先週までを振り返り！カナダ・ブリティッシュコロンビア州のニュースダイジェスト5選。
ブリティッシュコロンビア州の人口増加！！
BC州の人口が増加を続けている。2019年は約7万人もの人口が増加し、2018年に比べて、1.7％増加となった。州内で一番の人口増加となったサリー市の市長によると、統計から見て同市の成長率は2.9％で、これはBC州の全地域の中でも最大の上昇率となったという。
市長は「毎月1000人ペースで成長していると思っていたが、実際はさらに多い1400人ペースで成長している」とも述べた。同市では新たに10校以上の学校の開校させたり、住宅を手頃な価格で購入できたりと住民からはとても魅力的な都市へと成長しているようだ。
https://vancouversun.com/news/local-news/b-c-s-population-grew-by-70000-last-year
COVID-19が企業に与える影響について話し合い
2月17日、カナダの連邦保健大臣とバンクーバー市長は、同市の中国系カナダ人コミュニティーのメンバーと会い、COVID-19が地元企業に与える影響について話し合いが行われた。
また、カナダの連邦保健大臣とバンクーバー市長は中国文化センターで行われたICONNBC Business主催のイベントでスピーチを行った。会談後、連邦保健大臣はメディアに対し、「中国系カナダ人社会に非常に困難な時期をもたらしている」と今回のウイルスによる社会的影響について述べた。
プラスチック製ドールがリコール
“Ethnic Fashion Doll”という商品名で販売されていたプラスチック製ドールがリコールとなった。カナダ保健省によると、この人形の頭部に危険レベルのフタル酸エステルが含まれていた可能性があるという。この物質は長期間噛んだり吸引したりすると幼児に発育異常を起こす可能性もある。リコールされた人形は中国で製造され、バーナビーを拠点とするDTSCインポート社が販売していた。
なお、この人形はすでに約5500体が販売されており、保健省はこの人形を持っている場合はすぐに子供から離し、すぐに購入店へ返品するよう求めている。
子育て世代に大きなストレス
BC州は0歳から18歳までの子を持つほとんどの親が仕事や財政にストレスを感じていることが最新の世論調査で明らかになった。調査会社によると、親の6割近くが仕事上のストレスを「頻繁」または「時々」経験しているという。さらに56％が財政面が負担になっていると回答した。また40％の人が現在生計を立てるのが困難ということがわかった。
BC州の5人に3人の親が現在預金口座に預金をすることが難しく、さらに食費などのほか、交通費や育児にかかる費用も大きな負担だという。この調査は子を持つ623人の人々に対し行われた。
COVID-19による人種差別増加
COVID-19ウイルスにより悪質な人種差別事件が増加している。3年前に中国からカナダへ移住したリン・リー氏は駅までの道を歩いていると、ある女性が彼女に向かって「コロナウイルス」と叫んできたのだという。また、バスの停留所には”CHINA VIRUA”と書かれているのも発見し、とても辛い思いをしたと話した。
そんな中、 バンクーバーのダウンタウンにあるSunzen Art Gallery に勤務する26歳のマーケティングコーディネーターは、このウイルスに関する外国人嫌悪と戦うためのイベントを企画支援している。同ギャラリーでは1pmから5pmまで茶道や試食を開催し、茶の産地として知られている中国雲南省をアピールしていく。
https://bc.ctvnews.ca/chinese-gallery-hosting-community-event-to-combat-covid-19-racism-1.4823012