2011年10月、30歳という年にトロントに降り立ちました。30歳。なっている方もこれからなる方も、節目だと考えている人が多いと思います。希望、期待、不安をこんなにも感じることはなかなか無いと思います。数カ月前まで音楽活動、派遣などの仕事をしていましたが、10代からの夢を叶えるためカナダへ、ワーキングホリデーという魔法のようなチケットを持って入管を通過した時の事を今でも強く覚えています。
日本に帰国してから早9年。本当にあっという間でした。ワーホリを経て、日本のアップルストアに勤めていますが、カナダでの経験がなかったらここでは働いていなかったと思います。
今思えばトロントの一番の魅力である多様性や、世界中の人種が集まる都市ならではの英語はとても役に立っています。当時、到着して早々に仕事を探しましたが、なかなか見つからず、もやもやした日々でした。そこで学校へ通ったりする事によって、色々な人に出会いたくさんの話をし助けあうことができました。
30歳のワーキングホリデー
30歳というのは気付かないうちに大きなプライドを持っていて傷つけられる事や受け容れないことが多いと気づかされるも、受け入れなければならない状況になると、人は案外変われるものだと分かりました。
30歳で皿洗いするなんて日本にいたら考えられないですもんね。ただそこでも多様性ならではの英語を習得できました。単語ひとつでも発音が違いすぎて分からないことがありました。なぜ会話が成立しているのか分からないほどでしたが、「発音が良くなければいけない」と勝手に思い込んでいたからだと思います。
30代になると新しい出会いは少なくなります。だけどトロントで出会えた人たちとは縁があると思います。皆さんにもきっと良い出会いがあると思います。楽しんで下さいね。