ほっこり栗ごはん|うんちく好きシェフのかんたんレシピ

火中の栗で、栗ごはん
『火中の栗を拾う』|利の無い危険なことを、そそのかされて行うことの例え。
♫ウサギ追〜いし かの山〜  小鮒釣〜りし かの川〜
秋が深まると、望郷の念が強くなるのは、私がおっさんになった証か、年々物哀しくなる。しかしながら、今年はその余裕が全く無い。至極、私事だがレストランオープン目前だ。色々なものの請求書は、一桁数え間違えではないかと目を疑ってしまう程である。金額が霞むのは、最近富に進む遠視だけのせいではあるまい。

レストランの物件を探していると知人に伝えると、「火中の栗を拾うべきでは無い‼」と強く諭された。レストランを開けるということは、いかにリスキーで利が少ないかと…。

桃栗三年柿八年。しかしながら、料理ばかりしてきたおっさんは、退路を絶って決断をした。火中の栗を拾った以上、栗ごはんを作るとしよう。

今月は、栗ごはんをご紹介いたします。堅い殻に切れ目を入れて、茹でましょう。圧力鍋を使うとさらに剥きやすくなります。オーブンで炒る、自家製ごま塩が決め手です。

さあレストランオープン目前、サイは振られた。あっ 、皆さん、ごま塩を振り忘れずに…。

ほっこり栗ごはん

材料:4人前

  • 米 2合
  • 栗 15個
  • 塩 小さじ1/4
  • 昆布 10cm 角

自家製ごま塩
水(50g)、塩(5g)、黒ごま(20g)を入れ火にかけ、沸騰したら350°Fのオーブンで10分ほど煎る。

  1. 鬼殻に切れ目を入れ、沸騰している湯で5分ほど茹で渋皮をむく。
  2. 白米を炊くように炊飯器に水と米を入れ、栗、昆布及び塩を加え炊く。 10分ほど蒸らした後、さっくり混ぜ合わせ、お好みの器に盛り付け、ごま塩を添えて出来上がり。

今月号レシピ、料理教室のお知らせはブログにて掲載。お時間のある時に見てみてください。
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