アカデミー賞の前哨戦ともいわれるトロント国際映画祭が9月9日から開催される。今年は新型コロナウイルスの感染対策の規制に基づきながら、観客そしてスターも参加する以前のような映画祭に戻りつつ、オンライン上映なども行われる予定だ。

　オープニング作品は、スティーブン・チョボスキー監督の『Dear Evan Hansen』。ブロードウェイ劇の映画化で、ジュリアン・ムーア、エイミー・アダムスなどが出演する。

　日本からは、SPECIAL PRESENTATIONSに第74回カンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞した濱口竜介監督の 『ドライブ・マイ・カー』が選出され、北米プレミアとして上映される予定だ。『ドライブ・マイ・カー』は、村上春樹の短編が基になっている。

　濱口監督は2018年に『寝ても覚めても』でトロント国際映画祭に訪れており、弊誌のインタビューにも登場してくれた。

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