【17皿目】春野菜のクリームパスタ|イケメン・イクメン・フレンチシェフが教えるカナダでクッキング

 いよいよ6月になって夏に向かって暑さが増してきましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。今年はイベントなんかがようやく戻ってきて賑やかな夏が過ごせそうですね。私事なんですが、先月に自分のお店がグランドオープンしました!!「Hanma Japanese Foods」といってコンビニをイメージしたテイクアウト専門のお店になっていてハミルトンにあるDundasというところにお店があります。小さくて静かな〝海外〟って感じの街並みで、おしゃれなお店やカフェがあるので夏はたくさんの人で賑わいます。もし読者の方で西の方に行く用事があれば遊びに来ていただけると嬉しいです。詳細はお店のインスタを覗いてみてください。

トマトが苦手な人でも飲めるトマトスープ

 さて今回は夏ということで僕が苦手なトマトの紹介をします。生のトマトが昔から食べれず何度も克服しようと挑戦したんですが無理でした

トマトの種類と用途

 そんなトマト、カナダには幾つか種類があります。まずRoma Tomatoは水分が少なくて酸味が強いトマトです。トマトソースやペーストに使われたり、シチューに入れても型崩れしにくいです。基本的に火を通す料理に使われます。

 そしてそれよりもちょっと大きめのBeefsteak Tomato。今回のスープで使うこのトマトの特徴は水分が多く糖分も高いトマトです。生で食べられることも多くBLTなどのサンドイッチに使われるのはこのトマトです。

 Tomato on the Vineといってツルについているトマトは2つのトマトの中間ぐらいで生でも調理しても美味しいです。ツルについている分長持ちするのと栄養価が高いと言われているのが特徴です。

ワンポイント・アドバイス

 今回の料理のコツはしっかりオーブンでローストして無駄な水分を飛ばして甘味を凝縮することと水分を飛ばすことによってトマト独特の青臭さが抜けます。トマト特有の酸味とブラウンシュガーで甘味と酸味のバランスを取ることによってシンプルだけどトマトが苦手な人でも美味しく飲めるスープが出来上がります。

Tomato Soup

材料(4人前)

  • ビーフステーキトマト 6個
  • ブラウンシュガー(最後に味の調整でも使います) 1/2カップ
  • ニンニク 4~5片
  • 玉ねぎ 2個

つくり方

  1. オーブンを200℃に温めます。
  2. トマトのヘタをとり4等分にくし切りにしてボウルに入れます。オリーブオイル、ブラウンシュガー、塩胡椒(少々)で味付けをして全体に行き渡るようによく混ぜます。
  3. トマトとガーリックをトレイに乗せて50分から1時間ほどオーブンでローストします。
  4. 玉ねぎを千切りにします。鍋にオリーブオイルを入れて中火で温め、玉ねぎがキャラメル色になるまでゆっくり炒めます。
  5. トマトがローストされたら玉ねぎと一緒に鍋に入れて、水をトマトがかぶるくらいまで入れて一度中火にして木べらなどで底が焦げないように混ぜながら沸騰させます(強火にすると焦げる可能性があるので注意)。
  6. 弱火に落とし、45分から1時間ぐらい煮込んで最後はブレンダーでスープ状にして完成です。
  7. 最後に味の調整のするときには、季節によってトマトの酸味と甘みが変わってくるのでその都度ブラウンシュガーを足したり赤ワインビネガーを足したりで酸味と甘味のバランスをとってください。

こちらのレシピはYouTube「Kitchen A Yoshi海外で料理」でも作り方を紹介してるのでCheck!