カナダ人医師に聞いたカナダで受診するコツ

いざ具合が悪くなる前に知っておきたい！
カナダ人医師に聞きました！カナダで受診するコツ

海外暮らしで1番困るのは、やはり体調が優れない時。どこに行き、どのように診てもらえば良いのか分からない、保険には加入しているがどう使うのか分からない、さらには英語が不安という人も多いだろう。そこで、医療サポートを日本語で手掛けるWELLNESS KIZUNA社に協力いただき、トロントでクリニックを開業している若手医師、Dr. Victor Liaoにカナダでの受診のコツを聞いてみた。

Dr. Liaoが開業しているHealth One Medical Centreは、気軽に受診できるウォークインクリニックとともに家庭医、眼科や理学療法士、東洋医学や歯科も併設している。もちろん薬局も併設されているので、大抵のケースはワンストップで診療が完了する。

「特にアジア系の患者様は、プライマリケア・総合診療医（GP: General Practitioner）というシステムになかなか馴染みがありません。プライマリケアとは医療を受診する最初の第一線アクセスとされ、継続的・総合的にケアを提供するというシステムです。生理痛だから婦人科、耳が痛いので耳鼻科と、専門医を自分で選択し受診するというシステムに慣れている日本人にとって、なかなか総合診療医という概念が理解されにくいです。GPは幅広い分野で医療を理解しており、どんな症状においても医療の入り口となる医師。このGPが適切な診療・検査を行い、必要であれば専門医へ紹介します。そうすることで、専門医の受診がより効率的になります。カナダでは専門医の初診までに長く待たされるということは有名ですが、本当に専門医が必要な場合になるべく早く診てもらうことができる為にも、GPが適切に検査・紹介をすることが重要と考えます。このクリニックでは、専門医に紹介する前に必要な検査を行うようにしています。検査もせずひたすら専門医の受診を待つより、ある程度検査をしておくことで、患者様だけでなく専門医の負担も大きく減らすことができると考えています。」

同クリニックにはDr. Liaoだけでなく、女医さんや様々なバックグラウンドの医師がおり、クライアントをしっかり理解した上で治療を提供するよう取り組んでいる。アジア人の患者の多くは、検査や服薬を好む傾向にあるそう。患者自ら抗生剤を処方してほしいと来院する人も多いらしい。もちろん必要な抗生剤は処方してもらえるが、それと同時に抗生剤をむやみに飲むことのリスクなども丁寧に説明してくれる。

留学生などの多くが、医療費が高くつくのでは？とか、自分の症状は保険で適用されるのかなどを心配し、辛い症状を我慢し悪化させることもあると聞く。重症化する前に気軽に相談し、健康で安心したカナダ生活を満喫しよう。

さらにこのクリニックは、医療通訳・コーディネーターのWELLNESS KIZUNAと提携しているので、日本人が安心して日本語で受診・相談できるのが嬉しい。WELLNESS KIZUNAは、このクリニック内の通訳や相談だけでなく専門医や検査などの医療通訳・同行や保険金申請の代行など、様々なサポートを提供している。ぜひ、体調が優れない時は、相談してみよう。

■ クリニック概要

Health One Medical Centre
5292 Yonge St., North York
＊North York Centre駅よりヤング沿い西側を北に徒歩5分ほど
Website: healthonemedicalcentre.com

駐車場完備。
総合診療医、ウォークイン、歯科、眼科、理学療法・RMT、東洋医学、薬局も完備。
女医在籍、家庭医は新患受け入れあり。

日本語でのサポートが必要な方にHealth One Medical CentreとWELLNESS KIZUNAが協力し、予約・受付から受診、薬局まで日本語でサポート。初診でも予約が取れるので、長く待たされることがない。
＊日本語サポートをご希望の方は、必ず事前にご連絡を。
TEL：647-628-0023 (日本語テキスト可)
LINE ID: wellnesskizuna
Email: info@wellness-kizuna.ca