11月6・7・8日焼酎・泡盛を中心に、日本の食・道具・文化を体験するポップアップイベント「Next Stop Japan 2026 – DISCOVER THE SPIRITS: SHOCHU & AWAMORI」開催|特集「注目イベント・ジェトロ」

11月6・7・8日焼酎・泡盛を中心に、日本の食・道具・文化を体験するポップアップイベント「Next Stop Japan 2026 – DISCOVER THE SPIRITS:  SHOCHU & AWAMORI」開催|特集「注目イベント・ジェトロ」

日本酒やジャパニーズウイスキーに続き、カナダ市場で新たな可能性を広げつつある日本の蒸留酒、焼酎・泡盛。11月6日から8日まで、ジェトロ(JETRO・日本貿易振興機構)はトロントで「Next Stop Japan 2026 – DISCOVER THE SPIRITS: SHOCHU & AWAMORI」を開催する。

 会場には焼酎・泡盛をはじめ、日本の食品、バー・キッチン用品などが集結。カクテルの試飲や原酒の販売に加え、焼酎・泡盛を使ったカクテルづくり、手巻き寿司、日本製包丁などのワークショップも展開する。

「見て、触れて、味わって、使って、習う」をコンセプトに、日本製品の魅力を体験から伝える3日間。

カクテル素材として現地バーテンダーから注目を集める焼酎・泡盛を新たな入口に、日本の酒と食文化をトロントへ発信する。

カクテルを新たな入口に、日本の蒸留酒と食文化の可能性を探る

日本酒、そしてジャパニーズウイスキーが世界で存在感を高めるなか、日本の酒文化において、まだ海外で十分に知られていないもうひとつの世界が「焼酎と泡盛」だ。

イベントのテーマは、焼酎・泡盛をはじめとする日本製品を、単に展示・販売することではない。実際に「見て、触れて、味わって、使って、習う」ことで、商品の背景にある価値や品質、使い方まで伝え、カナダの消費者に新たな選択肢として知ってもらうことにある。


会場となるのは、トロントを代表するパブリックマーケット、セントローレンスマーケットに隣接するCirillo’s Academy。焼酎・泡盛の販売やカクテル試飲を中心に、日本食品、バー用品、キッチン用品などを集めたポップアップストア、さらにはカクテルや日本の食文化をテーマにしたハンズオンワークショップなど、多角的なプログラムが展開される。

なぜ今、焼酎・泡盛なのか

今回ジェトロが焼酎・泡盛にスポットライトを当てる背景には、カナダ市場で起き始めている変化がある。焼酎・泡盛は、カナダではまだ一般消費者に広く浸透した酒類とはいえない。一方で近年、カクテルの素材として現地バーテンダーから注目を集め始めている。
その動きを象徴するひとつが、2026年2月に国税庁、在カナダ日本大使館、ジェトロの共催で実施された、バーテンダー向けの焼酎・泡盛マスタークラスだった。イベントは盛況となり、その後、オンタリオ州で酒類の輸入・販売を担うLCBOでは焼酎の取り扱いが拡大。泡盛についても取り扱いが始まった。

ジェトロによると、現在LCBOのECサイトでは日本産焼酎98銘柄がキーワード検索で確認でき、泡盛についても新たな銘柄の入荷が予定されている。

「知らない酒」から「選べる酒」へ

焼酎・泡盛の市場を広げるうえで、ひとつの課題となるのが消費者との最初の接点だ。名前は聞いたことがあっても、どんな味なのか。どう飲めばいいのか。料理とはどう合わせればいいのか。馴染みのない酒を、説明だけを頼りに一本購入することへのハードルは決して低くない。

そこで今回のイベントでは、まず実際に味わい、その特徴を知る機会をつくる。会場では焼酎・泡盛の販売だけでなく、それらを使ったカクテルの試飲を実施。さらに参加者自身がカクテルをつくるハンズオン形式のワークショップも予定されている。

焼酎・泡盛を従来の飲み方だけに限定せず、トロントのバー文化と接点を持つ「カクテル」という形で提示することが、今回の大きな特徴だ。

workshop#01 11月6日・7日・8日
焼酎・泡盛を使ったカクテルワークショップ

今回のイベントを象徴するプログラムのひとつが、焼酎・泡盛を使ったカクテルワークショップだ。講師を務めるのは、約30年にわたりホスピタリティ業界で経験を積んできたバーテンダー、Troy Gilchrist氏。

Troy Gilchrist氏 Photo Credit @forkestudio

バーテンダーとしての技術に加え、バーの設計からビバレッジプログラムの開発、人材の採用・育成まで、新規店舗の立ち上げを幅広く手掛けてきた。日本の食材や文化、職人技への関心も深く、焼酎やジャパニーズウイスキーを現代のバーに積極的に取り入れている。

近年ではNo Vacancyのゼネラルマネージャー兼ビバレッジディレクターとして開業を主導。同店は「Canada’s 100 Best」において「Best New Bar 2026」を受賞したほか、「Canada’s 100 Best 2026」で14位、「North America’s 50 Best Bars 2026」で82位に選出された。
ワークショップでは、焼酎・泡盛それぞれの特徴やカクテルとの相性について学んだあと、Gilchrist氏監修のオリジナルレシピをもとに、参加者自身がカクテルづくりに挑戦する。
日本の伝統的な蒸留酒を、トロントのバーテンダーがどのように解釈し、新しい一杯へと仕立てるのか。今回ジェトロが打ち出す「カクテルから焼酎・泡盛を知る」というアプローチを、実際に体験できるプログラムだ。

開催日時: 11月6日(金) 4PM–5PM、
11月7日(土) 1PM–2PM、
11月8日(日) 2PM–3PM/5PM–6PM
参加費: $35/各回約20名
申し込み: https://www.cirillosacademy.com/cirillos-presents/

※スケジュールは変更となる場合があります。

※カクテルはサンプルです。実際にイベントで提供する際には、見た目や仕上がりが異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

workshop#02 11月6日・7日
日本の家庭の味「手巻き寿司」をつくる


焼酎・泡盛から日本の食文化へ。日本の家庭料理として親しまれている手巻き寿司を、自分の手でつくるワークショップも開催される。

インストラクターによる実演を通して、すし酢のつくり方や具材の準備方法を学んだあと、参加者自身が新鮮な食材を使ってオリジナルの手巻き寿司づくりに挑戦する。

完成した日本食を味わうだけではなく、その準備やつくる過程まで体験することで、日本の食文化をより身近に知ることができるプログラムとなっている。

主催: Azuma-tei
開催日時: 11月6日(金) 2PM–3PM、
11月7日(土) 11AM–12PM
※参加者は開催時刻の15分前までにお越しください。
参加費: $30/各回約20名
申し込み: https://azumatei.ca/collections/sushi-making-workshop

workshop#03 11月8日
日本製包丁を実際に使い、その切れ味と技術を体験

日本の食文化を支える「道具」に焦点を当てたのが、「Knifewear」による日本製包丁のハンズオンワークショップだ。参加者は日本産の高品質な包丁を実際に手に取り、プロのインストラクターから基本技術を学ぶ。

研ぎ方や切り方について実演を交えながら解説し、参加者自身も実際に手を動かす。日本製包丁ならではの切れ味や使い心地を体験するとともに、日々の料理にも生かせる実践的な技術に触れられる内容だ。

主催: Knifewear
開催日時: 11月8日(日)11:30AM–12:30PM
参加費: $50/定員8名
申し込み: https://knifewear.com/products/japanese-knife-skills-class-at-cirillos-academy

※ワークショップ内容は変更となる場合があります。

「Mini KampaiToronto」も特別開催予定

期間中には、Sake Institute of Ontario(SIO)による日本酒の試飲・販売イベント「Mini-Kampai Toronto」も、ポップアップイベント会場の2階で特別開催される。
1階では焼酎・泡盛、2階ではコンパクトながらも厳選された日本酒の試飲を楽しむことができ、フロアごとに異なる日本産酒類の魅力を体験できることも本イベントの大きな見どころだ。日本が世界に誇る多彩な酒文化を一度に体験できる貴重な機会として、幅広い来場者にその奥深い魅力を発信する。

主催: SIO
開催日時: 11月7日(土)5PM-8PM
参加費: 無料
申し込み: https://www.eventbrite.ca/e/mini-kampai-toronto-sake-taste-and-buy-bottle-shop-tickets-2003529556838

酒だけではない。「日本製品を体験する」マーケットへ参加ベンダー一覧紹介

酒だけではない。「日本製品を体験する」マーケットへ

「Next Stop Japan 2026」のもうひとつの柱が、日本の食文化やライフスタイルを幅広く体験できるマーケットプレイスだ。

焼酎・泡盛を扱う「Ozawa Canada」のほか、焼酎を扱う「Axis Planning」「Metropolitan Wines & Spirits」「Kado Enterprise」に加え、異なるカテゴリーのベンダーが会場に集まる。

バー用品の「Alambika」、沖縄発のラーメン店の「Tondou Ramen」、食品の「Azuma-tei」、ホーム・キッチン用品や食品を扱う「IPPINKA」「Knifewear」「Tokusen」、ステーショナリーの「Paper Plus Cloth」、複数カテゴリーの日本製品を扱う「JAPAN STORE」などが出店予定。沖縄を中心とした地域のプロモーションも加わる。

参加ベンダー一覧

※JAPAN STOREの商品は、会場では展示のみで、購入はAmazon.caとなります。

Ozawa (焼酎・泡盛)

Kado Enterprise (焼酎・泡盛)

Axis Planning (焼酎・泡盛)

Metropolitan (焼酎・泡盛)

Alambika (バー用品)

Azuma-tei (食品)

IPPINKA (ホーム・キッチン用品)

Knifewear (キッチン用品)

Tokusen(Exhibit only on Sat-Sun)食品

Tondou (食品)

Paper Plus Cloth (ステーショナリー)


JAPAN STORE

日本製品(下記ラインナップを展示予定)

TOKYO MATCHA SELECTION (お茶)

MUSUBI JAPAN (調味料)

Asahi Cookin Cut (まな板)

長次郎 (わさびおろし、おにぎり型)

Kasyou Studio (箸)

SHINSENDO (コースター)

KYOTO GEIBIDOU (ポーチ)

NiiZ (文房具)

POD Desk (杖)

DaiDo (ボディタオル)

焼酎・泡盛は、カナダでどこまで広がるか

長い歴史を持ちながら、カナダではまだ大きな市場が形成されていない焼酎と泡盛。だからこそ、そこには可能性も残されている。日本で培われてきた飲み方や文化を伝える一方で、トロントのバーテンダーがカクテルという新しい表現を加える。消費者がそれを実際に味わい、気に入った一本を購入する。そして、バーやレストランで新しい一杯として提供される。


今回の「Next Stop Japan 2026」は、そんな焼酎・泡盛の新しい楽しみ方を、実際に飲んで、知って、体験できる機会でもある。焼酎・泡盛に馴染みのある人はもちろん、「名前は知っているけれど、何を選べばいいかわからない」という人も、まずは一杯からその世界に触れてみてほしい。
カクテルを味わい、日本の食と合わせ、気になった商品を実際に手に取る。さらに、カクテルづくりや手巻き寿司、日本製包丁のワークショップなど、日本の酒と食文化をさまざまな角度から楽しめる3日間となる。

焼酎と泡盛がトロントでどのように楽しまれ、これからどんな広がりを見せていくのか。11月6日から8日まで、会場に立ち寄り、その魅力を自分の舌で確かめてみてはいかがだろうか。

【EVENT INFORMATION】

Next Stop Japan 2026“DISCOVER THE SPIRITS: SHOCHU & AWAMORI”

一般消費者向け開催日時: 11月6日(金) 3PM–8PM
11月7日(土) 11AM–8PM
11月8日(日) 12PM–8PM
会場: Cirillo’s Academy 118 The Esplanade, Toronto, ON M5E 1A9
St. Lawrence Market隣
主催: ジェトロ(日本貿易振興機構)
共催: Sake Institute of Ontario(SIO)/ 在カナダ日本大使館

※イベントおよびワークショップの時間・内容は変更となる場合があります。
*「酒類を取り扱うイベントのため、ご入場は19歳以上の方に限らせていただく予定です。