンダーでピュレ状にして生クリームを足します。もしくはミキサーに鍋の中身を移し、ピュレ状にしてからもう一度鍋に戻して生クリームを足します。
    5. 最後に中火で焦さないように一度沸騰させて、塩(約小さじ1~2)で味の調整をしたら完成です。暖かいままでも冷まして飲んでもOK。

 

こちらのレシピはYouTube「Kitchen A Yoshi海外で料理」でも作り方を紹介してるのでCheck!