第23回 カナダの保険の値段|ファイナンシャルアドバイザーが解説!カナダの保険・投資商品

第23回 カナダの保険の値段|ファイナンシャルアドバイザーが解説!カナダの保険・投資商品

今月は、カナダの保険の値段についてお話しさせていただきます。多くの方から、生命保険やについての値段の問い合わせを受けることがあります。例えば、「1ミリオンドルくらい保障のある生命保険が欲しいのですが、月々の保険料はいくらですか?掛け捨てだともったいないから、貯蓄型積立保険の方がいい」と聞かれたとします。いずれも、Non Smokerで、持病のない健康な方だと仮定します。すると月々の保険料は、25歳の男性で438.75ドル、女性で392.85ドルとなります。35歳の男性で953.55ドル、女性で738.45ドルとなります。45歳の男性で、1,615.00ドル、女性で1,239.00ドルとなります。

そして、「そんなに高いのですか?では、同じ保障額1ミリオンドルで、掛け捨て保険だといくらですか?」という会話の流れになることもあります。では、同様にNon Smokerで、健康な方だと仮定します。30年の掛け捨て保険ですと、25歳男性で74.70ドル、女性で47.70ドルです。35歳の男性は115.20ドル、女性は83.70ドルとなります。45歳の男性は314.10ドル、女性は221.40ドルとなります。

別のタイプの方に聞かれるのは、「自分には扶養家族もいないから、死亡保障はいらないけれど、自分が病気になって、しばらく働けなくなった場合のための保険が欲しい。コンドを手放したくないから、モーゲージを払えるだけの保障がほしい。Critical Illness Insuranceはいくらくらい?」と聞かれることがあります。こちらもNon Smokerで健康な方で、保障額30万ドルで75歳までの保険の月々の料金を見積もりしますと、25歳男性で149.31ドル、女性で140.40ドルとなり、35歳男性で236.79ドル、女性ですと210.33ドルとなります。45歳男性は371.52ドル、女性は327.24ドルとなります。Critical Illness保険は、40歳を超えると、審査の結果により、加入を認められない方が意外に多いです。

保険料が思ったよりも高く、「保険はいらない。普通に貯蓄する」と言われる方も多いのですが、保障の請求をして、保障を受け取られた方は、もっと「保険料が高くても、もっと保障額の多い保険に入っておけばよかった」と言われます。そして、貯蓄型積立保険は最初の15年は途中で解約すると、非常に不利なので、「お金が引き出せない」「何でこんなに毎月払わなければいけないのだろう」と不満に思われる方もいますが、15年、20年と経ちますと、貯蓄が増えてきますので、「加入していて良かった」と思われる方が多いです。