コロナの状況下で、学習のやる気を維持するには?|かおる先生のプチTOEICセミナー

コロナの状況下で、学習のやる気を維持するには?|かおる先生のプチTOEICセミナー

 緊急事態宣言の発令後、多くの教育機関でオンラインによる遠隔学習が導入されましたが、状況が長期化してきたことにより、学習者の意欲の減退がこの頃よく聞かれるようになりました。

オンラインでの自宅学習に疲れてきました。やらなきゃいけないことはあるのですが、どうもやる気が出ません…。

A 自宅学習は自分次第の部分が大きい上に、外出が困難な状況では環境を変えることもできないので、やる気が減退するのもよく分かります。このような時は劇的な向上を図ることよりも、学習を続けることを目標にして頑張ってみてください。以下のTipsが参考になれば幸いです。

Tip1. 現実的かつ小さな目標を設定しよう!

 現在の状況下で、大きな目標を成し遂げるというのは余程のことがない限り難しいでしょう。今は現実的かつ小さな目標を設定し、それを一つずつクリアしていくことを心がけてみてください。英語学習で言えば、英語記事を1つ読む、エッセイを1つ仕上げるといったことです。こうした小さな目標達成を毎日続け、日課にすることができればまずは成功です。小さな目標であれば取りかかるまでに時間はかかりませんし、タスクを小分けすることで物事を計画的に進められ、精神的な負担も軽減できるはずです。

Tip1.自宅の学習環境と学習時間を見直そう!

 コロナの状況下では、図書館やカフェに行って学習環境を変えるといったことも難しくなりました。となれば、自宅の学習環境を工夫するしかありません。まずは勉強場所を変えてみましょう。机の向きを変えるだけでも気分を変えてくれるはずです。そして、学習時間も見直してみましょう。自宅で一番集中できる時間帯はいつでしょうか。自身のコンディションに加え、家族やルームメイトなどの生活スタイルも影響しますので、それらも考慮に入れて、学習の生産性を高められる時間帯を探してみましょう。集中が持続しない場合は、「ポモドーロ・テクニック」と呼ばれる時間管理術を試してみてください。これは25分の作業と5分の休憩を1セットとし、数回のセットを繰り返すというやり方です。

Tip1.勉強仲間とチャットやビデオ通話で話そう!

 一人で勉強を続けていると社会から孤立したように感じてしまうことがあります。以前は学校に行けば普通に会えた仲間たちと会えないという状況は、想像以上につらいものです。そのような時は、グループチャットに参加したり、ビデオ通話ツールを使って仲間と話せる機会を設けてみましょう。リモート勉強会を開催してみても面白いかもしれません。仲間と学習の悩みを相談したり、問題を共有したりすることで気持ちが前向きになってくると思います。